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Chapter3(Stargazer編)
Chapter3-⑤【瞳がほほえむから】
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「うわぁ!」
思わず悲鳴をあげる。
「少し我慢して下さい。
これ位で痛がるようでは、ビアスは程遠いですよ。」
岩佐は細心の注意を払いながら、奥へ進めていく。
「あっ、あっ、ああ…。」
尿道を逆流する感覚は初めてで、何とも言い難い。
むず痒さと痛みが同居し、全身に鳥肌が立つ。
「さあ、もう少しです。
我慢して下さい。」
ゴール間近を知らせる声が唯一の拠り所だ。
脂汗を浮かべ、歯を食い縛り耐えた。
「完全に入りました。
気分はどうですか?」
棒が全て入り切ると、リングを亀頭に噛ませる。
気分を聞かれても、答えられる状態ではない。
異物が混入したマラは錯乱していた。
中から圧迫され、藻掻き苦しむ。
人間の構造上、排出する一方の器官に異物が侵入したのだから、尋常でいられる訳が
ない。
禁断の果実に手を出してしまった様な罪悪感に駆られる。
人としての背徳行為に手を染め、胸騒ぎが止まらない。
毒を食らわば皿までと、唆す声が心中で騒めく。
「痛くないですか?
リングが少し小さ過ぎたみたいですね。
亀頭が鬱血してます。」
岩佐が亀頭を摩る。
「うっ、うおぉぉぉう!」
自分でも聞いた事のない咆哮を発した。
見開いた瞳に不安さが加わる。
「大丈夫ですか?
やはり初心者にマニア向けは無謀かもしれません。
出しましょうか?」
真っ白な指がリングに掛ける。
「いや、平気です。
ちょっと動揺しただけです。
慣れば大丈夫です。」
強がって、笑ってみせた。
「では一時間程外に出て、新鮮な空気を吸って来たらどうですか?
ジムは私が見てますから。」
責任を感じたのか、岩佐が気遣う。
「すいません。
そうさせてもらいます。」
タカユキはジャージを羽織ると、外出した。
雨は止んでいるが、蒸し暑い。
股間の疼きが絶え間無く襲って来る。
それはディルドの比ではない。
全身の淫らな血が股間に集結していく様だ。
スパッツの上からでも、勃起したマラがはっきり分かる。
その硬化振りに自身が一番驚いた。
亀頭を膨らませてみると、先走りが染みを作る。
棒の中は筒抜けで、装着したままで小便は出来る様だ。
歩道を歩いていると、自転車のベルが後方で鳴った。
「昼飯ですか?」
自転車に乗った仁藤だった。
「昨日はすみませんでした。
これからランチに行こうかと…。」
何に対して謝まったのか、自分でも分からない。
気も漫ろで、行く当てはない。
仁藤が並んで、自転車を押した。
キャップを被った仁藤は、ポロシャツとショートジーンズという服装だ。
「私もご一緒して宜しいですか?」
股間を見詰めたまま、仁藤が聞く。
「ええ、構いません。」
股間を突き出して答える。
淫乱な血の暴走はもう止められなかった。
風を浴びたくらいでは、騒めきは収まらない。
昼休みを過ぎた喫茶店は、暇を持て余す主婦達でざわついていた。
タカユキと仁藤が入って行くと、主婦達の瞳が集まる。
丸で珍獣に遭遇した様な好奇の視線だ。
二人が通り過ぎると、顔を寄せ合い声を潜めた。
「それにしても見事な焼けっ振りですね。
昨日もタカユキさんだとは直ぐに分かりませんでした。」
ランチセットを頼むと、仁藤が口火を切る。
「ここ暑いですね。」
おしぼりで汗を拭い、ジャージを脱ぐ。
ガーゼ地のタンクトップ姿になる。
汗を吸った生地が筋肉に張り付いた。
「焼けた肌に白いタンクが映えてます。」
仁藤が己の股間を弄る。
ジーンズの中で勃起したペニスが窮屈なのだろうと、推理した。
「そのキャップ、格好いいですね。
被っていいですか?」
返事を待たずして、席を立ちキャップに手を掛ける。
仁藤の目の前に勃起したマラがある筈だ。
そう計算し、マラを持ち上げてみせた。
きっと亀頭の先端の異物に気付くだろう。
「どうですか?」
キャップを被り、無邪気に笑う。
「よ、良く似合ってますよ。」
仁藤の動揺が手に取る様に分かった。
(つづく)
思わず悲鳴をあげる。
「少し我慢して下さい。
これ位で痛がるようでは、ビアスは程遠いですよ。」
岩佐は細心の注意を払いながら、奥へ進めていく。
「あっ、あっ、ああ…。」
尿道を逆流する感覚は初めてで、何とも言い難い。
むず痒さと痛みが同居し、全身に鳥肌が立つ。
「さあ、もう少しです。
我慢して下さい。」
ゴール間近を知らせる声が唯一の拠り所だ。
脂汗を浮かべ、歯を食い縛り耐えた。
「完全に入りました。
気分はどうですか?」
棒が全て入り切ると、リングを亀頭に噛ませる。
気分を聞かれても、答えられる状態ではない。
異物が混入したマラは錯乱していた。
中から圧迫され、藻掻き苦しむ。
人間の構造上、排出する一方の器官に異物が侵入したのだから、尋常でいられる訳が
ない。
禁断の果実に手を出してしまった様な罪悪感に駆られる。
人としての背徳行為に手を染め、胸騒ぎが止まらない。
毒を食らわば皿までと、唆す声が心中で騒めく。
「痛くないですか?
