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26話 男装令嬢は騎士団長とはじめて喧嘩をしました
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深呼吸をしてサイラスの執務室の扉をノックした。
「入れ」
凛とした声音で応答があり、ミアは静かに扉を開く。
山積みの紙束に囲まれたサイラスは、眉間に皺を寄せ机に向かっていた。カリカリと羽ペンの音が響くなか「失礼します」とサイラスの前に歩み寄る。
ちらりと視線を投げてくるサイラスに、ミアは背筋を伸ばした。
「キリのいいところまで進める。少し待て」
そのまま居心地悪く直立していると、しばらくしてサイラスは書類から顔を上げ、目頭を揉んだ。
「座って待っていればいい」
「いえ、そういうわけには」
「俺が落ち着かんから、座ってくれ」
部屋の主に命じられれば、固辞する理由はない。ミアは大人しく応接セットのソファに腰を落ち着けた。
「シャーロット殿下の件か?」
いつもならミアが嫌がるのもおかまいなく隣に腰かけるのに、執務机から移動したサイラスは、ミアの向かい側のソファに身体を沈めた。
なんとなく距離を取られ早くも不安に襲われたが、サイラスから話を振ってくれるのなら都合がいいと、ミアは口を開いた。
「なぜ私は近衛騎士の任を解かれたのでしょうか。問題があるなら直接おっしゃってください」
「お前に落ち度があったわけではない」
「なら、なぜ」
「納得しなければ引き下がらないと? 俺たちは国や王家を守る剣であり盾だ。事情を明らかにされなければ、命令に従わないつもりか?」
「いえ……」
王国騎士団はアマグスタニアを守護することが第一の存在意義だ。そのためには預かり知らぬところで決まった方針にも全身全霊で応えなければならない。
「ダンカンから聞いていると思うが、引き続き王宮内の警備と市中の巡回任務にはあたってもらう。以前と同じように励め」
「……承知しました」
ミアは消え入りそうな声でやっと返事をした。
「用件はそれだけか。すまないが、本日中に決裁しなければならない事案が溜まっている。退出して……」
「あの、十年前は助けて下さり、ありがとうございました」
サイラスの言葉を遮ると、一瞬にして場が凍り付く。
「……何のことだ」
腰を浮かせたサイラスの声音は強ばっていた。
「とぼけないでください。ヴォルフガルト領で騎士に斬られそうになった子供を助けたこと、覚えていらっしゃいますよね?」
逃がさないように視線で縫いとめるミアに、サイラスは観念したのか、ソファに再び腰を下ろした。
「……いつ気付いた?」
「数日前です。団長はもっと前、ですよね……」
ジョナサンの話では婚約が決まった時点で、サイラスは父に娘の命の恩人だと明かしている。
遅くとも婚約を持ち掛けた時、早ければ入団当時の五年前には、ミアに気付いていたことになる。
「知らずとはいえ、団長には失礼なことを多々申し上げました……」
「いや、憧れの騎士様の正体が俺では、がっかりしたことだろう」
「そんなことはありませんっ。……ただ、驚いただけで」
己の勘の悪さをミアは呪いたくなった。サイラスはミアが気づかなかったことに、さぞ呆れていることだろう。
「なぜ話してくださらなかったのですか?」
「お前は質問してばかりだな」
――それは、団長が素直にお答えにならないからですっ。
子どもをなだめるように笑うサイラスに向かって、ミアは心の中で毒づいた。サイラスはやはり、ミアを共に支え合う伴侶とは見なしていない。
騎士として私情を挟むなという。それは方便で、幼稚な婚約者に重要なことは話したくないのだ。
「……俺がかつてお前を助けたからといって何が変わる? それとも、何か不都合なことでもあるのか」
沈黙したミアに、一転してサイラスは眉を顰めた。ミアは即座に首を横に振る。何がサイラスの機嫌を損ねたのか、不審に思いながらも、ミアは落ち込んでいく気持ちを無理やり押し流した。
夕陽が窓から差し込み、まばゆい西日が部屋を染めていく。目を細めたサイラスは、窓辺に近寄り、カーテンを閉めた。
「……団長は、私に同情しているのですか?」
机上のランプに火を灯すと、サイラスは振り返った。その表情は薄闇のなかに半分溶けている。
「何が言いたい?」
「額の傷跡が私の今後の縁談に支障があると思われたのでは? それで、ご自身で責任をとろうとされたのでしょう。団長のせいなどではないので、それで婚約を決められたのなら、考え直して……」
