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Chapter5(奸賊編)
Chapter5-⑥【海に来て】前編
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「なっ、何撮ってんだ!」
チカラは睨むが、排便は止まらない。
「ヒーローの大便シーンです。
この手を好むマニアは結構います。
特撮でない、リアルな映像は滅多に撮れません。
高値で売れそうです。」
指がズームボタンに掛かる。
「うるせぇ。
兎に角、カメラを下ろせ!」
怒声にも三浦は怯む気配はない。
それどころかしゃがみ込み、排便を続けるアナルにレンズを向けた。
「てめぇ、調子に乗りやがって!」
排便を終え、飛び掛かる。
だが足元にあった壊れた扉に引っ掛かり、頭からダイブする事になった。
馬乗りになった三浦が後ろ手に手錠を噛ます。
手洗い台まで引き摺られ、下から伸びる排水パイプに括り付けられた。
低い位置で固定された為、立ち上がる事が出来ない。
「さて、これに見覚えがありますよね。」
三浦の右手がチカラの前に伸びた。
持っているのは先程ナツキに被せた蓋付きの口枷だ。
「もう用途は充分に分かっていますね。
さあ、口を開けて貰いましょうか。」
鼻を摘ままれた。
真一文字に結んだ口は呆気なく開いてしまう。
冷たい金属が唇を覆う。
相手には何度となく噛ませた枷だが、自分が使うのは初めてだ。
「さっきはアナルに種付けしました。
今度は口に出させてもらいましょうか。」
短く切ったジーンズの脇から引き摺り出す。
鎌首を擡げた毒蛇が獲物を狙う。
亀頭が口蓋垂を責め立てる。
膨らんだ鎌首が気道を塞ぐ。
嘔吐感が込み上げてきた。
三浦は腰を振りながらも、カメラを離さない。
「ほらっ、もっと舌を上手く使って。
これであなたはもう私から離れる事は出来ません。
直ぐに私の種が欲しくなります。」
汚れた指が鼻を摘まむ。
激しく顔を振り、毒蛇を吐き出す。
「ふざけるな!
ジジイのしょぼいチンコなんて、反吐が出るわ!」
「皆さん、同じことを言います。
口では嫌と言いながら、私の元に戻ってきます。
まあ、このビデオがある限り、あなたは拒む事は出来ませんがね。」
忌々しい高笑いが便所に響く。
「私のターゲットは最初からあなたです。
あの不細工な男を煽てて、あなたに近付きました。
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、流石故事は見事に言い得てます。
不細工な馬を射るのは容易い事でした。
そしてあなたを手中にする事も。」
目の前で三浦の腹筋が揺れている。
絞り過ぎて潤いがない。
若々しい張りのある筋肉はそこになかった。
チカラは堪え切れず舌でガードする。
結果、鎌首を舐める羽目になった。
「そう、最初からそうすればいいのです。
今日は浜辺でフェラ奴隷になってもらいましょうか。
いや、これからずっと、永遠にね。」
風の通らない便所の中で、顔から水滴が次々と滴り落ちる。
それが汗なのか、涙なのか自分でも分からない。
ただ幽霊より怖い存在がある事を知った。
便所の脇に立つ木に寄り掛かる男がいた。
煙草を咥えたナツキだ。
フィルター迄吸い尽くすとサンダルで揉み消した。
伸びをすると、立ちションをする。
大きくマラを振るのと同時に身震いもした。
(つづく)
チカラは睨むが、排便は止まらない。
「ヒーローの大便シーンです。
この手を好むマニアは結構います。
特撮でない、リアルな映像は滅多に撮れません。
高値で売れそうです。」
指がズームボタンに掛かる。
「うるせぇ。
兎に角、カメラを下ろせ!」
怒声にも三浦は怯む気配はない。
それどころかしゃがみ込み、排便を続けるアナルにレンズを向けた。
「てめぇ、調子に乗りやがって!」
排便を終え、飛び掛かる。
だが足元にあった壊れた扉に引っ掛かり、頭からダイブする事になった。
馬乗りになった三浦が後ろ手に手錠を噛ます。
手洗い台まで引き摺られ、下から伸びる排水パイプに括り付けられた。
低い位置で固定された為、立ち上がる事が出来ない。
「さて、これに見覚えがありますよね。」
三浦の右手がチカラの前に伸びた。
持っているのは先程ナツキに被せた蓋付きの口枷だ。
「もう用途は充分に分かっていますね。
さあ、口を開けて貰いましょうか。」
鼻を摘ままれた。
真一文字に結んだ口は呆気なく開いてしまう。
冷たい金属が唇を覆う。
相手には何度となく噛ませた枷だが、自分が使うのは初めてだ。
「さっきはアナルに種付けしました。
今度は口に出させてもらいましょうか。」
短く切ったジーンズの脇から引き摺り出す。
鎌首を擡げた毒蛇が獲物を狙う。
亀頭が口蓋垂を責め立てる。
膨らんだ鎌首が気道を塞ぐ。
嘔吐感が込み上げてきた。
三浦は腰を振りながらも、カメラを離さない。
「ほらっ、もっと舌を上手く使って。
これであなたはもう私から離れる事は出来ません。
直ぐに私の種が欲しくなります。」
汚れた指が鼻を摘まむ。
激しく顔を振り、毒蛇を吐き出す。
「ふざけるな!
ジジイのしょぼいチンコなんて、反吐が出るわ!」
「皆さん、同じことを言います。
口では嫌と言いながら、私の元に戻ってきます。
まあ、このビデオがある限り、あなたは拒む事は出来ませんがね。」
忌々しい高笑いが便所に響く。
「私のターゲットは最初からあなたです。
あの不細工な男を煽てて、あなたに近付きました。
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、流石故事は見事に言い得てます。
不細工な馬を射るのは容易い事でした。
そしてあなたを手中にする事も。」
目の前で三浦の腹筋が揺れている。
絞り過ぎて潤いがない。
若々しい張りのある筋肉はそこになかった。
チカラは堪え切れず舌でガードする。
結果、鎌首を舐める羽目になった。
「そう、最初からそうすればいいのです。
今日は浜辺でフェラ奴隷になってもらいましょうか。
いや、これからずっと、永遠にね。」
風の通らない便所の中で、顔から水滴が次々と滴り落ちる。
それが汗なのか、涙なのか自分でも分からない。
ただ幽霊より怖い存在がある事を知った。
便所の脇に立つ木に寄り掛かる男がいた。
煙草を咥えたナツキだ。
フィルター迄吸い尽くすとサンダルで揉み消した。
伸びをすると、立ちションをする。
大きくマラを振るのと同時に身震いもした。
(つづく)
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