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Chapter8(男童編)
Chapter8-⑤【Big Star Blues(ビッグスターの悲劇)】後編
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ミサキのコンプレックスは背の低さだった。
体操選手にありがちな傾向だ。
成長期にも拘わらず、ここ数年で5センチも伸びてない。
しかしぺニスの成長だけは別だった。
一年前は指が回ったが、今では親指と中指がくっつかない。
病気かも知れないと思い悩んだが、病院へ行く決心も付かない。
そんな時、タケルと知り合う。
クラブで見掛けた時、電流が身体を駆け抜けた。
股間に横たわる一物を見て、仲間だと知ったからだ。
「お前、そんな事に悩んでいるのか?
折角、神様が与えてくれたんだ。
使わないと、罰が当たるぞ。」
ワタルはミサキの悩みを聞いて、笑い飛ばした。
それ以来、唯一無二の友達として、つるんでいたのだ。
2つ上のタケルの嗜好に感化され、ミサキも光沢のある物に惹かれる様になった。
レザーやエナメル等の光沢があり、身体に張り付く服を好んだ。
そんなミサキでも鈍く光るラバーウェアは未体験だった。
先月、タケルに誘われてラバーのエキシビションに行った日を思い出す。
『あっ、あの時の!』
一番淫らに挑発していたゴーゴーと、目の前の男が結び付く。
あの日は持ち金がなくて買えなかった。
それ以来、頭の片隅からラバーの輝きが離れない。
今、手を伸ばせば届く位置にある。
アナルへ続くコンドームの異常さに、息をするのも忘れた。
益々マラが固くなる。
『ダメだ。落ち着け!』
心中で叫ぶ。
唯でさえデカいマラが硬直する。
それは受け入れられる者が極端に減る事を意味していた。
「おらっ、何、怖じ気付いてんだ?
射精したくないのか?
中に幾らぶっ放してもいいんだぜ。」
コンドームがヒクヒク蠢く。
「だったら構うもんか。
失神したって知らねぇよ。」
ミサキは未開の地に踏み込んだ。
「おおっ、丸で鉄柱だな!
もっと奥迄、ぶち込んでこい!」
ミサキはその声に耳を疑う。
ここ一年、交尾中に快楽を露にした者はいない。
最初は血気盛んだった者も、5分と経たずに泣き言を言い出す。
「ぐぅおっ、堪らんぜ!」
アナルが締め付けてきた。
初めての感覚にゾクゾクする。
身体が熱くなり、汗が噴き出す。
ミサキは頭を掴むと、身体を押し付ける。
もう密着した連結部に隙間はない。
絶頂がそこ迄、来ていた。
「ヤバい、誰か来ました。」
ゴーゴーがドアに耳を当てる。
「ちっ、仕方ねぇ。
いい所だったのにな。」
男が便器から手を離すと、連結部に隙間が出来た。
ミサキは呆然と離れていくアナルを見詰める。
ドアが開くと、警備員が顔を出す。
「おっさん、蛍光灯が切れてるぞ。
交換頼むわ。」
言い終わると、蛍光灯は本当に切れた。
「あっ、ああっ、蛍光灯ね…。
係に…、言っておくよ…。」
警備員は目を見開いて、マスクマンを見る。
「おしっ、後半戦も気合い入れて行くぞ!」
男はドアを押すと、喧騒の渦巻くフロアへ向かう。
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
ゴーゴーの声が追い掛けていった。
(つづく)
体操選手にありがちな傾向だ。
成長期にも拘わらず、ここ数年で5センチも伸びてない。
しかしぺニスの成長だけは別だった。
一年前は指が回ったが、今では親指と中指がくっつかない。
病気かも知れないと思い悩んだが、病院へ行く決心も付かない。
そんな時、タケルと知り合う。
クラブで見掛けた時、電流が身体を駆け抜けた。
股間に横たわる一物を見て、仲間だと知ったからだ。
「お前、そんな事に悩んでいるのか?
折角、神様が与えてくれたんだ。
使わないと、罰が当たるぞ。」
ワタルはミサキの悩みを聞いて、笑い飛ばした。
それ以来、唯一無二の友達として、つるんでいたのだ。
2つ上のタケルの嗜好に感化され、ミサキも光沢のある物に惹かれる様になった。
レザーやエナメル等の光沢があり、身体に張り付く服を好んだ。
そんなミサキでも鈍く光るラバーウェアは未体験だった。
先月、タケルに誘われてラバーのエキシビションに行った日を思い出す。
『あっ、あの時の!』
一番淫らに挑発していたゴーゴーと、目の前の男が結び付く。
あの日は持ち金がなくて買えなかった。
それ以来、頭の片隅からラバーの輝きが離れない。
今、手を伸ばせば届く位置にある。
アナルへ続くコンドームの異常さに、息をするのも忘れた。
益々マラが固くなる。
『ダメだ。落ち着け!』
心中で叫ぶ。
唯でさえデカいマラが硬直する。
それは受け入れられる者が極端に減る事を意味していた。
「おらっ、何、怖じ気付いてんだ?
射精したくないのか?
中に幾らぶっ放してもいいんだぜ。」
コンドームがヒクヒク蠢く。
「だったら構うもんか。
失神したって知らねぇよ。」
ミサキは未開の地に踏み込んだ。
「おおっ、丸で鉄柱だな!
もっと奥迄、ぶち込んでこい!」
ミサキはその声に耳を疑う。
ここ一年、交尾中に快楽を露にした者はいない。
最初は血気盛んだった者も、5分と経たずに泣き言を言い出す。
「ぐぅおっ、堪らんぜ!」
アナルが締め付けてきた。
初めての感覚にゾクゾクする。
身体が熱くなり、汗が噴き出す。
ミサキは頭を掴むと、身体を押し付ける。
もう密着した連結部に隙間はない。
絶頂がそこ迄、来ていた。
「ヤバい、誰か来ました。」
ゴーゴーがドアに耳を当てる。
「ちっ、仕方ねぇ。
いい所だったのにな。」
男が便器から手を離すと、連結部に隙間が出来た。
ミサキは呆然と離れていくアナルを見詰める。
ドアが開くと、警備員が顔を出す。
「おっさん、蛍光灯が切れてるぞ。
交換頼むわ。」
言い終わると、蛍光灯は本当に切れた。
「あっ、ああっ、蛍光灯ね…。
係に…、言っておくよ…。」
警備員は目を見開いて、マスクマンを見る。
「おしっ、後半戦も気合い入れて行くぞ!」
男はドアを押すと、喧騒の渦巻くフロアへ向かう。
「ちょ、ちょっと待って下さい!」
ゴーゴーの声が追い掛けていった。
(つづく)
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