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15話 男装令嬢は王女殿下に喧嘩を売られました
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「サイラスを弄ぶのはお止めなさい」
陽光が降り注ぐシャーロットの私室は、しんと静まり返っている。突然のことに、ミアは頭ひとつぶん小柄な王女を不躾に見下ろすことになってしまった。
「聞いているのかしら?」
「はっ」
我に返ったミアはシャーロットの前に跪き、頭を垂れる。
急に呼び出されるのは、近衛騎士になってから日常茶飯事であった。今度はどんな無茶な【お願い】を申しつけられるのか、予想していたどれにも当てはまらないシャーロットの詰問に、反応が遅れる。
「バッハシュタイン公爵家はアマグスタニア王家に連なる血統を誇っているわ。本来であれば、姉様たちか私が彼を支えるべきなの。……貴女、サイラスが女嫌いなんて根も葉もない噂を本気にして言い寄ったのでしょう?」
降り注ぐ言葉に、ミアは床を見つめるしかなかった。
「申し開きがあるのなら仰いなさい」
まったくもって許す気配のないシャーロットだが、体裁は整えようとしているようである。
「僭越ながら申し上げますと、団長から求婚され今に至る次第です」
サイラスはミアに黙っていろとは命じていない。シャーロットに嘘をつく必要もないため、真実を述べたのだが。
「……顔をあげなさい」
シャーロットは眦を吊り上げ、青みがかった紫の瞳を揺らめかせた。
「サイラスと口裏を合わせているのね。……そうまでして私の夫になりたくないのかしら」
サイラスの真意はミアには判りかねる。だが、ミアと婚約する前に、シャーロットとの関係は破談になっているのだ。ミアがいなくても彼は、王宮内の権力バランスを維持するため、シャーロットからの求婚を断っていただろう。
ただの八つ当たりである。
今にも泣き出しそうな主に、どう対応すればいいのか、ミアは無い知恵を絞っていると。
「……貴女、サイラスを愛しているの?」
「え?」
「任務中だということを差し引いても、なんだかよそよそしくってよ」
サイラスはともかくミアの態度がぎこちないのは、間違っていない。意識しないようにつとめても、彼のそばに居ると落ち着かないのである。
騎士団長ばかり見ているのかと思えば、そうではない王女にミアは感心したが、自分に対して敵意を抱いているのが悲しい。どうすればこの身を賭して王家に仕えていることを信じてもらえるのか。
ミアの苦悩をよそにシャーロットは、居丈高に顎を反らせた。
「どういうつもりでサイラスに近づいたか知らないけれど、彼を愛していないなら婚約を破棄して頂けるかしら?」
「それはできません」
はっきりと答えたミアに、シャーロットは興味深げに首を傾げる。
「貴女には公爵夫人は荷が重いのじゃなくて?。適材適所、我が国が誇る戦闘一族らしく、戦士として生きるほうが幸せでしょうに」
それは願ってもない人生だ。
ミアもそうしたいのはやまやまなのだが、状況が許さず、苦心している。だからといってサイラスと交わした約束を違えることもできない。
笑えるほど八方塞がりなのである。
「団長が婚約を破棄したいと仰るならまだしも、殿下に反対されたからといって引き下がるつもりはありません」
決意を込めた眼差しで、シャーロットを迎え撃つ。サイラスはこの国の行く末を案じて、ミアを選んだのだ。彼の期待を裏切りたくはない。
もういっそ、自分たちの思惑をぶちまけてしまおうか―。
しかし、今のシャーロットがミアの言葉をどこまで信じるか分からない。漏らすことで公爵家の立場を危うくする可能性もあり、ミアは口を噤むしかなかった。
「ならば、覚悟なさい」
豊満な胸元を見せつけるようにシャーロットは腕組みをし、ミアに命じる。
「来月、舞踏会を主催するわ。そこでどちらがサイラスに選ばれるか、勝負しなさい」
剣技以外の勝負ごとに疎いミアは何を競い合うのか、見当がつかなかった。
勝ち誇ったようなシャーロットの笑みに、ミアは戸惑いを隠せないでいる。
数日後、サイラスの屋敷にミア宛の荷物が届いた。
人の背丈ほどもある長方形の平たい箱が、ミアの部屋に運び込まれる。幸いサイラスは王宮に招集されており、不在だった。真っ白な箱は、紫色のリボンで封をされている。送り主はリボンの色と同じ瞳を持つシャーロットだ。
サイラスにではなく、ミア宛ということで警戒心は増すが、開けないわけにはいかない。
――さすがに危ないモノは入っていない、よね……?