「違う」
応接セットのテーブルにランプを置くと、サイラスは執務机にもたれかかり、ミアを見下ろす。
「勘違いするな。何度も言うが、公爵の立場としては、勢力争いを沈静化させるためにお前と婚約したのだ。それ以上でもそれ以下でもない」
「ならば運命をともにする者として、団長がシャーロット殿下と何を企んでいるのか、教えてくれてもいいじゃないですか!」
ミアの叫ぶような訴えに、サイラスは口を閉ざした。
「……泣くな」
ミアの隣に腰かけると、サイラスはミアの頬に指を滑らせた。自分でも頬に手をあてると目の縁からぽろぽろと滴が零れる。
「いえ、これは、その……」
言うそばから喉がつかえ、声が出せない。
悔しい、悲しい、苦しい。
収拾のつかない感情に、ミアは混乱した。その間にもとめどなく涙が溢れる。
腕で堰き止めようとするので、軍服の袖が濡れそぼっていく。サイラスから逃げるようにソファの肘掛けに寄り掛かるも、逆に腕で囲われ追い詰められてしまった。
「シャーロットに嫉妬しているのか?」
――え。
ぐずっと鼻をすすり、サイラスに目を向ける。
「俺と彼女が一緒にいたと聞いて、嫌だったか?」
「それは……」
「王国騎士のヴォルフガルトではなく、ミアとしてはどうだ?」
サイラスはもちろんのこと、性格に難はあるもののシャーロットのことも王族として尊敬している。しかし、仲睦まじく密会をしていると聞いて、モヤモヤと言い知れぬ嫌悪感を覚えたのも事実だった。
サイラスはソファの背もたれに手を置き、ミアをさらに包囲する。最後の手段とばかりに、ミアはサイラスに背を向けて縮こまると滑らかな生地に顔を埋めた。
「……婚約者の立場で言いますと、サイラス様が私に隠し事をするのは許せません」
くぐもった声で告げた直後、沈黙が降りた。
――お、怒らせてしまった……。
ダンカンの助言通り、包み隠さず本心を曝け出してみたが、失敗しているのは間違いない。サイラスが求めているのは、聞き分けのいい、公爵家をともに盛り立てることのできる人物であったはずだ。
穴があったら入りたいと猛省していると、背中に重みを感じた。
「だ、団長……?」
腹に回された両手にミアは心臓が跳ねあがる。ぐっと引き寄せられるや、尻に固いモノが当たり驚愕した。
「え、ちょっと、いきなりどうされたんです、かっ!」
「うっ」
反射的にサイラスの拘束を振りほどき、執務机のほうに逃れた。みぞおちに手をあて呻くサイラスに、ハッと我に返る。
「す、すみません……。つい」
心配するも、ミアはサイラスに近づくことができなかった。ゆっくり立ち上がったサイラスの表情からして怒っている雰囲気ではないので、安堵する。
「……いや、逆に安心した」
「え」
「嫌なことは嫌だと口にしろ」
「そ、そんな。これは、護身術が身体に染みついてしまっているだけで……」
優雅な脚さばきでミアに近づくなり、サイラスは天板に手をのせ、その身体でミアの退路を塞いだ。
薄暗いなかでも、温かみのあるモスグリーンの瞳は美しく、ミアは思わず見とれてしまう。
執務机に広がる紙の束が手のひらに触れると、本来の目的を思い出した。
――そういえば、まだ肝心な事が聞けていなかった。
「では、殿下と何を話されたのか、詳しく教えていただけませんか?」
「……殿下のご命令で他言できないのだ。それで許せ」
もっともらしい言い訳だが、それならば最初からそう言えばいいのだ。今更とってつけたような釈明に、ミアはより一層惨めになった。
「……もういいです」
自分でもどうかと思うほど、冷たい声が口をついた。サイラスの顔を見る気にもなれず、そっぽをむく。サイラスの機嫌をうかがう余裕などなく、ミアは拗ねてしまった。
「……執務中に押しかけてしまい、ご迷惑をお掛けしました。……失礼いたします」
腕の下をくぐり、扉に向かおうとすると、手首を掴まれ、執務机に押し付けられた。
腹が机の縁に食い込む勢いで、背後からサイラスが覆いかぶさってくる。
「……何がいいのだ?まだ話は終わってないぞ」
「団長が私を愛玩動物くらいにしか思っていないようなので、もう話すことはありません!」
――自分で自分を抉って、私は何がしたいんだろう……。
がくりと項垂れるミアの耳朶に鋭い痛みが走った。
「ひゃっ」
「……誰が何だって?」
サイラスはミアの耳たぶを甘噛みしたばかりでなく、耳の穴にまで舌を這わせる。
ミアは驚きに肩を跳ね上げた。
――耳を、な、舐められた!
