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Chapter11(物怪編)
Chapter11-⑥【Mr.ブラック・ジャック~裸の王様~】前編
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「もしこのまま第二弾が撮れなかったら、違約金は貴方に払ってもらいますよ。」
アナルの中で、荒々しく亀頭が膨らむ。
相当怒っている証拠だ。
「そんな…、どうして俺が?」
「ワタルは貴方の紹介ですから、その損害は貴方が負担するのが当然でしょう。」
スパンキングが尻にヒットし、汗が飛び散る。
「んな事言ったって、金なんかないよ。」
サクは情けない声を出す。
「でしたら私の指示通りに動いて貰いましょうか。」
更に亀頭が膨らんだと思った瞬間、雄汁が腸内を迸った。
「で、とうすればいいんだ?」
便器に腰掛けながら聞く。
「ちっ、下品ですね。
ドア位閉めなさい。」
三浦が舌打ちした。
『誰のザーメン出してると思ってんだ。』
内心悪態を吐くが、言われた通りにドアを閉める。
ここで監督を怒らせるのは得策ではない。
ワタルの第二段は発売延期となった。
穴が空いた発売日にサクをメインとしたDVDを出す予定になっている。
ここは大人になって、手下に徹する事にした。
「貴方の役目は簡単です。
ワタルを呼び出して、私の車に乗せるだけです。」
便器のレバーを引くと、三浦が入ってきた。
「そっ、それって…、拉致って事か?」
自分の声が震える。
「言葉が悪いですね。
撮影現場にご案内するだけです。」
言い直す三浦はにこやかだ。
「そして現場で撮影するだけです。
Мに演技は必要ありません。
まあ、元々第二弾は強姦物にしようと考えていたので問題ありません。
抵抗してくれた方が、よりリアルになります。」
三浦は簡単に言う。
「問題ないって、それこそ犯罪だろ。」
「貴方は学がありませんね。
自己又は他人の権利を防衛するためです。
やむを得ずにした行為は罰しないと刑法にも書かれています。
正に今回の事例です。」
薄ら笑いを浮かべる三浦に背筋がぞっとする。
『狂ってる!』
サクはこの話が片付いたら、東京を離れ様と心に誓った。
「それに加えて、ワタルが警察に行くと思いますか?
仮に行ったとします
あの様なえげつない姿をビデオに晒した者の言う事を警察は真に受けません。
どの道にせよ、私達は安泰です。
話が片付いた所で、第二段に突入しましょうか。
貴方をメインに据えた時のプレイを試してみます。
ルックスで劣る分、過激さが必須です。
ここなら汚れても大丈夫です。」
三浦が持つ物を見て、サクは便器から腰を上げれない。
初めて恐怖という言葉を実感した。
電話が鳴った。
着信音で自分の携帯電話でない事が分かる。
『早く出ろ!』
心の中でも叫ぶ。
だが三浦はその音を無視する。
「で、出た方がいいのでは?」
震える声を絞り出す。
開きっ放しのドアに三浦が視線を向けた。
一向に切れる気配はない。
諦めた三浦が風呂場から出ていく。
サクは放心状態で便器に座り込む。
大粒の脂汗が頬を流れた。
『に、逃げなくちゃ!』
しかし足に力が入らない。
ドアノブに手を伸ばし、覚束ない足取りで風呂場を出た。
(つづく)
アナルの中で、荒々しく亀頭が膨らむ。
相当怒っている証拠だ。
「そんな…、どうして俺が?」
「ワタルは貴方の紹介ですから、その損害は貴方が負担するのが当然でしょう。」
スパンキングが尻にヒットし、汗が飛び散る。
「んな事言ったって、金なんかないよ。」
サクは情けない声を出す。
「でしたら私の指示通りに動いて貰いましょうか。」
更に亀頭が膨らんだと思った瞬間、雄汁が腸内を迸った。
「で、とうすればいいんだ?」
便器に腰掛けながら聞く。
「ちっ、下品ですね。
ドア位閉めなさい。」
三浦が舌打ちした。
『誰のザーメン出してると思ってんだ。』
内心悪態を吐くが、言われた通りにドアを閉める。
ここで監督を怒らせるのは得策ではない。
ワタルの第二段は発売延期となった。
穴が空いた発売日にサクをメインとしたDVDを出す予定になっている。
ここは大人になって、手下に徹する事にした。
「貴方の役目は簡単です。
ワタルを呼び出して、私の車に乗せるだけです。」
便器のレバーを引くと、三浦が入ってきた。
「そっ、それって…、拉致って事か?」
自分の声が震える。
「言葉が悪いですね。
撮影現場にご案内するだけです。」
言い直す三浦はにこやかだ。
「そして現場で撮影するだけです。
Мに演技は必要ありません。
まあ、元々第二弾は強姦物にしようと考えていたので問題ありません。
抵抗してくれた方が、よりリアルになります。」
三浦は簡単に言う。
「問題ないって、それこそ犯罪だろ。」
「貴方は学がありませんね。
自己又は他人の権利を防衛するためです。
やむを得ずにした行為は罰しないと刑法にも書かれています。
正に今回の事例です。」
薄ら笑いを浮かべる三浦に背筋がぞっとする。
『狂ってる!』
サクはこの話が片付いたら、東京を離れ様と心に誓った。
「それに加えて、ワタルが警察に行くと思いますか?
仮に行ったとします
あの様なえげつない姿をビデオに晒した者の言う事を警察は真に受けません。
どの道にせよ、私達は安泰です。
話が片付いた所で、第二段に突入しましょうか。
貴方をメインに据えた時のプレイを試してみます。
ルックスで劣る分、過激さが必須です。
ここなら汚れても大丈夫です。」
三浦が持つ物を見て、サクは便器から腰を上げれない。
初めて恐怖という言葉を実感した。
電話が鳴った。
着信音で自分の携帯電話でない事が分かる。
『早く出ろ!』
心の中でも叫ぶ。
だが三浦はその音を無視する。
「で、出た方がいいのでは?」
震える声を絞り出す。
開きっ放しのドアに三浦が視線を向けた。
一向に切れる気配はない。
諦めた三浦が風呂場から出ていく。
サクは放心状態で便器に座り込む。
大粒の脂汗が頬を流れた。
『に、逃げなくちゃ!』
しかし足に力が入らない。
ドアノブに手を伸ばし、覚束ない足取りで風呂場を出た。
(つづく)
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