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11話 騎士団長の愛撫が激しいです♡
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ミアが躊躇う隙をついて、サイラスの舌が口内に潜り込む。
「……っ」
粘膜同士が擦れ、ミアは思考停止に陥った。サイラスの体温は熱く、酔いそうになる。
「はあ……」
唾液の糸をつないだまま唇を離すとサイラスは、ミアの軍服の釦に手を掛けた。その下のシャツの釦も同じように外していき、前を開いたサイラスの指が、ぴたりと動きを止める。
「わっ! な、え、団長。何を……」
キスの余韻でぼんやりしていたミアは、はだけた上半身に混乱した。
「今さら何を言っている。それよりも何だ、これは……」
生成りの布で胸元を覆っているのがそんなにも不自然なのだろうか。ささやかな乳房でも押しつぶしておかないと、膨らみは目立つし、戦闘時には邪魔になるのだ。
「出回っている胸当ては使えないので……」
城下街のランジェリー店に売っているのは、胸をいかに美しく見せるかを競うものばかりで、身体を動かすのに適さない。
仕方なく自己流で処理をするしかなかった。
サイラスは生地越しに指を滑らせる。
「……薄すぎる」
乳首を引っ掻かれ、ミアは、びくりと身体を震わせた。
「ひっ……」
「これでは隠しているとは言えん。……今度お前専用に下着を作らせよう」
サイラスの愛撫に胸の尖りは、意思とは関係なくぷくりと膨れ上がる。さらに親指と人差し指でこねられると、言いようのない痺れが全身を駆け抜けた。
「あ、はぁ……っ」
「気持ちいいか……」
淡いモスグリーンの瞳はミアの痴態を見逃さない。するりと布の結び目が解かれ、小さな乳房がサイラスの目の前に晒された。
剣だこで硬くなったてのひらが、吸い付くようにミアの膨らみを包み込む。揉みしだかれながら乳首もこねられると、何も考えられなくなった。
――ど、ど、どうなっているの⁉
混乱する思いとは裏腹に、腹の奥が経験したことのない疼きを訴えてくる。どくどくと何かが溢れ、下肢が湿り気を帯びてきた。
――き、気持ち悪い……。
下腹をもぞもぞと動かしていると、サイラスはミアを膝立ちにさせ、ズボンを剥いでいく。
「……!」
「……濡れているな」
下着の上から陰部の割れ目を撫でられる。くちゅりと小さな水音がして、ミアは何の音だろうと呆然とした。
「あ、な……あんっ」
甲高い声に、ミアは己の口許を両手で覆い、サイラスの膝の上に座り込んでしまう。彼はミアの手を払うと、口の中を指で蹂躙した。
「だ、だんちょ……」
長い指に舌をいじられ、ミアはとろりと瞳を潤ませた。
「舐めろ」
言われるがまま、サイラスの指に舌を絡める。
懸命に舌を這わせるほど、ご褒美とばかりにサイラスは、乳房の尖りを乳輪ごと吸い上げた。
「……んあっ」
口の中から指が引き抜かれ、ミアはぐったりとする。身体がほてり、指一本動かせない。
「……痛ければ言え」
何をと問う間もなく、下着の隙間からサイラスの指が潜り込む。
「え、あ‼」
自身でも触れたことのない秘所に、ゆっくりと指が侵入し、異物感に太腿がびくびくと痙攣した。
胸への愛撫とは違い、恐怖心が勝る。敵と相対するよりも恐ろしく眉をひそめていると、サイラスが宥めるようにミアの唇にキスを落とした。
お互いの唾液を交換しているうちに、花襞を擦る刺激にも慣れ、サイラスの背にミアはそっと腕を回した。
腹の奥からとめどなく蜜が溢れ、ミアの薄い茂みを濡らしていく。
長い指がさらに増やされ、縦横無尽に蜜洞をこじ開けた。指の先が胎の奥のある一点をかすめると、瞼の裏に火花が散る。
「ひぁっ……⁉」
「ここか……」
ぐりぐりと襞の弱いところを責められ、呼吸が浅くなる。
気持ちいいのか苦しいのか判らず、ミアは高い声をあげるばかりだ。その間も指の動きは止まらない。
「は、あ、はぁ……」
蜜口から指を抜くと、サイラスは寝衣の裾をたくし上げ、大きく反り返った肉槍をとりだした。頂からとろりとした液体が滲んでいる。
