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22話 男装令嬢ははじめて恋をしました
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「いたっ」
脳天に木剣の打撃をくらい、ミアはしゃがみ込む。
せっかくダンカンに剣の稽古をつけてもらっているのに、ミアは集中できずにいた。中堅騎士の常にない失態に、二人一組になって打ち合いを行っている他の騎士団員たちが、ちらちらと様子を窺っていた。
「素人みたいな動きじゃないか」
「もう一度、お願いします」
木剣で肩を叩きながら、ダンカンは呆れかえる。ミアは立ち上がり、取り落した訓練用の木剣を構えなおした。
「何度やっても今日は無駄だ。……基礎からやり直すぞ」
ミアが手にする得物を回収すると、ダンカンは訓練場の外を親指で示した。
「巡回がてら城壁の外を走るぞ」
「ええ……」
城壁沿いは起伏が激しく、歩いて一周するだけでも一仕事だ。訓練を嫌がらないミアでも音をあげるほど過酷なコースである。まだ素振りを何百回もするほうがマシだ。
「ふぬけた剣さばきを新人に見せたいなら無理強いはしないぞ」
ダンカンの皮肉にミアは、しぶしぶ従った。
晴れ渡った空の下、乾いた空気が埃っぽい砂を巻き上げていく。アマグスタニアの王都は大地が隆起した、いわば陸の孤島のような地形の上に城下街が形成されている。そのため城壁のふもとは傾斜がきつい。
「……で、団長と何かあったのか?」
隣で歩幅を合わせて走るダンカンに、ミアは返答をためらった。息を整えるふりをして、間を持たせようとしたが、ダンカンの無言の圧力に負ける。
「……なんだか団長の顔がまともに見れなくて、ですね……」
散々やることをやっておきながら、先日の散策以来、サイラスの姿を見つけると物陰に隠れてしまうようになった。先日など、すれ違いそうになったサイラスを避けるため、植込みの陰に蹲ってしまい、そばを通り過ぎる騎士団員たちに不審がられた。
目顔で「それで?」と促すダンカンに、ためらいがちに白状する。
「団長も血迷ったことをおっしゃるし……」
「何言われたんだ?」
「聞き間違いじゃなければ、私のことが、愛おしいって……」
「……この世の終わりみたいに言ってるが、そもそも団長の婚約者だろ、お前」
「でも、私を婚約者に決めたのは、公爵家のためですよね。……好悪のあるなしは関係ないはずなのに」
いきなり愛しいなんて言われても、ミアはどうすればいいのか分からない。剣を振ることしか経験してこなかった自分には、手に余る問題だ。
最も厄介なのが、サイラスを憎からず思いはじめている自分自身である。
「気持ちがともなっていれば、一石二鳥じゃないか。何をそんなに悩んでいるんだ?」
急斜面を軽快に走り抜けるダンカンに遅れをとっていたミアは、その背中に向けて、身体のなかで渦巻く得体のしれない感情をぶつけた。
「どうやって団長と接すればいいのか、判らないんだもんっ」
ハッと口許を押さえたが、もう遅い。ミアの子供じみた愚痴にダンカンは足を止める。
眼下には、王都を支える畑や牧草地が地平線の彼方まで続いていた。
「……休憩するか」
城壁からほど近いとはいえ、魔犬が群れで出没していると聞いていたのを口実に、ミアは立ったまま辺りを警戒した。
「座れよ」
その場に腰を下ろしたダンカンに誘われるも、気まずさに結構ですと断る。
「ミア坊は団長が好きなんだろ」
「……好き」
俯くミアに「そこは迷うのか」とダンカンは苦笑した。
「副団長のこともお慕いしていますが、それとどう違うのでしょうか……」
「誤解を招くようなことを言うなよ」
額を掻きながらダンカンは言葉を選ぶように、ゆっくりとミアに告げる。
「団長と面と向かって会うのが、嫌なのか?」
「そうではありません!」
むしろ声が聞こえれば無意識に彼の姿を探している。だが、実際遭遇しそうになると、脚が勝手に逃げ出してしまうのだ。
泣きそうになりながら相反する状況を訴えると、ダンカンは顎に親指と人差し指を添える。
「……団長のことを一日中考えていることはあるか?」
「それはないですけど……」
「けどなんだ?」
「いろんなものを見かける度に、団長を思い出してしまいます……」
城下街を警邏中に屋台を見かけると、サイラスは怪しみながらも肉の串焼きをまんざらでもなさそうに食べていたな、とか、立派な仕立てのコートを眺めてはサイラスに似合うかなど、益体もないことを考えてしまう。
「で、そんなときミア坊はどう思うんだ?」
ダンカンは目を眇め、ミアを問い詰める。
「……なんだか胸があたたかくなります」
「家族を思い出すときと同じ暖かさか?」
サイラスを思うと泣きたくなることがあるが、家族にそんな思いを抱いたことはない。
「ミア坊にとって団長は特別だってことだ」
言い聞かせるようにダンカンはミアの顔を指さし「判ったか」と念押しする。
――じゃあ、私、団長のことをそういう意味で「好き」になっちゃったってこと……?
