異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる

ヨドミ

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17 裕介、ジェイドとすれ違う

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「副騎士団長、お疲れ様です!」 

 扉の外でヨシュアの声がした。ジェイドが訪ねて来たようだ。

「ヨシュア、すまないが、少し席を外してくれないか?」
「承知しました」

 ヨシュアが立ち去る気配がした直後、力強いノック音がした。
 裕介はベッドを降りて、小走りに扉へと向かう。
 扉を開けると、ジェイドがいた。額に汗を浮かせ、肩で息をしていた。

「ジェイドさん、こんな夜遅くにどうしたんですか?」

 ジェイドの顔色は悪い。ヴィクトルにつきっきりで疲れたのだろう。
 裕介はすぐさま彼を部屋へ招き入れた。

 ベッドに腰を下ろしたジェイドは、何も言わず床を見つめている。
 何やら思い詰めた表情だ。
 心ここに在らずな様子である。

 ジェイドの隣に座り、裕介はどうしたものかと思い悩んだ。
 声をかけるのを躊躇ためらっていると、

「すまなかった」

 ジェイドに謝罪された。

「謝られる覚えはないのですが」
「約束を破ってしまった」

 何の約束? と聞き返す前に、ヴィクトルと遭遇してしまったことかと合点がいった。

「いや、あれは事故でしょ」

 裕介は、遠慮なく部屋に押し入ったヴィクトルを脳裏に浮かべ、苦笑した。

「強引な方でしたね……」
「悪い方ではないのだ」
「ああ、うん……ですね」

 会話が続かない。
 
(次に食べたいお菓子のリクエスト、聞いておくか? いや、そんな雰囲気じゃないな。かといって仕事の話を振っても気分転換にならないだろうし……)

 ジェイドと共有できる話題が少ない。
 この際、ジェイドのことをいろいろ教えてもらおうと、裕介は質問した。
 
「ヴィクトル様はジェイドさんのお兄さんだったんですね」 
「腹違いだがな。殿下の母君は、ハーレム内序列一位のΩオメガーー正妃だ。かたや俺の母はハーレム付きのメイドだった・・・
 
 王様が、身分の低い娘に手を出す。
 フィクションの世界で、よくお目にかかる光景だ。

「ジェイドさん、カッコいいからお母様はとてもおきれいな方なのでしょうね」
「俺を産んだ数年後に亡くなったらしい。顔は覚えていない」
「……それはご愁傷様です」

 病気か事故か。
 
(あんまり家庭の事情に、首を突っ込むべきじゃないよな)

 配慮が足りなかったと気づき、裕介は口を噤んだ。

「……俺がαアルファであるが故に、母は命を落とした」

 ジェイドがぽつりと呟いた。

 彼がαアルファであることと、彼の母親が亡くなったことが、裕介の中では繋がらない。
 続く言葉を待つ。しばしの沈黙後、ジェイドは言った。

「俺は赤子の頃、αアルファ性に覚醒した」
「え? 特殊性に目覚めるのはもっと成長してからなのでは?」
「稀に幼児の段階で発現することがある。ヴィクトル様もそうだ。俺の過去が気になるのか……?」

 好きな人のことは知りたくなるものである。だからと言って無理強いしてまで知りたいとは思わない。

「気にならないといえば嘘になりますが、言いたくなければ別に話していただかなくても結構ですよ」
 
 尻込みする裕介に、ジェイドはふっと表情を緩めた。

「別に隠すほどの過去でもない。愉快な昔話ではないが、いいのか?」
「面白い話を期待してるわけじゃないので、その、ジェイドさんのこと、知りたいなと思ってるだけですから……」

 ジェイドは目を見開き、「そうか」と一言。

「ならば話そう。ハーレムのお妃様方は、赤ん坊でありながらαアルファに目覚めた俺を厭われた」
「自分たちの子供にライバルが出来たからですか?」
「ああ。ハーレムに属するΩオメガの役目は、より優秀なαアルファを産むこと。そこにハーレムに属さない母が王の血を引くαアルファを産んだ。自分たちの世話係にまんまと出し抜かれては、面白くなかったのだろう」
「それで、ジェイドさんのお母様は……」
「雪の日に、王宮の庭園で凍死していた。真冬に考えられないほどの薄着でな」
「それって」

