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Chapter4(利達編)
Chapter4-⑤【シャキイズム】前編
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両手の自由を奪われた間宮は上半身を屈め、ディルドに舌を這わす。
恍惚となった表情に整った顔立ちは微塵もない。
ナツキの好きな表情だ。
阿保面のイケメンが好物だ。
自分のルックスが向上する事はない。
そうあれば男前を自分レベルに堕とすだけだ。
これによって心の均衡が保てた。
ディルドを奪い、間宮のアナルを塞ぐ。
直ぐに真紅のワインが体内で暴れる筈だ。
ツナギのジッパーを戻すと、下半身の縛りを再開した。
今度は白ワインを飲みながら、余興を楽しむ。
間宮の震えが次第に大きくなる。
旨い肉とワインを堪能した。
「あっ、あの…、便所へ行かせて下さい。」
身体に連動して声まで震えている。
「そう、焦るな。
南と東の支配人はどんな奴だ。」
ナツキはグラスを傾けながら聞く。
「あっ、はいっ。
南の支配人は松岡さんで、凄い筋肉マニアなんです。
ですので、南店が一番フリーウェイトが充実しています。」
「コンテストに出てるのか?」
「はい、ですが食欲が旺盛で、いつも減量に失敗して予選落ちです。
あの…。」
「で、東の支配人は?」
ナツキは無視して、先を促す。
「宮城さんは凄いナルシストで、絶えず鏡を気にしています。
昔、アイドルグループに在籍してたらしいです。
東支店は高級志向で、スタジオもジムも鏡張りで…。
あの…、もう本当に…。」
大臀の震えが最大限に達する。
「仕方ねぇな。」
縛ったばかり縄を解く。
緊縛した男は嘘を言わない。
自由になった間宮は便所へ駆け込んだ。
「おっと、お前の便器はそこじゃねぇぞ。」
便器の蓋を手にした間宮に言うと、バスタブを顎で差す。
「そっ、そんな…。」
情けない声が耳を擽る。
「だったら漏らすか?」
「いえ、その中でさせて下さい。」
間宮が震える手でジッパーを下げた。
だが膨らんだ大胸筋が邪魔をして、脱ぐのに手間取る。
ゴーグルをすると、赤い光景を待った。
「おらっ、四つん這いになって、ケツをこっちに向けろ。」
ナツキは白ワインをらっぱ飲みする。
こんな旨い酒は初めてだった。
「北店の売り上げが飛躍的に伸びた。」
朝食の席で、神志那が言った。
「そうなんすか。」
ナツキは一気にプロテインを飲むと、大きなゲップを出す。
「あの間宮があんな思い切った事をするとはな。
奴を過小評価していた。
これで問題は一つ片付いた。」
「という事は他にも問題があるんすか?」
ゆで卵を丸飲みする。
「その対応をお前に頼みたい。」
急に振られ、黄身が喉に詰まった。
「俺はジムの他に、ゲイ向けの雑貨店を経営している。
個人的な趣味だから、ジムとは別会社だ。」
「何を売ってんすか?」
ナツキはピンと来ない。
「最初はSM関連のボンテージを輸入して捌いていたが、今は何でも売っている。
ハリガタや下着等もな。
以前、お前に装着した貞操具も店の品だ。」
神志那の言葉に納得する。
黒の間にはハーネスや枷等、個人の趣味としては多過ぎる責め具があった。
使い勝手を試す意味合いもあった訳だ。
(つづく)
恍惚となった表情に整った顔立ちは微塵もない。
ナツキの好きな表情だ。
阿保面のイケメンが好物だ。
自分のルックスが向上する事はない。
そうあれば男前を自分レベルに堕とすだけだ。
これによって心の均衡が保てた。
ディルドを奪い、間宮のアナルを塞ぐ。
直ぐに真紅のワインが体内で暴れる筈だ。
ツナギのジッパーを戻すと、下半身の縛りを再開した。
今度は白ワインを飲みながら、余興を楽しむ。
間宮の震えが次第に大きくなる。
旨い肉とワインを堪能した。
「あっ、あの…、便所へ行かせて下さい。」
身体に連動して声まで震えている。
「そう、焦るな。
南と東の支配人はどんな奴だ。」
ナツキはグラスを傾けながら聞く。
「あっ、はいっ。
南の支配人は松岡さんで、凄い筋肉マニアなんです。
ですので、南店が一番フリーウェイトが充実しています。」
「コンテストに出てるのか?」
「はい、ですが食欲が旺盛で、いつも減量に失敗して予選落ちです。
あの…。」
「で、東の支配人は?」
ナツキは無視して、先を促す。
「宮城さんは凄いナルシストで、絶えず鏡を気にしています。
昔、アイドルグループに在籍してたらしいです。
東支店は高級志向で、スタジオもジムも鏡張りで…。
あの…、もう本当に…。」
大臀の震えが最大限に達する。
「仕方ねぇな。」
縛ったばかり縄を解く。
緊縛した男は嘘を言わない。
自由になった間宮は便所へ駆け込んだ。
「おっと、お前の便器はそこじゃねぇぞ。」
便器の蓋を手にした間宮に言うと、バスタブを顎で差す。
「そっ、そんな…。」
情けない声が耳を擽る。
「だったら漏らすか?」
「いえ、その中でさせて下さい。」
間宮が震える手でジッパーを下げた。
だが膨らんだ大胸筋が邪魔をして、脱ぐのに手間取る。
ゴーグルをすると、赤い光景を待った。
「おらっ、四つん這いになって、ケツをこっちに向けろ。」
ナツキは白ワインをらっぱ飲みする。
こんな旨い酒は初めてだった。
「北店の売り上げが飛躍的に伸びた。」
朝食の席で、神志那が言った。
「そうなんすか。」
ナツキは一気にプロテインを飲むと、大きなゲップを出す。
「あの間宮があんな思い切った事をするとはな。
奴を過小評価していた。
これで問題は一つ片付いた。」
「という事は他にも問題があるんすか?」
ゆで卵を丸飲みする。
「その対応をお前に頼みたい。」
急に振られ、黄身が喉に詰まった。
「俺はジムの他に、ゲイ向けの雑貨店を経営している。
個人的な趣味だから、ジムとは別会社だ。」
「何を売ってんすか?」
ナツキはピンと来ない。
「最初はSM関連のボンテージを輸入して捌いていたが、今は何でも売っている。
ハリガタや下着等もな。
以前、お前に装着した貞操具も店の品だ。」
神志那の言葉に納得する。
黒の間にはハーネスや枷等、個人の趣味としては多過ぎる責め具があった。
使い勝手を試す意味合いもあった訳だ。
(つづく)
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