頬に手を当てしゃがみ込んだミアの横で、ダンカンはぐっと伸びをする。
「晴れて名実ともに公爵夫人になれるんだ、よかったじゃないか」
「……団長は本当に私を憎からず思っているのでしょうか?」
「いきなり恋する乙女になってどうした? 告白されたんだろ?」
「愛おしいというのは、犬猫にも使う言葉ですよ」
「考えすぎだろう。……まあ、仮面公爵様は腹の底では何をお考えなのか分からん部分もあるからな。現に疎遠だったシャーロット殿下とも……」
「団長と殿下がどうかされたのですか?」
ミアが問いかけるとダンカンはぴたりと口を噤んだ。
「……いや、何でもない」
「副団長、私の目を見ても同じことが言えますか?」
ミアは、ヴォルフガルト家特有のルビーを彷彿とさせる瞳で威圧し、獲物を狙う狼のごとくダンカンを追い詰めていく。
「……とりあえず離れてくれ」
ダンカンの顔を覗き込むようにしていたミアは、言われた通り姿勢を正した。
「……最近、団長がシャーロット殿下と奥宮殿で密会しているようでな」
「密会。……何か派閥間で不穏な動きでもあるのでしょうか?」
現状、国王派と反国王派、どちらにも権力は集中していないはずだ。王都から離れた領主たち同士で小競り合いはあるものの、小火程度で済んでいる。シャーロットは積極的に政に関わっているので、サイラスは何か相談事を持ちかけたのだろうか。
「お前は真面目だな」
ミアは首を傾げた。
「俺がその噂を誰から聞いたと思う?」
はて、ダンカンも公爵家に連なる貴族である。どこで二人の噂を耳にしようが、なんら不思議はないはずだが。
「奥宮殿に勤める従姉妹からだよ」
意外な噂の出所に、ミアは瞳をぱちぱちと瞬いた。
それはつまり。
「どういうことですか……」
ますます困惑するミアに「箱入りにもほどがあるだろ……」とダンカンは呆れかえった。
「公務で出向いているならわざわざ奥で会う必要はない」
「なるほど……?」
「本当に意味判っているのか。……つまり、二人は人目を忍んで逢瀬を重ねているんじゃないかっていう噂だ。みなまで言わすなよ」
サイラスがミアに内緒でシャーロットにこっそり会っている。ミアに愛を告げたサイラスも現実に存在する。どちらも真実だとしたらサイラスの行動はどう説明すればいいのか。
――悩んでもしょうがない。こうなったら団長に直接聞こう。
おもむろに立ち上がったミアに、ダンカンは心配そうな視線を投げかけた。
「団長に訊いてみます」
「相変わらず前向きだな」
「悩んでいても堂々巡りですもん。不安の種を持ち出したのは副団長ですからね」
腰に手をあて、ミアは口調を強くした。
「それは反省する。申し訳ない」
「なら城壁を一周するのは中止にしても……」
「それとこれは別問題だ。日々の鍛錬を怠っていてはいざという時、使い物にならない」
「……承知しました」
サイラスの本音を早く確かめたい思いから、自然駆ける脚が速くなる。
「ミア坊、もう少しゆっくり走れ……」
後方で息を切らすダンカンを置き去りに、己の思考に没頭するミアであった。
脳天に木剣の打撃をくらい、ミアはしゃがみ込む。
せっかくダンカンに剣の稽古をつけてもらっているのに、ミアは集中できずにいた。中堅騎士の常にない失態に、二人一組になって打ち合いを行っている他の騎士団員たちが、ちらちらと様子を窺っていた。
「素人みたいな動きじゃないか」
「もう一度、お願いします」
木剣で肩を叩きながら、ダンカンは呆れかえる。ミアは立ち上がり、取り落した訓練用の木剣を構えなおした。
「何度やっても今日は無駄だ。……基礎からやり直すぞ」
ミアが手にする得物を回収すると、ダンカンは訓練場の外を親指で示した。
「巡回がてら城壁の外を走るぞ」
「ええ……」
城壁沿いは起伏が激しく、歩いて一周するだけでも一仕事だ。訓練を嫌がらないミアでも音をあげるほど過酷なコースである。まだ素振りを何百回もするほうがマシだ。
