妄想日記5<<DISPARITY>>

YAMATO

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Chapter5(奸賊編)

Chapter5-⑤【灼けたアイドル】前編

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三浦がビデオカメラを持つ。
それが合図だ。
「おらっ、椅子に座れ。」
ナツキを椅子に座らせる。
チカラは持ってきた縄で椅子に括り付けた。
半開きの口から舌が出ている。
「だらしねぇ口だな。
少し躾ねぇとな。」
蓋付きの口枷で唇を塞ぐ。
ヒカルに良く使っていた枷だ。
外国製の為、その密着度は高い。
塞いでしまうと、完全に口呼吸を遮断した。
頬が凹み、歪になった顔はヒカルと同じだ。
出会った頃はチカラの一挙手一投足に反応してくれた。
怯える視線は更なる快楽を待つ期待の現れだ。
手を上げるだけでビクッとした。
その従順な年上の裏切りを思い出す。
チカラの中に残虐な欲望が芽生えた。
 
肥大乳首を摘まむと、思い切り引っ張る。
「うぐっ…。」
枷から小さな声が漏れた。
チカラは右乳首を口に含むと、歯を立てる。
デカい分、しっかり歯が食い込む。
思いのまま力を加えていく。
歯と歯の隙間から覗く乳首に舌を伸ばす。
激痛と快楽の狭間でナツキが胸を反らす。
更なる痛みを欲していた。
チカラは目の前にある鼻腔を塞いでみる。
それがどういう意味かはヒカルが証明していた。
顔を思い切り振り、指から逃れる。
ナツキが痙攣し出した。
蓋越しの呼吸が荒くなる。
『窒息プレイ。』
空港でナツキの言った単語だ。
経験があるのなら、突き進むだけだ。
もんどり打つナツキを狂おしい想いで見詰める。
『俺がこいつを支配している!』
その思いは三浦も同じ様だ。
フレームをナツキの顔に向けたまま身動き一つしない。
ナツキの狂乱振りに陶酔していた。
 
チカラのマラが放出を訴えた。
慌てて指を放す。
物凄い勢いで息を吸い込むと、マスクが膨らんだ。
ナツキの右膝を縛り、それを胸の縄と繋ぐ。
左膝も同様にする。
椅子の上で、股を開いたままの体勢で固定した。
チカラは亀頭をアナルに当てる。
カメラが近寄り、連結部を狙う。
漲るパワーをマラに集め、血管を浮かび上がらせた。
『しっかりカメラに収めろよ。』
チカラはナツキの鼻を押さえながら、腰を振る。
封印していたブレスコントロールに精神が歓喜した。
鼻腔を塞ぐと、ナツキは顔を振って地鳴りの様な呻き声を出す。
そしてマラが千切れそうな程締め付けてきた。
ナツキのペニスは薄いゴムを引き破る勢いだ。
歪んだ顔にビンタを食らわす。
左右に揺れる視線は虚ろだ。
普段の目力は微塵もない。
『おら、許しを乞え。』
鼻孔を塞ぐ時間が増えていく。
椅子が倒れそうな程暴れた。
それを合図に片側だけ、指を少し離す。
今、ナツキと一心胴体になっている。
苦渋を望む男に歪な愛情を注ぎ込んだ。
 
枷の蓋を外すと、己の口で塞ぐ。
途方もない吸引力が待っていた。
口内の唾液が全て奪い取られる。
カメラの存在を忘れ、夢中で掘りまくった。
チカラは自分のアナルに異変を感じる。
片手でカメラを持った三浦がアナルプラグの根本を掴んでいた。
その根本を乱暴に掻き回す。
「おおっ…。」
思わず声を出してしまう。
だが前後の快楽には抗えない。
 
 
(つづく)
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