「……愛玩動物に欲情するほど、俺は暇ではない」
耳を押えて振りかえれば、サイラスは口許だけで嗤っている。ミアは知らずにサイラスの逆鱗に触れてしまっていた。
「入れ」
凛とした声音で応答があり、ミアは静かに扉を開く。
山積みの紙束に囲まれたサイラスは、眉間に皺を寄せ机に向かっていた。カリカリと羽ペンの音が響くなか「失礼します」とサイラスの前に歩み寄る。
ちらりと視線を投げてくるサイラスに、ミアは背筋を伸ばした。
「キリのいいところまで進める。少し待て」
そのまま居心地悪く直立していると、しばらくしてサイラスは書類から顔を上げ、目頭を揉んだ。
「座って待っていればいい」
「いえ、そういうわけには」
「俺が落ち着かんから、座ってくれ」
部屋の主に命じられれば、固辞する理由はない。ミアは大人しく応接セットのソファに腰を落ち着けた。
「シャーロット殿下の件か?」
いつもならミアが嫌がるのもおかまいなく隣に腰かけるのに、執務机から移動したサイラスは、ミアの向かい側のソファに身体を沈めた。
なんとなく距離を取られ早くも不安に襲われたが、サイラスから話を振ってくれるのなら都合がいいと、ミアは口を開いた。
「なぜ私は近衛騎士の任を解かれたのでしょうか。問題があるなら直接おっしゃってください」
「お前に落ち度があったわけではない」
「なら、なぜ」
「納得しなければ引き下がらないと? 俺たちは国や王家を守る剣であり盾だ。事情を明らかにされなければ、命令に従わないつもりか?」
「いえ……」
王国騎士団はアマグスタニアを守護することが第一の存在意義だ。そのためには預かり知らぬところで決まった方針にも全身全霊で応えなければならない。
「ダンカンから聞いていると思うが、引き続き王宮内の警備と市中の巡回任務にはあたってもらう。以前と同じように励め」
「……承知しました」
ミアは消え入りそうな声でやっと返事をした。
「用件はそれだけか。すまないが、本日中に決裁しなければならない事案が溜まっている。退出して……」
「あの、十年前は助けて下さり、ありがとうございました」
サイラスの言葉を遮ると、一瞬にして場が凍り付く。
「……何のことだ」
腰を浮かせたサイラスの声音は強ばっていた。
「とぼけないでください。ヴォルフガルト領で騎士に斬られそうになった子供を助けたこと、覚えていらっしゃいますよね?」
逃がさないように視線で縫いとめるミアに、サイラスは観念したのか、ソファに再び腰を下ろした。
「……いつ気付いた?」
「数日前です。団長はもっと前、ですよね……」
ジョナサンの話では婚約が決まった時点で、サイラスは父に娘の命の恩人だと明かしている。
遅くとも婚約を持ち掛けた時、早ければ入団当時の五年前には、ミアに気付いていたことになる。
「知らずとはいえ、団長には失礼なことを多々申し上げました……」
「いや、憧れの騎士様の正体が俺では、がっかりしたことだろう」
「そんなことはありませんっ。……ただ、驚いただけで」
己の勘の悪さをミアは呪いたくなった。サイラスはミアが気づかなかったことに、さぞ呆れていることだろう。
「なぜ話してくださらなかったのですか?」
「お前は質問してばかりだな」
――それは、団長が素直にお答えにならないからですっ。
子どもをなだめるように笑うサイラスに向かって、ミアは心の中で毒づいた。サイラスはやはり、ミアを共に支え合う伴侶とは見なしていない。
騎士として私情を挟むなという。それは方便で、幼稚な婚約者に重要なことは話したくないのだ。
「……俺がかつてお前を助けたからといって何が変わる? それとも、何か不都合なことでもあるのか」
沈黙したミアに、一転してサイラスは眉を顰めた。ミアは即座に首を横に振る。何がサイラスの機嫌を損ねたのか、不審に思いながらも、ミアは落ち込んでいく気持ちを無理やり押し流した。
夕陽が窓から差し込み、まばゆい西日が部屋を染めていく。目を細めたサイラスは、窓辺に近寄り、カーテンを閉めた。
「……団長は、私に同情しているのですか?」
机上のランプに火を灯すと、サイラスは振り返った。その表情は薄闇のなかに半分溶けている。
「何が言いたい?」
「額の傷跡が私の今後の縁談に支障があると思われたのでは? それで、ご自身で責任をとろうとされたのでしょう。団長のせいなどではないので、それで婚約を決められたのなら、考え直して……」
「違う」
応接セットのテーブルにランプを置くと、サイラスは執務机にもたれかかり、ミアを見下ろす。