リングが少し小さ過ぎたみたいですね。
亀頭が鬱血してます。」
岩佐が亀頭を摩る。
「うっ、うおぉぉぉう!」
自分でも聞いた事のない咆哮を発した。
見開いた瞳に不安さが加わる。
「大丈夫ですか?
やはり初心者にマニア向けは無謀かもしれません。
出しましょうか?」
真っ白な指がリングに掛ける。
「いや、平気です。
ちょっと動揺しただけです。
慣れば大丈夫です。」
強がって、笑ってみせた。
「では一時間程外に出て、新鮮な空気を吸って来たらどうですか?
ジムは私が見てますから。」
責任を感じたのか、岩佐が気遣う。
「すいません。
そうさせてもらいます。」
タカユキはジャージを羽織ると、外出した。
雨は止んでいるが、蒸し暑い。
股間の疼きが絶え間無く襲って来る。
それはディルドの比ではない。
全身の淫らな血が股間に集結していく様だ。
スパッツの上からでも、勃起したマラがはっきり分かる。
その硬化振りに自身が一番驚いた。
亀頭を膨らませてみると、先走りが染みを作る。
棒の中は筒抜けで、装着したままで小便は出来る様だ。
歩道を歩いていると、自転車のベルが後方で鳴った。
「昼飯ですか?」
自転車に乗った仁藤だった。
「昨日はすみませんでした。
これからランチに行こうかと…。」
何に対して謝まったのか、自分でも分からない。
気も漫ろで、行く当てはない。
仁藤が並んで、自転車を押した。
キャップを被った仁藤は、ポロシャツとショートジーンズという服装だ。
「私もご一緒して宜しいですか?」
股間を見詰めたまま、仁藤が聞く。
「ええ、構いません。」
股間を突き出して答える。
淫乱な血の暴走はもう止められなかった。
風を浴びたくらいでは、騒めきは収まらない。
昼休みを過ぎた喫茶店は、暇を持て余す主婦達でざわついていた。
タカユキと仁藤が入って行くと、主婦達の瞳が集まる。
丸で珍獣に遭遇した様な好奇の視線だ。
二人が通り過ぎると、顔を寄せ合い声を潜めた。
「それにしても見事な焼けっ振りですね。
昨日もタカユキさんだとは直ぐに分かりませんでした。」
ランチセットを頼むと、仁藤が口火を切る。
「ここ暑いですね。」
おしぼりで汗を拭い、ジャージを脱ぐ。
ガーゼ地のタンクトップ姿になる。
汗を吸った生地が筋肉に張り付いた。
「焼けた肌に白いタンクが映えてます。」
仁藤が己の股間を弄る。
ジーンズの中で勃起したペニスが窮屈なのだろうと、推理した。
「そのキャップ、格好いいですね。
被っていいですか?」
返事を待たずして、席を立ちキャップに手を掛ける。
仁藤の目の前に勃起したマラがある筈だ。
そう計算し、マラを持ち上げてみせた。
きっと亀頭の先端の異物に気付くだろう。
「どうですか?」
キャップを被り、無邪気に笑う。
「よ、良く似合ってますよ。」
仁藤の動揺が手に取る様に分かった。
(つづく)
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