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Chapter7(防砂編)
Chapter7-⑨【め組のひと】前編
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タクヤは目も眩む様な快楽に抗え切れずにいた。
頭では帰ろうと思うが、肉体がそれを拒絶する。
「おらっ、飯だ。」
目の前に皿に乗ったお粥が置かれた。
四つん這いで顔を皿に近付ける。
「待て!」
マコトが制止した。
「わん!」
腹が鳴るが、床に伏せて許可を待つ。
「テイル!」
その言葉に尻を上げ、尻尾を振る。
「よしっ!」
舌を伸ばすが、固形物は引っ掛からない。
そのまま口を突っ込み、啜る事で腹を満たす。
「大分、犬らしくなってきたな。」
マコトの持つカメラがタクヤを捉えていた。
エアコンからの強風で、室内は寒い位だ。
だがマコトの黒い筋肉からは汗が滴り落ちていた。
タクヤは飼い主の姿に見とれる。
その卑猥な衣装に性欲が理性を上回った。
尻尾を振って、交尾をねだる。
スキンカラーのスパッツは肌を透かす。
ぺニス型に造形された股間が熱り起つ。
タクヤはここに来てから一度も射精してない。
マコトは事ある毎にザーメンを放出していた。
専用の皿にふち撒ける為に。
射精を管理された中で受ける調教は正常な思考を奪う程、刺激的だった。
「わん、わん!」
必死に交尾を求める。
そうすれば射精出来るからだ。
「こいつが欲しいのか?」
同色の全頭マスクを被ったマコトが亀頭を振った。
「わん!」
顔を上下させて、重量感溢れるペニスを追う。
「全く淫乱な犬だ。
まだ射精はお預けだ。
もっと、もっと楽しまないとな。」
竹刀の如く撓った竿が頬を打ち付ける。
勢い余った先走りが鼻先に付着した。
猛烈な雄臭で呼吸が荒ぶる。
舌を伸ばし、それを狙う。
「そんなに俺の先走りが欲しいのか。
可愛いペットだ。」
マコトが背中に乗った。
尻を叩く音が部屋に響く。
身体が揺れて、舌が目的地に達しない。
視界の下で三角に変形した舌先が暴れていた。
「ちと、買い物してくるわ。
留守番しておけ。」
マコトはジャージを羽織ると、部屋から出て行った。
カーテンが閉まったままの部屋は薄暗く、時間は分からない。
ここに来て何日経ったかも分からない。
ほんの数日なのか、一週間以上なのか。
「本当にいるのか?」
外廊下から声が聞こえた。
『コウスケ?』
視線をドアに向ける。
「ああ、ぶっ叩く音が聞こえたからな。
奴以外の誰かはいる筈だ。
まずコウスケに間違いねぇな。」
聞き覚えのあるダミ声が答えた。
「だったら、今の内だ。
あの格好だったら、直ぐに帰って来るぞ。」
「鍵を締めずに行きやがったな。
こりゃ、手間が省けた。」
ノブが回る。
ドアの隙間から、目映い陽射しが入ってきた。
スキンヘッドの顔が覗く。
「おっ、お前…。」
鎖で繋がれた姿を見て、ダミ声も二の句が継げない様子だ。
「たっ、タクヤ!」
コウスケが入ってきた。
「直ぐに外してやるからな。」
震える手が首輪と格闘する。
「別にこのままでいいよ。」
「えっ!」
大きく見開いた瞳がタクヤを見詰めた。
「どっ、どういう意味だ?」
「だから…、外さなくていいって事だ。」
タクヤはその視線から逃げる様にボソッと言う。
(つづく)
頭では帰ろうと思うが、肉体がそれを拒絶する。
「おらっ、飯だ。」
目の前に皿に乗ったお粥が置かれた。
四つん這いで顔を皿に近付ける。
「待て!」
マコトが制止した。
「わん!」
腹が鳴るが、床に伏せて許可を待つ。
「テイル!」
その言葉に尻を上げ、尻尾を振る。
「よしっ!」
舌を伸ばすが、固形物は引っ掛からない。
そのまま口を突っ込み、啜る事で腹を満たす。
「大分、犬らしくなってきたな。」
マコトの持つカメラがタクヤを捉えていた。
エアコンからの強風で、室内は寒い位だ。
だがマコトの黒い筋肉からは汗が滴り落ちていた。
タクヤは飼い主の姿に見とれる。
その卑猥な衣装に性欲が理性を上回った。
尻尾を振って、交尾をねだる。
スキンカラーのスパッツは肌を透かす。
ぺニス型に造形された股間が熱り起つ。
タクヤはここに来てから一度も射精してない。
マコトは事ある毎にザーメンを放出していた。
専用の皿にふち撒ける為に。
射精を管理された中で受ける調教は正常な思考を奪う程、刺激的だった。
「わん、わん!」
必死に交尾を求める。
そうすれば射精出来るからだ。
「こいつが欲しいのか?」
同色の全頭マスクを被ったマコトが亀頭を振った。
「わん!」
顔を上下させて、重量感溢れるペニスを追う。
「全く淫乱な犬だ。
まだ射精はお預けだ。
もっと、もっと楽しまないとな。」
竹刀の如く撓った竿が頬を打ち付ける。
勢い余った先走りが鼻先に付着した。
猛烈な雄臭で呼吸が荒ぶる。
舌を伸ばし、それを狙う。
「そんなに俺の先走りが欲しいのか。
可愛いペットだ。」
マコトが背中に乗った。
尻を叩く音が部屋に響く。
身体が揺れて、舌が目的地に達しない。
視界の下で三角に変形した舌先が暴れていた。
「ちと、買い物してくるわ。
留守番しておけ。」
マコトはジャージを羽織ると、部屋から出て行った。
カーテンが閉まったままの部屋は薄暗く、時間は分からない。
ここに来て何日経ったかも分からない。
ほんの数日なのか、一週間以上なのか。
「本当にいるのか?」
外廊下から声が聞こえた。
『コウスケ?』
視線をドアに向ける。
「ああ、ぶっ叩く音が聞こえたからな。
奴以外の誰かはいる筈だ。
まずコウスケに間違いねぇな。」
聞き覚えのあるダミ声が答えた。
「だったら、今の内だ。
あの格好だったら、直ぐに帰って来るぞ。」
「鍵を締めずに行きやがったな。
こりゃ、手間が省けた。」
ノブが回る。
ドアの隙間から、目映い陽射しが入ってきた。
スキンヘッドの顔が覗く。
「おっ、お前…。」
鎖で繋がれた姿を見て、ダミ声も二の句が継げない様子だ。
「たっ、タクヤ!」
コウスケが入ってきた。
「直ぐに外してやるからな。」
震える手が首輪と格闘する。
「別にこのままでいいよ。」
「えっ!」
大きく見開いた瞳がタクヤを見詰めた。
「どっ、どういう意味だ?」
「だから…、外さなくていいって事だ。」
タクヤはその視線から逃げる様にボソッと言う。
(つづく)
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