――お、大きい。何これ……。
男性騎士に囲まれて生活していたとはいえ、さすがに局部を見たことはない。ミアは得体のしれないモノに慄いた。口づけるように秘裂に先端を押し当て、サイラスはぐいっと腰を突き出す。
「は、あっ、あ、あ……」
指とは違う圧迫感に媚肉が悲鳴をあげる。サイラスは焦ることなく襞口に怒張を優しくこすりつけていた。
ちくりと痛みに、「あうっ」とミアは喉をのけぞらせる。
ぎゅうとサイラスの背にしがみつくと、髪をゆっくり梳かしてくれた。
「動くぞ……いいな?」
痛みは引いている。それよりも、胎を広げる肉杭に内側の熱を何とかしてもらいたかった。
ミアがこくこくと頷くと、サイラスはミアの腰を掴み、繁みが触れあうまで密着させる。
「……挿ったぞ」
ミアは息を吐き出し身体の熱を冷まそうとした。しかし、熾火はくすぶるばかりで一向におさまらない。小刻みに肉竿を動かすサイラスは瞳を細めて気持ちよさそうにミアの胎を貪っていく。
ぐちゅぐちゅと襞を擦られ、言い知れぬ快感に溺れる。自然と腰を揺らすミアに、サイラスの動きも激しさを増していった。
「は、ん、だんちょう……っ」
「サイラスだ」
「……?」
「二人きりの時はサイラスと呼べ」
ズンと下から突き上げられ、ミアはうわ言の様に叫んだ。
「あ、さい、らす……さ、ま」
ミアの茂みに根元を擦りつけ、サイラスは抽送を繰り返す。どちゅどちゅと肉がぶつかる卑猥な音が清涼な病室に漂っていた。
――こんな、ところで。私は何をして……。
胎に収まるサイラスに慣れてくると、ミアは微かに思考力を取り戻した。
窓から差し込む陽光に照らされた室内は、淫靡な行為には似合わない。それなのにミアは興奮を抑えられずにいた。
いけないことをしている背徳感がミアを乱れさせる。
「あうっ。んぅ、うぅ……」
ミアの腟内で暴れるサイラスの雄茎はどんどん硬くなっていった。蜜襞は健気に昂ぶる雄を迎え入れようと収縮する。
サイラスは艶めいた吐息を吐きだすと、ミアの唇に再びかぶりついた。
「あ、ふう」
「鼻で息をしろ……」
言われた通り呼吸をしてサイラスのキスに応える。子宮口まで届くかと思われるほど、奥に侵入したサイラスはさらに動きを速めた。ベッドがぎしぎしと軋む音がミアの喘ぎ声とともに響く。
「あ、あ、あっ……」
「……出すぞ」
胎のなかで大きく膨れた肉棒がぶるりと震え、温かいモノが蜜壁に叩きつけられた。
――お腹の中に、注がれている……っ。
ずるりと引き出されたサイラスの雄の先からは白濁がよだれを垂らし、ミアの腹の上を汚した。
膣口から零れそうになる粘液に、ミアは慌てて入口を押さえる。サイラスはサイドボードから取り出した布でミアの秘部を覆うと、
「力を入れろ」
恥ずかしさに頬を染めながらも、言われた通りに腹に力を入れる。ミアとサイラスの愛液が布を濡らしていった。
ひと通り身体を拭き清めると、サイラスはミアを抱き込み、ベッドに倒れ込んでしまう。
「だ、サイラス様。あの……」
気だるげに髪を掻きあげるサイラスの妖艶な姿を直視できず、ミアはくるりと背を向けた。
「こ、婚約したとは言え、せ、性交はするべきではないと思いますっ」
「……良くなかったのか?」
背後から抱きしめてくるサイラスに、「そういう問題じゃありませんっ」と叱る。
「ましてや、こんな、治療院で破廉恥な……」
「治療院には恋人を連れ込む者もいる。現に、お前の気持ちよさそうな声が響いても誰も来なかっただろう?」
ミアは意識が遠のきかけた。なんたる失態。純潔を誓っているわけではないが、時と場所を選ばず、痴態をさらした己が許せない。
サイラスは入院生活で欲求が溜まっていただけに違いない。でなければ、ミアを抱きたいなどと思うものか。
「ミア……」
甘えるような低い声音に、抗うことができず、サイラスと向かい合うように寝返りをうった。
彼に見つめられていると、本当の恋人同士になったような錯覚に陥ってしまう。
――自惚れるな、ミア・カリーナ・ヴォルフガルト。
