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Chapter11(物怪編)
Chapter11-①【彼は友達】前編
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「うわぁ!ケツが張り裂けそうだ!
止めろ、止めてくれ!」
「と言いながら、チンコはギンギンじゃないっすか。」
チカラの訴えを意に介さず、ヒナタはディルドを押し進める。
「いっ、痛ぇ!」
「とか何とか言ってるけど、この特大のハリガタがどんどん入っていくっすよ。
ちと大き過ぎたかと思ったけど、いらぬ心配だったみたい。
本当にタチだったんすか?
胡散臭いな。」
二つ年上のチカラを思いのままに出来て有頂天だ。
「今日はこれ突っ込んで、どこ行くっすか?
プールかジムか、それとも日サロにするっすか?」
完全にディルドが収まった所で、チカラを亀甲に縛り上げる。
「はぁー、はぁー。」
チカラは答える事も出来ず、荒い息を繰り返す。
最後にペニスの根元を縛ると、亀頭が膨らんだ。
溢れる先走りはMの心情を物語っていた。
「あはっ、欲情し切った野郎って、めちゃ格好いいっすよ。
さあ、これ穿いて出掛けるっすよ。」
ヒナタは指で睾丸を弾くと、黒いロングスパッツを放った。
「とりあえず飯でも食いましょうか?」
ラーメン屋に入り掛けた時にチカラの携帯が鳴った。
「もしもし…。」
スピーカーから、聞き慣れたダミ声が零れてくる。
「えっ、そんな事、急に言われても…。」
言い終わる前に通話は切れた。
「たっくよ。」
「どうしたんすか?」
ヒナタは舌打ちをした顔を覗き込む。
「ナツキの野郎が店に来いとさ。
断る前に切れちまった。」
「まあ、いいじゃないっすか。
だったら丁度いいっす。
お年玉で、買いたいモンがあったんで。」
ドアから手を離すと、踵を返す。
「おい、あの店なんかでお年玉使ったら、親が嘆くぞ。」
ヒナタは追って来る言葉を無視して、先を急いだ。
「折角の休みなのに何だよ。」
店に入るなり、チカラは文句を言う。
折角の野外露出を邪魔されて腹立たしい。
スキンにした頭にサングラスをすれば、顔見知りでも気付く者は少ない。
顔を見ただけで、皆視線を逸らす。
繁々と観察する者は皆無だ。
それがチカラを大胆にした。
雑踏の中で、スパッツ越しの勃起を曝す。
それは精神的な快感を伴う。
物理的な快楽は射精と共に終幕を迎える。
萎える事のない内的なプレイに四六時中欲情を覚えた。
もう年下の玩具に堕ちる事への抵抗は残っていない。
ヒナタのえげつない命令が微かに残った自制心を奪っていた。
「で、お前を呼んだのはな。
沖縄のホテルマンを呼び出して欲しいんだ。
近々こっちに来る予定がないか聞いてくれ。」
「えっ、みっ、ミナトを?」
思わず前のめりになり、縄が股間に食い込んだ。
「ああ、今度オリジナルのビデオを撮るんで、出演交渉してくれ。」
「それはきっと無理だな。
バレたらホテルをクビになるのに、出る訳ないさ。」
チカラは顔を顰めながら言う。
「つべこべ言わずにとっとと連絡しろ。
お前の返事は聞いてねぇ。
ワタルを好きなだけ責められると言えば、喜んで出てくるはずだ。」
「えっ、ワタルを!」
更に縄が締め付けてきた。
(つづく)
止めろ、止めてくれ!」
「と言いながら、チンコはギンギンじゃないっすか。」
チカラの訴えを意に介さず、ヒナタはディルドを押し進める。
「いっ、痛ぇ!」
「とか何とか言ってるけど、この特大のハリガタがどんどん入っていくっすよ。
ちと大き過ぎたかと思ったけど、いらぬ心配だったみたい。
本当にタチだったんすか?
胡散臭いな。」
二つ年上のチカラを思いのままに出来て有頂天だ。
「今日はこれ突っ込んで、どこ行くっすか?
プールかジムか、それとも日サロにするっすか?」
完全にディルドが収まった所で、チカラを亀甲に縛り上げる。
「はぁー、はぁー。」
チカラは答える事も出来ず、荒い息を繰り返す。
最後にペニスの根元を縛ると、亀頭が膨らんだ。
溢れる先走りはMの心情を物語っていた。
「あはっ、欲情し切った野郎って、めちゃ格好いいっすよ。
さあ、これ穿いて出掛けるっすよ。」
ヒナタは指で睾丸を弾くと、黒いロングスパッツを放った。
「とりあえず飯でも食いましょうか?」
ラーメン屋に入り掛けた時にチカラの携帯が鳴った。
「もしもし…。」
スピーカーから、聞き慣れたダミ声が零れてくる。
「えっ、そんな事、急に言われても…。」
言い終わる前に通話は切れた。
「たっくよ。」
「どうしたんすか?」
ヒナタは舌打ちをした顔を覗き込む。
「ナツキの野郎が店に来いとさ。
断る前に切れちまった。」
「まあ、いいじゃないっすか。
だったら丁度いいっす。
お年玉で、買いたいモンがあったんで。」
ドアから手を離すと、踵を返す。
「おい、あの店なんかでお年玉使ったら、親が嘆くぞ。」
ヒナタは追って来る言葉を無視して、先を急いだ。
「折角の休みなのに何だよ。」
店に入るなり、チカラは文句を言う。
折角の野外露出を邪魔されて腹立たしい。
スキンにした頭にサングラスをすれば、顔見知りでも気付く者は少ない。
顔を見ただけで、皆視線を逸らす。
繁々と観察する者は皆無だ。
それがチカラを大胆にした。
雑踏の中で、スパッツ越しの勃起を曝す。
それは精神的な快感を伴う。
物理的な快楽は射精と共に終幕を迎える。
萎える事のない内的なプレイに四六時中欲情を覚えた。
もう年下の玩具に堕ちる事への抵抗は残っていない。
ヒナタのえげつない命令が微かに残った自制心を奪っていた。
「で、お前を呼んだのはな。
沖縄のホテルマンを呼び出して欲しいんだ。
近々こっちに来る予定がないか聞いてくれ。」
「えっ、みっ、ミナトを?」
思わず前のめりになり、縄が股間に食い込んだ。
「ああ、今度オリジナルのビデオを撮るんで、出演交渉してくれ。」
「それはきっと無理だな。
バレたらホテルをクビになるのに、出る訳ないさ。」
チカラは顔を顰めながら言う。
「つべこべ言わずにとっとと連絡しろ。
お前の返事は聞いてねぇ。
ワタルを好きなだけ責められると言えば、喜んで出てくるはずだ。」
「えっ、ワタルを!」
更に縄が締め付けてきた。
(つづく)
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