用心しつつ、滑らかな肌触りのリボンを紐解き、蓋を開けると。
「まあまあ」
ミアの身の回りの世話を引き受けてくれているメイド長は、ふっくらとした頬に、ふくよかな手をあて感嘆の声を漏らした。彼女はサイラスの乳母を勤めたメイドだ。今でも『坊ちゃま』といってはばからない彼女に、サイラスは頭があがらないようなので、ミアも大人しく従うことにしている。
箱の中には、ガーネット色のパーティードレスが納まっていた。光沢のあるベルベット生地は照明のもとで艶めいている。
「ミア様の瞳とお揃いですわね」
我がことのように微笑むメイド長にせっつかれ、鏡の前でドレスを翳した。
角度が変わると、鮮やかな赤から黒に近い深紅まで色合いが変化する。胸元がざっくり開いた意匠に、胸板の薄いミアは悪意を感じた。
ドレスに同封された手紙には、舞踏会当日は【公爵の婚約者】として参加するように、と記されている。
――彼が貴女を大事にしているなら、どんな姿でも貴女を最初のダンスの相手に選ぶでしょう? そうすれば彼の婚約者として認めて差し上げます。
なお、このことをサイラスに話せば、近衛騎士の資格をはく奪すると、締めくくられていた。
勝負にならないのは目に見えている。
礼儀としてサイラスは、ホストであるシャーロットを優先するはずだ。彼は騎士団長である前に、アマグスタニア王国の大貴族である。王権をないがしろにすれば、地盤が危うくなる立場だ。
――舞踏会に参加しなければいけないことは、話していいよね。
黙っていて信頼を失うのは避けたいが、近衛騎士から外されるのも防ぎたい。
サイラスにどこまで明かすのが最善なのか、線引きに迷ってしていると、扉がノックされ、家令がサイラスの帰りを告げる。
ミアは意を決して立ち上がった。
陽光が降り注ぐシャーロットの私室は、しんと静まり返っている。突然のことに、ミアは頭ひとつぶん小柄な王女を不躾に見下ろすことになってしまった。
「聞いているのかしら?」
「はっ」
我に返ったミアはシャーロットの前に跪き、頭を垂れる。
急に呼び出されるのは、近衛騎士になってから日常茶飯事であった。今度はどんな無茶な【お願い】を申しつけられるのか、予想していたどれにも当てはまらないシャーロットの詰問に、反応が遅れる。
「バッハシュタイン公爵家はアマグスタニア王家に連なる血統を誇っているわ。本来であれば、姉様たちか私が彼を支えるべきなの。……貴女、サイラスが女嫌いなんて根も葉もない噂を本気にして言い寄ったのでしょう?」
降り注ぐ言葉に、ミアは床を見つめるしかなかった。
「申し開きがあるのなら仰いなさい」
まったくもって許す気配のないシャーロットだが、体裁は整えようとしているようである。
「僭越ながら申し上げますと、団長から求婚され今に至る次第です」
サイラスはミアに黙っていろとは命じていない。シャーロットに嘘をつく必要もないため、真実を述べたのだが。
「……顔をあげなさい」
シャーロットは眦を吊り上げ、青みがかった紫の瞳を揺らめかせた。
「サイラスと口裏を合わせているのね。……そうまでして私の夫になりたくないのかしら」
サイラスの真意はミアには判りかねる。だが、ミアと婚約する前に、シャーロットとの関係は破談になっているのだ。ミアがいなくても彼は、王宮内の権力バランスを維持するため、シャーロットからの求婚を断っていただろう。
ただの八つ当たりである。
今にも泣き出しそうな主に、どう対応すればいいのか、ミアは無い知恵を絞っていると。
「……貴女、サイラスを愛しているの?」
「え?」
「任務中だということを差し引いても、なんだかよそよそしくってよ」
サイラスはともかくミアの態度がぎこちないのは、間違っていない。意識しないようにつとめても、彼のそばに居ると落ち着かないのである。
騎士団長ばかり見ているのかと思えば、そうではない王女にミアは感心したが、自分に対して敵意を抱いているのが悲しい。どうすればこの身を賭して王家に仕えていることを信じてもらえるのか。
