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Chapter8(男童編)
Chapter8-③【ハイスクールRock'n Roll】前編
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「イベントにいた中坊を知ってるか?」
咥え煙草の灰が落ちる事等気にせず、マラを突き立てる。
「はっ、はい、ミサキですよね?」
「良く見掛けるか?」
「レザーやラバーのイベントには…、いつもいます。
それと…、露出ナイトや脱ぎ系でも…。」
途切れ途切れ声を絞り出す。
「隣にいた奴とは付き合っているのか?」
「たっ、タケルとは…、付き合ってないですよ。
単に…、気が合うらしくて。」
「そうか。」
「みっ、ミサキって、本当に中学生なんですか?」
動きの止まったワタルが振り返る。
「ああ、らしいな。」
「おっ、俺、奴に掘られた事あるんですよ。
まっ、マジ、デカマラで。
掘られても犯罪になるんですか?」
今度の声の震えは動揺による物だろう。
「ああ、間違いなく犯罪だ。
サツが嗅ぎ回っているいるから、調べてるんだ。
イベント側としては迷惑な話だ。」
ナツキは適当な嘘をでっち上げる。
「やっ、ヤバい!
俺の所にも警察が来ますか?」
「来て困るなら、俺に協力しろ。
上手く手を回してやる。」
「はっ、はい、お願いします。」
ワタルのペニスはすっかり萎えていた。
「俺の面、見たいんだよな?」
「はっ、はい…。」
「マスク、取ってもいいぞ。」
「えっ、マジ…、いいんですか?」
「早くしねぇと、気が変わるぞ。
とっととしろ。」
萎えた男を犯すのはポリシーに反する。
威勢の良い奴程、征服感が満たされた。
ナツキはミサキの屈強な目力を思い返す。
何があろうと、泣き叫ぶ事はないだろう。
単に粋がってるだけではない。
相当な腕っぷしに裏付けられた自信の現れだ。
ナツキにはそれが分かった。
「少し痛い目に遭わせろ。
最悪、腕の一本折っても構わん。」
神志那の言葉だ。
珍しく読み違いをしていた。
我が子の更生は経営者のジャッジを誤らせたのだ。
ミサキがそれ位でクラブ通いを止める事はない。
腕を折れば、逆に足の一本を折りにくるだろう。
神志那でも身内に対しては冷静な判断が出来なかった。
『ガキだからといって、俺は容赦しねぇ。
面白くなりそうだ。』
亀頭が膨らみ、ぺニスシースが熱り起つ。
「しっ、失礼します。」
ワタルの震える手がジッパーを掴む。
徐々に広がる隙間からスキンヘッドが現れる。
「おおっ、すげぇ…。」
ワタルがマスクを引っ張った。
伸びたラバーが顎から外れる。
飛び散る汗に視界が乱れた。
「次のイベントは何時だ?」
「来月最初の金曜日に露出ナイトが入ってます。
マスクの下からまたマスクが出てくるなんて…。」
ナツキは全頭マスクを二枚重ねしていたのだ。
ラバーマスクを二枚被るという事は死と隣り合わせだった。
鼻腔をしっかり合わせる事がコツだ。
だが掘っている内に少しずつ、それがずれていく。
ズレが大きくなると鼻腔は塞がれ、呼吸は殆ど出来ない。
だがその息苦しさの中にナツキは生きている実感を得ていた。
『お前はもう苦しくないんだろ?』
天井の隅に語り掛ける。
カズユキが頷いている気がした。
(つづく)
咥え煙草の灰が落ちる事等気にせず、マラを突き立てる。
「はっ、はい、ミサキですよね?」
「良く見掛けるか?」
「レザーやラバーのイベントには…、いつもいます。
それと…、露出ナイトや脱ぎ系でも…。」
途切れ途切れ声を絞り出す。
「隣にいた奴とは付き合っているのか?」
「たっ、タケルとは…、付き合ってないですよ。
単に…、気が合うらしくて。」
「そうか。」
「みっ、ミサキって、本当に中学生なんですか?」
動きの止まったワタルが振り返る。
「ああ、らしいな。」
「おっ、俺、奴に掘られた事あるんですよ。
まっ、マジ、デカマラで。
掘られても犯罪になるんですか?」
今度の声の震えは動揺による物だろう。
「ああ、間違いなく犯罪だ。
サツが嗅ぎ回っているいるから、調べてるんだ。
イベント側としては迷惑な話だ。」
ナツキは適当な嘘をでっち上げる。
「やっ、ヤバい!
俺の所にも警察が来ますか?」
「来て困るなら、俺に協力しろ。
上手く手を回してやる。」
「はっ、はい、お願いします。」
ワタルのペニスはすっかり萎えていた。
「俺の面、見たいんだよな?」
「はっ、はい…。」
「マスク、取ってもいいぞ。」
「えっ、マジ…、いいんですか?」
「早くしねぇと、気が変わるぞ。
とっととしろ。」
萎えた男を犯すのはポリシーに反する。
威勢の良い奴程、征服感が満たされた。
ナツキはミサキの屈強な目力を思い返す。
何があろうと、泣き叫ぶ事はないだろう。
単に粋がってるだけではない。
相当な腕っぷしに裏付けられた自信の現れだ。
ナツキにはそれが分かった。
「少し痛い目に遭わせろ。
最悪、腕の一本折っても構わん。」
神志那の言葉だ。
珍しく読み違いをしていた。
我が子の更生は経営者のジャッジを誤らせたのだ。
ミサキがそれ位でクラブ通いを止める事はない。
腕を折れば、逆に足の一本を折りにくるだろう。
神志那でも身内に対しては冷静な判断が出来なかった。
『ガキだからといって、俺は容赦しねぇ。
面白くなりそうだ。』
亀頭が膨らみ、ぺニスシースが熱り起つ。
「しっ、失礼します。」
ワタルの震える手がジッパーを掴む。
徐々に広がる隙間からスキンヘッドが現れる。
「おおっ、すげぇ…。」
ワタルがマスクを引っ張った。
伸びたラバーが顎から外れる。
飛び散る汗に視界が乱れた。
「次のイベントは何時だ?」
「来月最初の金曜日に露出ナイトが入ってます。
マスクの下からまたマスクが出てくるなんて…。」
ナツキは全頭マスクを二枚重ねしていたのだ。
ラバーマスクを二枚被るという事は死と隣り合わせだった。
鼻腔をしっかり合わせる事がコツだ。
だが掘っている内に少しずつ、それがずれていく。
ズレが大きくなると鼻腔は塞がれ、呼吸は殆ど出来ない。
だがその息苦しさの中にナツキは生きている実感を得ていた。
『お前はもう苦しくないんだろ?』
天井の隅に語り掛ける。
カズユキが頷いている気がした。
(つづく)
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