村の籤屋さん

 小笠原諸島に属するある島に、子宇女村はある。
 子宇女村は小さく、特徴のない田舎の村のようでいて、その実大きな特徴があった。
 籤屋が出没するのだ。
 ただの籤屋ではない。賭けたモノに応じて、様々な利を得ることができる籤を轢かせる、不可思議な存在だ。
 籤屋は禁忌とされており、村で引く者は少なかった。
 村役場に努める青年・伊藤健太郎は、村における数少な例外だった。
 賭ける物は、僅か百円だったが、健太郎が毎日くじを引くことで、島は大きな変化にさらされるのだった。
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