ぎゅっと目をつぶると、存外に体力を消耗していたようで、ミアはいつの間にか眠りに落ちていた。
「……っ」
粘膜同士が擦れ、ミアは思考停止に陥った。サイラスの体温は熱く、酔いそうになる。
「はあ……」
唾液の糸をつないだまま唇を離すとサイラスは、ミアの軍服の釦に手を掛けた。その下のシャツの釦も同じように外していき、前を開いたサイラスの指が、ぴたりと動きを止める。
「わっ! な、え、団長。何を……」
キスの余韻でぼんやりしていたミアは、はだけた上半身に混乱した。
「今さら何を言っている。それよりも何だ、これは……」
生成りの布で胸元を覆っているのがそんなにも不自然なのだろうか。ささやかな乳房でも押しつぶしておかないと、膨らみは目立つし、戦闘時には邪魔になるのだ。
「出回っている胸当ては使えないので……」
城下街のランジェリー店に売っているのは、胸をいかに美しく見せるかを競うものばかりで、身体を動かすのに適さない。
仕方なく自己流で処理をするしかなかった。
サイラスは生地越しに指を滑らせる。
「……薄すぎる」
乳首を引っ掻かれ、ミアは、びくりと身体を震わせた。
「ひっ……」
「これでは隠しているとは言えん。……今度お前専用に下着を作らせよう」
サイラスの愛撫に胸の尖りは、意思とは関係なくぷくりと膨れ上がる。さらに親指と人差し指でこねられると、言いようのない痺れが全身を駆け抜けた。
「あ、はぁ……っ」
「気持ちいいか……」
淡いモスグリーンの瞳はミアの痴態を見逃さない。するりと布の結び目が解かれ、小さな乳房がサイラスの目の前に晒された。
剣だこで硬くなったてのひらが、吸い付くようにミアの膨らみを包み込む。揉みしだかれながら乳首もこねられると、何も考えられなくなった。
――ど、ど、どうなっているの⁉
混乱する思いとは裏腹に、腹の奥が経験したことのない疼きを訴えてくる。どくどくと何かが溢れ、下肢が湿り気を帯びてきた。
――き、気持ち悪い……。
下腹をもぞもぞと動かしていると、サイラスはミアを膝立ちにさせ、ズボンを剥いでいく。
「……!」
「……濡れているな」
下着の上から陰部の割れ目を撫でられる。くちゅりと小さな水音がして、ミアは何の音だろうと呆然とした。
「あ、な……あんっ」
甲高い声に、ミアは己の口許を両手で覆い、サイラスの膝の上に座り込んでしまう。彼はミアの手を払うと、口の中を指で蹂躙した。
「だ、だんちょ……」
長い指に舌をいじられ、ミアはとろりと瞳を潤ませた。
「舐めろ」
言われるがまま、サイラスの指に舌を絡める。
懸命に舌を這わせるほど、ご褒美とばかりにサイラスは、乳房の尖りを乳輪ごと吸い上げた。
「……んあっ」
口の中から指が引き抜かれ、ミアはぐったりとする。身体がほてり、指一本動かせない。
「……痛ければ言え」
何をと問う間もなく、下着の隙間からサイラスの指が潜り込む。
「え、あ‼」
自身でも触れたことのない秘所に、ゆっくりと指が侵入し、異物感に太腿がびくびくと痙攣した。
胸への愛撫とは違い、恐怖心が勝る。敵と相対するよりも恐ろしく眉をひそめていると、サイラスが宥めるようにミアの唇にキスを落とした。
お互いの唾液を交換しているうちに、花襞を擦る刺激にも慣れ、サイラスの背にミアはそっと腕を回した。
腹の奥からとめどなく蜜が溢れ、ミアの薄い茂みを濡らしていく。
長い指がさらに増やされ、縦横無尽に蜜洞をこじ開けた。指の先が胎の奥のある一点をかすめると、瞼の裏に火花が散る。
「ひぁっ……⁉」
「ここか……」
ぐりぐりと襞の弱いところを責められ、呼吸が浅くなる。
気持ちいいのか苦しいのか判らず、ミアは高い声をあげるばかりだ。その間も指の動きは止まらない。
「は、あ、はぁ……」
蜜口から指を抜くと、サイラスは寝衣の裾をたくし上げ、大きく反り返った肉槍をとりだした。頂からとろりとした液体が滲んでいる。
――お、大きい。何これ……。
男性騎士に囲まれて生活していたとはいえ、さすがに局部を見たことはない。ミアは得体のしれないモノに慄いた。口づけるように秘裂に先端を押し当て、サイラスはぐいっと腰を突き出す。