「勘違いするな。何度も言うが、公爵の立場としては、勢力争いを沈静化させるためにお前と婚約したのだ。それ以上でもそれ以下でもない」
「ならば運命をともにする者として、団長がシャーロット殿下と何を企んでいるのか、教えてくれてもいいじゃないですか!」
ミアの叫ぶような訴えに、サイラスは口を閉ざした。
「……泣くな」
ミアの隣に腰かけると、サイラスはミアの頬に指を滑らせた。自分でも頬に手をあてると目の縁からぽろぽろと滴が零れる。
「いえ、これは、その……」
言うそばから喉がつかえ、声が出せない。
悔しい、悲しい、苦しい。
収拾のつかない感情に、ミアは混乱した。その間にもとめどなく涙が溢れる。
腕で堰き止めようとするので、軍服の袖が濡れそぼっていく。サイラスから逃げるようにソファの肘掛けに寄り掛かるも、逆に腕で囲われ追い詰められてしまった。
「シャーロットに嫉妬しているのか?」
――え。
ぐずっと鼻をすすり、サイラスに目を向ける。
「俺と彼女が一緒にいたと聞いて、嫌だったか?」
「それは……」
「王国騎士のヴォルフガルトではなく、ミアとしてはどうだ?」
サイラスはもちろんのこと、性格に難はあるもののシャーロットのことも王族として尊敬している。しかし、仲睦まじく密会をしていると聞いて、モヤモヤと言い知れぬ嫌悪感を覚えたのも事実だった。
サイラスはソファの背もたれに手を置き、ミアをさらに包囲する。最後の手段とばかりに、ミアはサイラスに背を向けて縮こまると滑らかな生地に顔を埋めた。
「……婚約者の立場で言いますと、サイラス様が私に隠し事をするのは許せません」
くぐもった声で告げた直後、沈黙が降りた。
――お、怒らせてしまった……。
ダンカンの助言通り、包み隠さず本心を曝け出してみたが、失敗しているのは間違いない。サイラスが求めているのは、聞き分けのいい、公爵家をともに盛り立てることのできる人物であったはずだ。
穴があったら入りたいと猛省していると、背中に重みを感じた。
「だ、団長……?」
腹に回された両手にミアは心臓が跳ねあがる。ぐっと引き寄せられるや、尻に固いモノが当たり驚愕した。
「え、ちょっと、いきなりどうされたんです、かっ!」
「うっ」
反射的にサイラスの拘束を振りほどき、執務机のほうに逃れた。みぞおちに手をあて呻くサイラスに、ハッと我に返る。
「す、すみません……。つい」
心配するも、ミアはサイラスに近づくことができなかった。ゆっくり立ち上がったサイラスの表情からして怒っている雰囲気ではないので、安堵する。
「……いや、逆に安心した」
「え」
「嫌なことは嫌だと口にしろ」
「そ、そんな。これは、護身術が身体に染みついてしまっているだけで……」
優雅な脚さばきでミアに近づくなり、サイラスは天板に手をのせ、その身体でミアの退路を塞いだ。
薄暗いなかでも、温かみのあるモスグリーンの瞳は美しく、ミアは思わず見とれてしまう。
執務机に広がる紙の束が手のひらに触れると、本来の目的を思い出した。
――そういえば、まだ肝心な事が聞けていなかった。
「では、殿下と何を話されたのか、詳しく教えていただけませんか?」
「……殿下のご命令で他言できないのだ。それで許せ」
もっともらしい言い訳だが、それならば最初からそう言えばいいのだ。今更とってつけたような釈明に、ミアはより一層惨めになった。
「……もういいです」
自分でもどうかと思うほど、冷たい声が口をついた。サイラスの顔を見る気にもなれず、そっぽをむく。サイラスの機嫌をうかがう余裕などなく、ミアは拗ねてしまった。
「……執務中に押しかけてしまい、ご迷惑をお掛けしました。……失礼いたします」
腕の下をくぐり、扉に向かおうとすると、手首を掴まれ、執務机に押し付けられた。
腹が机の縁に食い込む勢いで、背後からサイラスが覆いかぶさってくる。
「……何がいいのだ?まだ話は終わってないぞ」
「団長が私を愛玩動物くらいにしか思っていないようなので、もう話すことはありません!」
――自分で自分を抉って、私は何がしたいんだろう……。
がくりと項垂れるミアの耳朶に鋭い痛みが走った。
「ひゃっ」
「……誰が何だって?」
サイラスはミアの耳たぶを甘噛みしたばかりでなく、耳の穴にまで舌を這わせる。
ミアは驚きに肩を跳ね上げた。
――耳を、な、舐められた!
「……愛玩動物に欲情するほど、俺は暇ではない」
耳を押えて振りかえれば、サイラスは口許だけで嗤っている。ミアは知らずにサイラスの逆鱗に触れてしまっていた。
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