(ジェイドの母親はハーレムのΩオメガたちに殺されたんじゃ……)

「大事件じゃないですか!」
「確たる証拠はない。事故と言われればそれまでだ」 

 過去を語るジェイドの口調は淡々としている。
 ジェイドはΩオメガやヴィクトルが憎くないのだろうか。

(憎しみを紛らわせるために、Ωオメガは守るべき存在だって自分に言い聞かせてる……わけでもないな。それにヴィクトルに対しても、悪感情を抱いているようには見えないし)

 昼間見た、軽口を叩き合う二人の姿を思い出す。
 演技ではない、お互い信頼しあっている様子であった。
 兄弟仲が良いのは不幸中の幸いといえる。

「ヴィクトル様はカリスマ性というか、人を惹きつける魅力に溢れているというか、目の離せない皇子様でしたね……ジェイドさん?」

 ヴィクトルをほめれば、ジェイドは眉を顰め、悪気がないからタチが悪い、と苦言を呈する。
 いつもの流れ。
 そんなやりとりを想像していた裕介は、沈黙し俯くジェイドを訝しんだ。
 
 ジェイドの様子は、やはりおかしい。部屋を訪ねて来た時からそうだ。
 
「ジェイドさん、具合が悪いなら早く部屋に戻った方が……」

 顔を覗き込んだ瞬間、ジェイドに手首を引き寄せられ、あっという間にベッドに押し倒される。
 
「あの、両肩が伸び切って痛いんですけど」

 バンザイの状態で両手首を固定され、こわばった肩周りが悲鳴をあげた。
 いつもなら身体の不調を訴えれば、ジェイドは「貴殿は貧弱だな」と困ったように苦笑する。
 しかし今日のジェイドは真剣な表情のまま、眼光鋭く裕介を見下ろした。
 鬼気迫る様子に、裕介は戸惑う。

「ジェイドさん……?」
「裕介、俺のつがいになってくれ」
「はい……?」

 灰色の瞳が不安げに揺れている。
 どうしたのだろう。もしかしてヴィクトルが裕介に言い寄ったから、不安になったのだろうか。

(って、ジェイドに限って、そんな子どもじみた嫉妬するわけない、よな……?)

 ジェイドと共に生きていく覚悟があるのか、真剣に考え続けているが、堂々巡りをするばかりで、明確な答えは出ていない。
 思慮深い彼のことだ。きっと裕介の迷いを受け入れてくれる。

「すみません。返事はまだ――」
「俺の何が不満なんだ?」

 ジェイドに問題はない。
 裕介自身の気持ちの整理がついていないだけだ。

 ジェイドは痛みを堪えているかのように眉をひそめた。
 てっきり「仕方がないな」と苦笑し、許してくれると思いこんでいた裕介は、食い下がるジェイドに驚く。
 
「不満なんてありません」
「俺が嫌いなのか?」
「嫌いじゃないって、この間、言いましたよね。ジェイドさん、ほんと、どうしたんですか……?」
「なら、貴殿は俺を愛しているということだな」

 ジェイドのことは好きだ。友情ではない愛情を抱いている。
 けれどその想いがどれほどのものなのか、見極めるために時間をくれとお願いした。

(返事を保留にしているのは申し訳ないと思ってるよ。けどさあ、待ってくれるって言ったのに急にどうしたんだよ)

 自分勝手なのは承知である。
 しかし、ジェイドの変わりように動揺し、裕介はつい喧嘩腰になってしまった。

「その確認、今する意味、ありますか?」
「……何?」
「この状況で俺が愛してるって答えても、説得力ないでしょ」

 両手首はジェイドに拘束されている。逃げようとしても、びくともしない。
 ジェイドは強要された愛の言葉に、満足するのだろうか。
 彼が裕介のことを愛しているのか、疑わしくなる。

