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Chapter6(港川編)
Chapter6-⑤【仮面】後編
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どんなに好きでも遠距離恋愛なんて、長続きはしない。
『なら、こいつを俺好みの変態に仕上げるか。』
そんな打算で、アラタの顔をまじまじと眺める。
鼻筋の通った顔立ちは整い過ぎている。
女性にはモテそうだが、ゲイを欲情させる淫らさが欠けていた。
『こいつの仮面を外すにはどうすればいいか?』
「全裸で泳がないか?
気持ちいいぜ。」
海中へ身を沈め、ゴーグル越しに見える競パンに手を掛ける。
アラタはがっちり両サイドを掴むと、全力で抵抗した。
「こんな所でマッパで泳げないですよ…。
皆見てるし…。」
水面から顔を出したチカラに訴えた。
以前のチカラなら同じ事を言っただろう。
だが今は違う。
ナツキやセイルの様に本能的に生きたい。
もう他人の目は気にしたくなかった。
頬を伝う水滴を掌で拭う。
剃り上げた頭は一拭きで滴を飛ばす。
「もう浮気?」
背後から声がした。
声の主はセイルに間違いない。
「浮気じゃねえさ。
同じ飛行機だから、搭乗前に身を清めてたんだ。」
振り返るチカラの視界に重量感たっぷりのペニスが飛び込んできた。
改めてその大きさに息を飲む。
アラタも瞬き一つせず見入っている。
これが体内に入っていたかと思うと、我ながら信じ難い。
「最後に掘らせて。
そのトロマンが忘れられないんだ。」
水着からコンドームで覆われたペニスを引き摺り出す。
「このサイズのゴムは入手大変なんだ。
無駄にさせないでよ。」
膨らんだ亀頭は拳の様だ。
「ここでか?」
海のド真ん中で遮る物は何もない。
「勿論…、観衆の前で種付けしたいんだ。」
またペニスが話し出した。
「まあ、コンドームしてるから本来の種付けじゃねぇけどな。」
アナルが勝手に語り出す。
「このペニスを忘れるなよ。」
ヒリヒリするアナルは躊躇う事なく膨らんだ亀頭を飲み込む。
迎え酒ならぬ迎えマラだ。
「ぐおぉぉう。」
腸内が張り裂けそうだ。
これでもう他の物では満足出来なくなるだろう。
ゴーグル越しに、ペニスを扱くアラタが歪んで見えた。
『箍を外させるのは意外と簡単なんだな。』
チカラは自ら身体を押し付け、未開地へ亀頭を誘い込んだ。
喘ぐ口にアラタがペニスを押し込んできた。
後頭部を押さえられ、亀頭が奥へ進む。
身体から発するアンモニア臭に欲情する。
アラタも鼻を鳴らし、その臭いを取り込んでいた。
互いに同じ所を目指す。
真夏の様な日射しが三人を照り付ける。
また潮が引き、海中を露にし始めていた。
「そろそろ時間じゃないの?」
セイルの言葉に我に返る。
焼き付く痛みが現実の物となった。
「マジ痛ぇ。
ナツキの奴何処行ったんだ。」
座り込んだまま辺りを見渡す。
既に足下は砂浜が現れ、僅かな水溜まりがあるだけだ。
「俺は先に空港に向かいます。
途中でシャワー浴びたいし。
じゃあ、空港で。」
アラタは逃げる様に駆け出す。
素面に戻り、一気に羞恥心が押し寄せてきた様子だ。
(つづく)
『なら、こいつを俺好みの変態に仕上げるか。』
そんな打算で、アラタの顔をまじまじと眺める。
鼻筋の通った顔立ちは整い過ぎている。
女性にはモテそうだが、ゲイを欲情させる淫らさが欠けていた。
『こいつの仮面を外すにはどうすればいいか?』
「全裸で泳がないか?
気持ちいいぜ。」
海中へ身を沈め、ゴーグル越しに見える競パンに手を掛ける。
アラタはがっちり両サイドを掴むと、全力で抵抗した。
「こんな所でマッパで泳げないですよ…。
皆見てるし…。」
水面から顔を出したチカラに訴えた。
以前のチカラなら同じ事を言っただろう。
だが今は違う。
ナツキやセイルの様に本能的に生きたい。
もう他人の目は気にしたくなかった。
頬を伝う水滴を掌で拭う。
剃り上げた頭は一拭きで滴を飛ばす。
「もう浮気?」
背後から声がした。
声の主はセイルに間違いない。
「浮気じゃねえさ。
同じ飛行機だから、搭乗前に身を清めてたんだ。」
振り返るチカラの視界に重量感たっぷりのペニスが飛び込んできた。
改めてその大きさに息を飲む。
アラタも瞬き一つせず見入っている。
これが体内に入っていたかと思うと、我ながら信じ難い。
「最後に掘らせて。
そのトロマンが忘れられないんだ。」
水着からコンドームで覆われたペニスを引き摺り出す。
「このサイズのゴムは入手大変なんだ。
無駄にさせないでよ。」
膨らんだ亀頭は拳の様だ。
「ここでか?」
海のド真ん中で遮る物は何もない。
「勿論…、観衆の前で種付けしたいんだ。」
またペニスが話し出した。
「まあ、コンドームしてるから本来の種付けじゃねぇけどな。」
アナルが勝手に語り出す。
「このペニスを忘れるなよ。」
ヒリヒリするアナルは躊躇う事なく膨らんだ亀頭を飲み込む。
迎え酒ならぬ迎えマラだ。
「ぐおぉぉう。」
腸内が張り裂けそうだ。
これでもう他の物では満足出来なくなるだろう。
ゴーグル越しに、ペニスを扱くアラタが歪んで見えた。
『箍を外させるのは意外と簡単なんだな。』
チカラは自ら身体を押し付け、未開地へ亀頭を誘い込んだ。
喘ぐ口にアラタがペニスを押し込んできた。
後頭部を押さえられ、亀頭が奥へ進む。
身体から発するアンモニア臭に欲情する。
アラタも鼻を鳴らし、その臭いを取り込んでいた。
互いに同じ所を目指す。
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「そろそろ時間じゃないの?」
セイルの言葉に我に返る。
焼き付く痛みが現実の物となった。
「マジ痛ぇ。
ナツキの奴何処行ったんだ。」
座り込んだまま辺りを見渡す。
既に足下は砂浜が現れ、僅かな水溜まりがあるだけだ。
「俺は先に空港に向かいます。
途中でシャワー浴びたいし。
じゃあ、空港で。」
アラタは逃げる様に駆け出す。
素面に戻り、一気に羞恥心が押し寄せてきた様子だ。
(つづく)
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