「ふぬけた剣さばきを新人に見せたいなら無理強いはしないぞ」
ダンカンの皮肉にミアは、しぶしぶ従った。
晴れ渡った空の下、乾いた空気が埃っぽい砂を巻き上げていく。アマグスタニアの王都は大地が隆起した、いわば陸の孤島のような地形の上に城下街が形成されている。そのため城壁のふもとは傾斜がきつい。
「……で、団長と何かあったのか?」
隣で歩幅を合わせて走るダンカンに、ミアは返答をためらった。息を整えるふりをして、間を持たせようとしたが、ダンカンの無言の圧力に負ける。
「……なんだか団長の顔がまともに見れなくて、ですね……」
散々やることをやっておきながら、先日の散策以来、サイラスの姿を見つけると物陰に隠れてしまうようになった。先日など、すれ違いそうになったサイラスを避けるため、植込みの陰に蹲ってしまい、そばを通り過ぎる騎士団員たちに不審がられた。
目顔で「それで?」と促すダンカンに、ためらいがちに白状する。
「団長も血迷ったことをおっしゃるし……」
「何言われたんだ?」
「聞き間違いじゃなければ、私のことが、愛おしいって……」
「……この世の終わりみたいに言ってるが、そもそも団長の婚約者だろ、お前」
「でも、私を婚約者に決めたのは、公爵家のためですよね。……好悪のあるなしは関係ないはずなのに」
いきなり愛しいなんて言われても、ミアはどうすればいいのか分からない。剣を振ることしか経験してこなかった自分には、手に余る問題だ。
最も厄介なのが、サイラスを憎からず思いはじめている自分自身である。
「気持ちがともなっていれば、一石二鳥じゃないか。何をそんなに悩んでいるんだ?」
急斜面を軽快に走り抜けるダンカンに遅れをとっていたミアは、その背中に向けて、身体のなかで渦巻く得体のしれない感情をぶつけた。
「どうやって団長と接すればいいのか、判らないんだもんっ」
ハッと口許を押さえたが、もう遅い。ミアの子供じみた愚痴にダンカンは足を止める。
眼下には、王都を支える畑や牧草地が地平線の彼方まで続いていた。
「……休憩するか」
城壁からほど近いとはいえ、魔犬が群れで出没していると聞いていたのを口実に、ミアは立ったまま辺りを警戒した。
「座れよ」
その場に腰を下ろしたダンカンに誘われるも、気まずさに結構ですと断る。
「ミア坊は団長が好きなんだろ」
「……好き」
俯くミアに「そこは迷うのか」とダンカンは苦笑した。
「副団長のこともお慕いしていますが、それとどう違うのでしょうか……」
「誤解を招くようなことを言うなよ」
額を掻きながらダンカンは言葉を選ぶように、ゆっくりとミアに告げる。
「団長と面と向かって会うのが、嫌なのか?」
「そうではありません!」
むしろ声が聞こえれば無意識に彼の姿を探している。だが、実際遭遇しそうになると、脚が勝手に逃げ出してしまうのだ。
泣きそうになりながら相反する状況を訴えると、ダンカンは顎に親指と人差し指を添える。
「……団長のことを一日中考えていることはあるか?」
「それはないですけど……」
「けどなんだ?」
「いろんなものを見かける度に、団長を思い出してしまいます……」
城下街を警邏中に屋台を見かけると、サイラスは怪しみながらも肉の串焼きをまんざらでもなさそうに食べていたな、とか、立派な仕立てのコートを眺めてはサイラスに似合うかなど、益体もないことを考えてしまう。
「で、そんなときミア坊はどう思うんだ?」
ダンカンは目を眇め、ミアを問い詰める。
「……なんだか胸があたたかくなります」
「家族を思い出すときと同じ暖かさか?」
サイラスを思うと泣きたくなることがあるが、家族にそんな思いを抱いたことはない。
「ミア坊にとって団長は特別だってことだ」
言い聞かせるようにダンカンはミアの顔を指さし「判ったか」と念押しする。
――じゃあ、私、団長のことをそういう意味で「好き」になっちゃったってこと……?
