妄想日記5<<DISPARITY>>

YAMATO

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Chapter7(防砂編)

Chapter7-⑦【Clavis-鍵-】後編

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「おらっ、もっと腰を下ろせ。」
「はっ、はい!」
開いた大殿筋からディルドの熱気が覗く。
球体の一部が出掛かっている。
「おらっ、しっかり締めろ!
出ちまうぞ!」
タクヤは鏡に映り込む茶髪を見ながら、発破をかける。
茶髪はブリッジしながら、140キロを持ち上げていた。
血管の浮かんだ二の腕がブルブル震えている。
そんな状態にも拘わらず男のペニスは天井を向いていた。
メッシュ生地等、物ともしない力強さだ。
バーを戻したタカユキもその猛々しい一物に見入っていた。
 
茶髪が潰れた。
胸の上に140キロがのし掛かる。
瞬時にタカユキは駆け寄ると、男の顔を跨いでバーを掴んだ。
一気にに持ち上げ、ラックに戻そうとする。
「おりゃ、まだまだだ!
もう一丁、頼む!」
バーはゆっくり胸元に下がる。
その場で躊躇していたバーは徐々に上がり出す。
茶髪は最大限に背を反らし、股間を突き出した。
タカユキは140キロのサポートに耐えきれず、腰が落ちる。
尻が茶髪の顔に乗った。
「うおりゃ!」
雄叫びが低い天井に谺する。
瞬間、タカユキが仰け反った。
それはバーを持ち上げる反動でない事は直ぐに分かった。
 
「ありがとな。
助かったよ。」
茶髪は礼を言うと、上唇を舐めた。
「あっ、いえ…。」
視線を落としたタカユキが戻ってくる。
『あんな奴にアナルを舐められやがって!
罰を与えるか。』
嫉妬心がメラメラと燃え上がった。
「おい、幾らここが自由とはいえ、勃起し過ぎたぞ。
少しはトレーニングに集中しろよ。」
「はっ、はい…、すみません…。」
「お前の頭の中ってエロしかないのか?
四六時中、スケベなことばかり考えているんだろ。」
「い、いえ、そんなことは…。」
真っ赤に顔を染めたタカユキの声は消え入りそうだ。
「流石の俺も、ちと恥ずかしいぜ。
ちょっとこっちへ来い。」
観葉植物の陰にタカユキを連れていく。
Tバックをずり下ろすと、手早く貞操具を装着する。
バンバンに膨らんだ玉を強引にリングの中へ押し込む。
「うぐっ!」
「馬鹿、声出すな。
少しは我慢しろ。」
四苦八苦して、何とか両玉を通過させる。
締め付けにより、更に睾丸は肥大した。
仕上げにケージを被せ、南京錠で留める。
「これで少しは大人しくなるだろう。
トレーニングに集中するぞ。」
その言葉とは裏腹にタカユキのペニスは固さを増していく。
ケージの隙間で亀頭が藻掻いていた。
その効果はタクヤが一番知っている。
コウスケに噛まされた時、何度この中で射精した事か。
タカユキのTバックを引き上げると、掌で鍵を弄ぶ。
「さあ、トレーニングを再開するぞ。
この淫乱野郎。」
いつもコウスケに言われていた言葉をタカユキに向ける。
インターバルにベンチに座っていた茶髪は臆する事なく、拘束された股間をガン見し
た。
歪に盛り上がった股間の意味を察した様子だ。
口は開いたままだった。
タクヤは鍵を空中に放ると、それをキャッチする。
上下する茶髪の視線を見て、優越感に包まれた。
 
 
(つづく)
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