ミアの苦悩をよそにシャーロットは、居丈高に顎を反らせた。
「どういうつもりでサイラスに近づいたか知らないけれど、彼を愛していないなら婚約を破棄して頂けるかしら?」
「それはできません」
はっきりと答えたミアに、シャーロットは興味深げに首を傾げる。
「貴女には公爵夫人は荷が重いのじゃなくて?。適材適所、我が国が誇る戦闘一族らしく、戦士として生きるほうが幸せでしょうに」
それは願ってもない人生だ。
ミアもそうしたいのはやまやまなのだが、状況が許さず、苦心している。だからといってサイラスと交わした約束を違えることもできない。
笑えるほど八方塞がりなのである。
「団長が婚約を破棄したいと仰るならまだしも、殿下に反対されたからといって引き下がるつもりはありません」
決意を込めた眼差しで、シャーロットを迎え撃つ。サイラスはこの国の行く末を案じて、ミアを選んだのだ。彼の期待を裏切りたくはない。
もういっそ、自分たちの思惑をぶちまけてしまおうか―。
しかし、今のシャーロットがミアの言葉をどこまで信じるか分からない。漏らすことで公爵家の立場を危うくする可能性もあり、ミアは口を噤むしかなかった。
「ならば、覚悟なさい」
豊満な胸元を見せつけるようにシャーロットは腕組みをし、ミアに命じる。
「来月、舞踏会を主催するわ。そこでどちらがサイラスに選ばれるか、勝負しなさい」
剣技以外の勝負ごとに疎いミアは何を競い合うのか、見当がつかなかった。
勝ち誇ったようなシャーロットの笑みに、ミアは戸惑いを隠せないでいる。
数日後、サイラスの屋敷にミア宛の荷物が届いた。
人の背丈ほどもある長方形の平たい箱が、ミアの部屋に運び込まれる。幸いサイラスは王宮に招集されており、不在だった。真っ白な箱は、紫色のリボンで封をされている。送り主はリボンの色と同じ瞳を持つシャーロットだ。
サイラスにではなく、ミア宛ということで警戒心は増すが、開けないわけにはいかない。
――さすがに危ないモノは入っていない、よね……?
用心しつつ、滑らかな肌触りのリボンを紐解き、蓋を開けると。
「まあまあ」
ミアの身の回りの世話を引き受けてくれているメイド長は、ふっくらとした頬に、ふくよかな手をあて感嘆の声を漏らした。彼女はサイラスの乳母を勤めたメイドだ。今でも『坊ちゃま』といってはばからない彼女に、サイラスは頭があがらないようなので、ミアも大人しく従うことにしている。
箱の中には、ガーネット色のパーティードレスが納まっていた。光沢のあるベルベット生地は照明のもとで艶めいている。
「ミア様の瞳とお揃いですわね」
我がことのように微笑むメイド長にせっつかれ、鏡の前でドレスを翳した。
角度が変わると、鮮やかな赤から黒に近い深紅まで色合いが変化する。胸元がざっくり開いた意匠に、胸板の薄いミアは悪意を感じた。
ドレスに同封された手紙には、舞踏会当日は【公爵の婚約者】として参加するように、と記されている。
――彼が貴女を大事にしているなら、どんな姿でも貴女を最初のダンスの相手に選ぶでしょう? そうすれば彼の婚約者として認めて差し上げます。
なお、このことをサイラスに話せば、近衛騎士の資格をはく奪すると、締めくくられていた。
勝負にならないのは目に見えている。
礼儀としてサイラスは、ホストであるシャーロットを優先するはずだ。彼は騎士団長である前に、アマグスタニア王国の大貴族である。王権をないがしろにすれば、地盤が危うくなる立場だ。
――舞踏会に参加しなければいけないことは、話していいよね。
黙っていて信頼を失うのは避けたいが、近衛騎士から外されるのも防ぎたい。
サイラスにどこまで明かすのが最善なのか、線引きに迷ってしていると、扉がノックされ、家令がサイラスの帰りを告げる。
ミアは意を決して立ち上がった。
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