頬に手を当てしゃがみ込んだミアの横で、ダンカンはぐっと伸びをする。
「晴れて名実ともに公爵夫人になれるんだ、よかったじゃないか」
「……団長は本当に私を憎からず思っているのでしょうか?」
「いきなり恋する乙女になってどうした? 告白されたんだろ?」
「愛おしいというのは、犬猫にも使う言葉ですよ」
「考えすぎだろう。……まあ、仮面公爵様は腹の底では何をお考えなのか分からん部分もあるからな。現に疎遠だったシャーロット殿下とも……」
「団長と殿下がどうかされたのですか?」
ミアが問いかけるとダンカンはぴたりと口を噤んだ。
「……いや、何でもない」
「副団長、私の目を見ても同じことが言えますか?」
ミアは、ヴォルフガルト家特有のルビーを彷彿とさせる瞳で威圧し、獲物を狙う狼のごとくダンカンを追い詰めていく。
「……とりあえず離れてくれ」
ダンカンの顔を覗き込むようにしていたミアは、言われた通り姿勢を正した。
「……最近、団長がシャーロット殿下と奥宮殿で密会しているようでな」
「密会。……何か派閥間で不穏な動きでもあるのでしょうか?」
現状、国王派と反国王派、どちらにも権力は集中していないはずだ。王都から離れた領主たち同士で小競り合いはあるものの、小火程度で済んでいる。シャーロットは積極的に政に関わっているので、サイラスは何か相談事を持ちかけたのだろうか。
「お前は真面目だな」
ミアは首を傾げた。
「俺がその噂を誰から聞いたと思う?」
はて、ダンカンも公爵家に連なる貴族である。どこで二人の噂を耳にしようが、なんら不思議はないはずだが。
「奥宮殿に勤める従姉妹からだよ」
意外な噂の出所に、ミアは瞳をぱちぱちと瞬いた。
それはつまり。
「どういうことですか……」
ますます困惑するミアに「箱入りにもほどがあるだろ……」とダンカンは呆れかえった。
「公務で出向いているならわざわざ奥で会う必要はない」
「なるほど……?」
「本当に意味判っているのか。……つまり、二人は人目を忍んで逢瀬を重ねているんじゃないかっていう噂だ。みなまで言わすなよ」
サイラスがミアに内緒でシャーロットにこっそり会っている。ミアに愛を告げたサイラスも現実に存在する。どちらも真実だとしたらサイラスの行動はどう説明すればいいのか。
――悩んでもしょうがない。こうなったら団長に直接聞こう。
おもむろに立ち上がったミアに、ダンカンは心配そうな視線を投げかけた。
「団長に訊いてみます」
「相変わらず前向きだな」
「悩んでいても堂々巡りですもん。不安の種を持ち出したのは副団長ですからね」
腰に手をあて、ミアは口調を強くした。
「それは反省する。申し訳ない」
「なら城壁を一周するのは中止にしても……」
「それとこれは別問題だ。日々の鍛錬を怠っていてはいざという時、使い物にならない」
「……承知しました」
サイラスの本音を早く確かめたい思いから、自然駆ける脚が速くなる。
「ミア坊、もう少しゆっくり走れ……」
後方で息を切らすダンカンを置き去りに、己の思考に没頭するミアであった。
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