妄想日記5<<DISPARITY>>

YAMATO

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Chapter4(利達編)

Chapter4-②【傾斜する】前編

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「トモヤとナツキ、こっちへ来い。
これから昇給試験だ。
お前らならこの腑抜けをどう処罰する?」
その言葉にナツキは思案する。
この場合、どう考えても後攻の方が有利だ。
トモヤも同じ考えらしく、一歩前に出ない。
ナツキはマスクを被り、大の字に繋がれた男を見詰める。
鞭は使用済みだ。
同じ手では神志那は納得しない。
何か、このチェーンを有効に使う責めはないか?
先攻を選ぶなら、一発で決める必要がある。
そして絶対に真似の出来ない事が条件だ。
閃きがあった。
「先攻します。」
ナツキは一歩前へ出た。
「但し、これからする俺の命令は社長の物と認めて下さい。」
神志那を睨む。
「まあ、いいだろう。
好きにしろ。」
その許可ににんまり微笑む。
 
「ねえ、ラバーの魅力って何だと思う?」
カズユキとの会話を思い出す。
「当然、見た目だろ。
この光沢はめちゃ格好いいよな。」
パソコンに映し出されたラバースーツは艶やかな輝きを放つ。
「それもそうだけど、もっと重要な要素があるんだ。」
「窮屈さか?」
皺一つないスーツはかなりの締め付けだろう。
「惜しい!」
「何だよ、早く教えろ!」
「一番の魅力は呼吸難さ。
窮屈さに加えて呼吸しずらい。
Mにとっては究極の衣装だよ。」
ブレスコントロールは沖縄で経験済みだ。
息苦しさを伴う射精はいまだにはっきり覚えている。
「だからさ、調子に乗るのは危険なんだ。
ナッキーはプレイ中も冷静だから、心配ないけど。
ボクは怖いんだ。
欲情すると、歯止めが利かなくなっちゃって…。」
複雑な表情が訴えた。
 
「おい、トモヤ、お前の口のコンドームに間宮のマラを突っ込め。」
突然、振られたトモヤがナツキを見た。
「社長命令だ。
とっととしろ!」
怒り声に驚いたトモヤが跪く。
卑猥なラバーに覆われた口が撓垂れたぺニスを含んだ。
ナツキは間宮の後ろに立ち、アナルにマラを挿入する。
焦らず、亀頭を出し入れした。
アナルが開くのを辛抱強く待つ。
次第に括約筋が活性化し出す。
ナツキが動かなくても、亀頭を飲み込み始めた。
少しずつ奥へ侵入させていく。
括約筋の締め付けが間宮の心情を物語っている。
締め上げがきつくなる程、欲情している証拠だ。
鍛えられた大殿筋に覆われた括約筋は凄まじい抗力を発揮した。
 
『そろそろいいだろう。』
間宮が絶頂に向かい出した事を察知する。
『天国から地獄へ一気に突き落としてやるぜ。』
ナツキは間宮を持ち上げると、身体を反らす。
軽量な間宮を駅弁する事など容易い。
「絶対に口から離すな!」
唖然としているトモヤを一喝する。
両手を上げた状態の間宮はナツキに身を預けるしかない。
ナツキが仰け反れば、それに合わすだけだ。
張り出した大胸筋にチェーンが食い込む。
「ぐおっ!」
間宮が悲鳴をあげた。
ナツキは構わず腰を突き上げる。
括約筋が最大限に機能していた。
それは間宮のペニスの活性化を意味している。
口一杯に広がった亀頭がトモヤの呼吸を奪っている筈だ。
 
 
(つづく)
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