決闘で死んだ俺が凶悪なロリ令嬢として転生してしまったので、二度と負けないために最強を目指して妖魔との戦いに身を投じることにした

呉万層

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 ミオが辛らつな言葉を発すると、校長は口を結び、他の者たちは目を見張った。



 注目を浴びるミオは、挑発的な笑みを、深くさせた。



「違うのか? 特設戦闘科は、生徒は出世や貧困から抜け出すことを夢見る庶民か貧民で、訓練用施設や機材などは、何もかも低質だったり、そもそも存在しなかったりするのだろう? ああ、もちろん教官も」



「なぜそう思う」



「口の減らない生意気な小娘に、わざわざお偉い校長殿があてがうような学科だ。良い環境が用意されているとは思えない。俺は外見ほど、夢見がちじゃないのでな。それに、今のお前たちの態度で、大体わかろうというものだ。普通は表情を崩さないであろう護衛や使用人たちが、あんな表情をしているんだぞ」



 ミオが指し示す護衛の男女も、メイドたちにも、怒っている様子はなかった。



 むしろ、テストでカンニングを発見された生徒のように、気まずそうな表情を浮かべていた。



「人数不足の埋め合わせのために用意された、戦闘要員の教育機関となれば、あらゆるものが劣悪で当然だ。それとも、否定するか?」



「大した推理力だ」



「推理というほどモノではない」



 傲然と答えるミオに対して、校長は白けたような態度だった。



「小娘にしては、大した推理力だという意味だ。状況を推察できたのなら、転科せぬのだな」



「いいや、するね」



 ミオは転科届の署名欄に、素早く筆を走らせた。



 校長をはじめとする周囲の者たちは、一斉に息をのんだ。



「これで俺は、特設戦闘科の生徒様というわけだ。よろしいな」



 反対の声はなかった。



「よろしい。今日は客室で休め。明日、案内をよこす」



「おう」



 ミオは、長い髪をかきあげつつ、短く答えた。

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