「は、あっ、あ、あ……」
指とは違う圧迫感に媚肉が悲鳴をあげる。サイラスは焦ることなく襞口に怒張を優しくこすりつけていた。
ちくりと痛みに、「あうっ」とミアは喉をのけぞらせる。
ぎゅうとサイラスの背にしがみつくと、髪をゆっくり梳かしてくれた。
「動くぞ……いいな?」
痛みは引いている。それよりも、胎を広げる肉杭に内側の熱を何とかしてもらいたかった。
ミアがこくこくと頷くと、サイラスはミアの腰を掴み、繁みが触れあうまで密着させる。
「……挿ったぞ」
ミアは息を吐き出し身体の熱を冷まそうとした。しかし、熾火はくすぶるばかりで一向におさまらない。小刻みに肉竿を動かすサイラスは瞳を細めて気持ちよさそうにミアの胎を貪っていく。
ぐちゅぐちゅと襞を擦られ、言い知れぬ快感に溺れる。自然と腰を揺らすミアに、サイラスの動きも激しさを増していった。
「は、ん、だんちょう……っ」
「サイラスだ」
「……?」
「二人きりの時はサイラスと呼べ」
ズンと下から突き上げられ、ミアはうわ言の様に叫んだ。
「あ、さい、らす……さ、ま」
ミアの茂みに根元を擦りつけ、サイラスは抽送を繰り返す。どちゅどちゅと肉がぶつかる卑猥な音が清涼な病室に漂っていた。
――こんな、ところで。私は何をして……。
胎に収まるサイラスに慣れてくると、ミアは微かに思考力を取り戻した。
窓から差し込む陽光に照らされた室内は、淫靡な行為には似合わない。それなのにミアは興奮を抑えられずにいた。
いけないことをしている背徳感がミアを乱れさせる。
「あうっ。んぅ、うぅ……」
ミアの腟内で暴れるサイラスの雄茎はどんどん硬くなっていった。蜜襞は健気に昂ぶる雄を迎え入れようと収縮する。
サイラスは艶めいた吐息を吐きだすと、ミアの唇に再びかぶりついた。
「あ、ふう」
「鼻で息をしろ……」
言われた通り呼吸をしてサイラスのキスに応える。子宮口まで届くかと思われるほど、奥に侵入したサイラスはさらに動きを速めた。ベッドがぎしぎしと軋む音がミアの喘ぎ声とともに響く。
「あ、あ、あっ……」
「……出すぞ」
胎のなかで大きく膨れた肉棒がぶるりと震え、温かいモノが蜜壁に叩きつけられた。
――お腹の中に、注がれている……っ。
ずるりと引き出されたサイラスの雄の先からは白濁がよだれを垂らし、ミアの腹の上を汚した。
膣口から零れそうになる粘液に、ミアは慌てて入口を押さえる。サイラスはサイドボードから取り出した布でミアの秘部を覆うと、
「力を入れろ」
恥ずかしさに頬を染めながらも、言われた通りに腹に力を入れる。ミアとサイラスの愛液が布を濡らしていった。
ひと通り身体を拭き清めると、サイラスはミアを抱き込み、ベッドに倒れ込んでしまう。
「だ、サイラス様。あの……」
気だるげに髪を掻きあげるサイラスの妖艶な姿を直視できず、ミアはくるりと背を向けた。
「こ、婚約したとは言え、せ、性交はするべきではないと思いますっ」
「……良くなかったのか?」
背後から抱きしめてくるサイラスに、「そういう問題じゃありませんっ」と叱る。
「ましてや、こんな、治療院で破廉恥な……」
「治療院には恋人を連れ込む者もいる。現に、お前の気持ちよさそうな声が響いても誰も来なかっただろう?」
ミアは意識が遠のきかけた。なんたる失態。純潔を誓っているわけではないが、時と場所を選ばず、痴態をさらした己が許せない。
サイラスは入院生活で欲求が溜まっていただけに違いない。でなければ、ミアを抱きたいなどと思うものか。
「ミア……」
甘えるような低い声音に、抗うことができず、サイラスと向かい合うように寝返りをうった。
彼に見つめられていると、本当の恋人同士になったような錯覚に陥ってしまう。
――自惚れるな、ミア・カリーナ・ヴォルフガルト。
ぎゅっと目をつぶると、存外に体力を消耗していたようで、ミアはいつの間にか眠りに落ちていた。
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