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Chapter6(港川編)
Chapter6-⑧【プールにて】後編
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休憩の放送が流れ、一斉にホイッスルが鳴った。
プールにいた者達が次々に上がっていく。
残された二人を監視員が見ていた。
「ほらっ、急がないと。」
プールの脇にあるトイレの案内板を指差す。
急かされた男はジャンプして縁に手を着くと、身体を引き上げた。
眼前に発達した大殿筋が水中から現れる。
その中心に男の秘部が透けて見えた。
コウキは指を突き立て、男を押し上げる。
「おおっ!」
男は淫らな声をあげて、その指を飲み込んだ。
狭めた扉から男が滑り込む。
大人二人が対峙すると、個室は窮屈だ。
薄い生地は肌に張り付き、裸体と変わらない。
顔を赤らめて立ち尽くす男を凌辱したい衝動に駆られた。
「乾けば、多少マシになりますよ。
但し乾けばだけど。」
コウキは男の亀頭を鷲掴みにする。
「でも、こんなに先走り垂らしていたら、余計に透けちゃいますよ。
子供じゃないんだから、少しは我慢出来ないんすか?」
その言葉で男の顔は更に赤みを帯びた。
プールに入った男が戻ってこない。
ヒナタはプールサイドを見渡すが、その姿は見当たらない。
視線をナツキに向ける。
勃起したペニスを露にし、目の前の男を挑発さていた。
競パンを膨らませた男はナツキの股間から視線を外さない。
発達した大胸筋以上に腹が迫り出ていた。
『あんな奴の何処がいいんだか?
さっきのイケメンの方がずっとエロいのに。』
納得がいかず、プールを端から端まで眺める。
男は右から三番目のコースを泳いでいった。
その先にトイレのマークが見える。
コウキがいない事も気になった。
ヒロシはバイトがあると言って、既に帰っている。
連む相手のいないコウキが行く場所等ない筈だ。
『まさかっ?』
ヒナタが立ち上がるのと同時にホイッスルが鳴った。
休憩の終わりを告げる合図だ。
プールへ皆入っていく。
トイレの周辺はがらんとしていた。
『思い過ごしか…。』
足洗いの水に爪先を入れた時、微かな声が聞こえた。
「うっ…。」
空耳と言われれば、それまでの小さい声だ。
個室の扉が一つだけ閉まっていた。
足音を忍ばせ、隣の個室に入る。
音が立たない様に鍵を閉め、息を潜めた。
ベニヤ板一枚の向こう側に気配を感じる。
「マッチョの癖にガキみたく先走りダラダラ垂らしやがって。
マジ、変態だな。」
はっきりとコウキの声が聞こえた。
「変態なら変態らしくしてやるよ。
ほらっ、俺の競パンを咥えろ。」
「ううっ…。」
「様ねぇな。
ほらっ、ケツ出せ。
気持ち良くしてやるよ。」
その声にヒナタは唇を噛む。
『グチュ、グチャ!』
卑猥な摩擦音が先制された悔しさに拍車を掛けた。
『くそっ、先を越された!』
ヒナタは競パンからマラを引きずり出すと、便器の脇に放尿する。
勃起したマラからはチョロチョロとしか出ない。
「おおっ…。」
欲情した呻き声が漏れてきた。
『早く出ろ!
終わっちまう!』
白いタイル目地は中々黄色く染まらない。
「掘られて、亀頭パンパンじゃねぇか!
まだ射精するなよ。
もっと楽しませてくれよ、変態さん。」
『パン!』
尻を叩く湿った音に苛立ちはピークに達した。
(つづく)
プールにいた者達が次々に上がっていく。
残された二人を監視員が見ていた。
「ほらっ、急がないと。」
プールの脇にあるトイレの案内板を指差す。
急かされた男はジャンプして縁に手を着くと、身体を引き上げた。
眼前に発達した大殿筋が水中から現れる。
その中心に男の秘部が透けて見えた。
コウキは指を突き立て、男を押し上げる。
「おおっ!」
男は淫らな声をあげて、その指を飲み込んだ。
狭めた扉から男が滑り込む。
大人二人が対峙すると、個室は窮屈だ。
薄い生地は肌に張り付き、裸体と変わらない。
顔を赤らめて立ち尽くす男を凌辱したい衝動に駆られた。
「乾けば、多少マシになりますよ。
但し乾けばだけど。」
コウキは男の亀頭を鷲掴みにする。
「でも、こんなに先走り垂らしていたら、余計に透けちゃいますよ。
子供じゃないんだから、少しは我慢出来ないんすか?」
その言葉で男の顔は更に赤みを帯びた。
プールに入った男が戻ってこない。
ヒナタはプールサイドを見渡すが、その姿は見当たらない。
視線をナツキに向ける。
勃起したペニスを露にし、目の前の男を挑発さていた。
競パンを膨らませた男はナツキの股間から視線を外さない。
発達した大胸筋以上に腹が迫り出ていた。
『あんな奴の何処がいいんだか?
さっきのイケメンの方がずっとエロいのに。』
納得がいかず、プールを端から端まで眺める。
男は右から三番目のコースを泳いでいった。
その先にトイレのマークが見える。
コウキがいない事も気になった。
ヒロシはバイトがあると言って、既に帰っている。
連む相手のいないコウキが行く場所等ない筈だ。
『まさかっ?』
ヒナタが立ち上がるのと同時にホイッスルが鳴った。
休憩の終わりを告げる合図だ。
プールへ皆入っていく。
トイレの周辺はがらんとしていた。
『思い過ごしか…。』
足洗いの水に爪先を入れた時、微かな声が聞こえた。
「うっ…。」
空耳と言われれば、それまでの小さい声だ。
個室の扉が一つだけ閉まっていた。
足音を忍ばせ、隣の個室に入る。
音が立たない様に鍵を閉め、息を潜めた。
ベニヤ板一枚の向こう側に気配を感じる。
「マッチョの癖にガキみたく先走りダラダラ垂らしやがって。
マジ、変態だな。」
はっきりとコウキの声が聞こえた。
「変態なら変態らしくしてやるよ。
ほらっ、俺の競パンを咥えろ。」
「ううっ…。」
「様ねぇな。
ほらっ、ケツ出せ。
気持ち良くしてやるよ。」
その声にヒナタは唇を噛む。
『グチュ、グチャ!』
卑猥な摩擦音が先制された悔しさに拍車を掛けた。
『くそっ、先を越された!』
ヒナタは競パンからマラを引きずり出すと、便器の脇に放尿する。
勃起したマラからはチョロチョロとしか出ない。
「おおっ…。」
欲情した呻き声が漏れてきた。
『早く出ろ!
終わっちまう!』
白いタイル目地は中々黄色く染まらない。
「掘られて、亀頭パンパンじゃねぇか!
まだ射精するなよ。
もっと楽しませてくれよ、変態さん。」
『パン!』
尻を叩く湿った音に苛立ちはピークに達した。
(つづく)
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