 ふと、最悪な想像が頭の片隅をよぎる。

 ジェイドは、騎士としての義務感で裕介を引き取った。
 理由は次代の王である異母兄から、【災厄のΩオメガ】を遠ざけるため。
 責任感の強い彼のことだ。充分、ありえる。
 といっても、自分に気のないΩオメガを番にしたくはあるまい。

 強制ではなく、同意の上で番になったと。
 お前も了承しているんだと、ジェイドは裕介に言質を取っておきたいのだ。

 ジェイドがそんな卑怯なことをするとは思えない。
 普段のジェイドと対峙していれば、かけらも思いつかない想像だ。妄想といってもいい。
 
 しかし、今の彼からは凶暴な香りが漂っている。
 逆らえば、捻り潰されるような、暴力の臭い。
 恐怖心が妄想を加速させる。
 
 ジェイドの気配に怯えながら、裕介は言葉を絞り出した。

「ちゃんと返事をするって約束しましたよね。……俺を信用していないんですか?」

 ジェイドが好きだからこそ、じっくり彼とのこれからを考えたい。
 彼が裕介を同情ではなく、真に想ってくれていると信じたい。

 ジェイドは表情を固くして沈黙した。

 理解できない。
 
 仏頂面に、そう書いてあるような気がして、裕介は傷ついた。
 ジェイドに甘えていたツケが回ってきたのだ。
 彼が望むように答えろと、理性は訴える。
 サラリーマン時代、自我を殺して、波風立てぬよう振る舞えていたではないか。
 
 それなのにジェイド相手には頑なになってしまう自分がいる。
 それだけ、彼とは真剣に向き合いたいのだ。

「貴殿こそ、俺でなくてもいいのだろう」
「何でそうなるんだ―― あっ」

 おもむろにジェイドは裕介の首筋を舐めあげた。
 あたたかく湿ったぬくもりが、電流のように背筋を駆け上がる。下腹部が意思に反して、疼いた。
 耳たぶをかじられ、さらに身体全体に熱が広がっていく。
 
 ジェイドの匂いや息遣いに、身体が勝手に期待している。
 なし崩しになんかなりたくないのに、抗えない。

 ジェイドは荒々しく裕介の唇を唇で塞いだ。

「ん――っ」

 ジェイドの舌が口内を舐め回していく。甘い唾液が舌に絡んで、頭がぼうっとした。

「んっ、はあ……、おい、いい加減に……」

 なけなしの気力で顔をそむけると、ジェイドの唇が頬をかすめた。
 見上げた灰色の瞳が熱で潤んでいる。
 このままジェイドに抱かれ、気持ちよくなりたい。身を任せれば、どんなに楽だろう。

 けれど。

(はっきりさせないまま、ずるずるヤるだけの関係になったら後戻りできないぞ)

 ジェイドが何をそんなに焦っているのか、聞かなければ。
 判らないまま抱かれるのは嫌だ。
 
 ふたたび首筋にジェイドの体温を感じた。
 うなじを吸われ、チョーカー越しに、歯が食い込む感触がする。
 
 裕介はパニックに陥った。

「……っ、やめろっ」

 涙声で叫ぶと、ジェイドがぴたりと動きをとめた。手首の拘束が緩んだ隙に、裕介は腕で顔を覆い隠す。
 騎士団員たちに襲われた記憶がよみがえり、涙がとめどなく溢れる。 
 いい大人が、それもおっさんが襲われて泣くなんてみっともない。情けない。
 けれど身体に染みついた恐怖心はそう簡単に拭えるものではなかった。

 次第に混乱は落ち着いてきたものの、喋れる状態になかなか戻れない。
 痛いほどの沈黙が部屋を満たす。

「……すまなかった」

 謝罪の言葉ともに、ジェイドは部屋を出て行った。
 
 裕介は首筋に手を当てる。
 指先が小さなくぼみを探り当てた。

「何がどうなってるんだよ……」

 苦し紛れに吐き出した問いに答える者はいない。
 裕介はベッドの上で膝を抱えた。
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