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Chapter3(立身編)
Chapter3-⑦【青春時計】前編
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暫くは考え込んでいたトモヤが動く。
部屋の中央に椅子を置いた。
一本目の縄を使いナツキを縛り上げる。
「ここに座れよ。」
仕方なくナツキは腰を下ろす。
トモヤは二本目の縄でナツキを椅子に括り付けた。
後ろ手のナツキは身動き出来ない。
目の前に腕を組んだトモヤが立つ。
ナツキは無言で見上げる。
伸びたトモヤの指がナツキの鼻を摘まんだ。
空気が遮断され、顔を振って藻掻く。
だが執拗に指は離れない。
虚ろな視線を神志那に向けるが、ニヤニヤしているだけだ。
「おらっ、口を開けろ。」
フロントのカップを外したトモヤのペニスが熱り起つ。
饐えた臭いが半端でない。
ナツキは真一文字に口を閉じる。
何があっても、開かないつもりだ。
鼻孔を塞がれても、臭気は雪崩れ込んできた。
竿に血管が浮かび、亀頭が膨らむ。
トモヤが腰を振ると、膨らんだ亀頭が右頬を打った。
更に左頬を連打する。
粘っこい液体が頬に付着しては、切断された。
息が出来ない状態が続く。
顔を左右に振られ、意識が遠退いていく。
鼻先にぺニスを押し付けられ、指が離れた。
一気に流れ込む空気と一緒に強烈な雄臭がナツキを襲う。
喘ぐ口にペニスを押し込まれた。
そしてまた鼻孔を塞ぐ。
ナツキは半朦朧の状態で顔を動かす。
そこにはプライドも何もない。
ただ沸き起こる扇動がナツキを突き動かしていた。
「ここの支配人の塚田だ。
彼は新しい秘書のナツキだ。」
神志那の紹介で塚田が頭を下げる。
スーツを着ているが、その下の発達した筋肉が計り知れた。
この男も神志那の縄に魅せられた一人かと顔を見詰める。
口髭を蓄えた30代半ばだろうか。
オールバックの髪型が精悍さを醸し出していた。
「ナツキです。」
トーンを落として挨拶する。
車の中で、低い声で受け答えする様に言われていた。
「態々お越し頂きまして申し訳ありません。
東京側の人事に問題がありまして…。」
「その件は後で聞く。
先にナツキを館内に案内しろ。」
神志那がナツキを見た後、塚田を睨む。
「申し訳ありません。
至急、スタッフに案内させます。」
塚田は直角に腰を曲げると、肩を震わせた。
KGNジムは駐車場やプール、テニスコートのある巨大な施設だった。
シンゴの勤める下町のローカルなジムとは比較にならない。
「私は本日、ご案内を担当させて頂きます矢吹でございます。
こちらがジムエリアになります。
何かご使用なさりたいマシンはございますか?」
案内の若者が上目遣いに聞く。
ナツキの格好を見て、ジムの視察に来たと思っているのだろう。
「いや、ゆっくり見るだけで充分。」
出来るだけ低い声を出す。
マシン間の空間に余裕があり、広々としている。
ラットプルマシンだけでも三台あった。
ベンチプレスは五台が並び、その脇にデクラインベンチが続く。
六台のパワーラックでもベンチプレスは可能だ。
これが全て使用中になれば、圧巻の景観だろう。
全てが桁違いだった。
一体会員は何人いるのだろうか?
鏡を上手く使ったフロアは遥か彼方迄、マシンが連なっている様に見えた。
(つづく)
部屋の中央に椅子を置いた。
一本目の縄を使いナツキを縛り上げる。
「ここに座れよ。」
仕方なくナツキは腰を下ろす。
トモヤは二本目の縄でナツキを椅子に括り付けた。
後ろ手のナツキは身動き出来ない。
目の前に腕を組んだトモヤが立つ。
ナツキは無言で見上げる。
伸びたトモヤの指がナツキの鼻を摘まんだ。
空気が遮断され、顔を振って藻掻く。
だが執拗に指は離れない。
虚ろな視線を神志那に向けるが、ニヤニヤしているだけだ。
「おらっ、口を開けろ。」
フロントのカップを外したトモヤのペニスが熱り起つ。
饐えた臭いが半端でない。
ナツキは真一文字に口を閉じる。
何があっても、開かないつもりだ。
鼻孔を塞がれても、臭気は雪崩れ込んできた。
竿に血管が浮かび、亀頭が膨らむ。
トモヤが腰を振ると、膨らんだ亀頭が右頬を打った。
更に左頬を連打する。
粘っこい液体が頬に付着しては、切断された。
息が出来ない状態が続く。
顔を左右に振られ、意識が遠退いていく。
鼻先にぺニスを押し付けられ、指が離れた。
一気に流れ込む空気と一緒に強烈な雄臭がナツキを襲う。
喘ぐ口にペニスを押し込まれた。
そしてまた鼻孔を塞ぐ。
ナツキは半朦朧の状態で顔を動かす。
そこにはプライドも何もない。
ただ沸き起こる扇動がナツキを突き動かしていた。
「ここの支配人の塚田だ。
彼は新しい秘書のナツキだ。」
神志那の紹介で塚田が頭を下げる。
スーツを着ているが、その下の発達した筋肉が計り知れた。
この男も神志那の縄に魅せられた一人かと顔を見詰める。
口髭を蓄えた30代半ばだろうか。
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「ナツキです。」
トーンを落として挨拶する。
車の中で、低い声で受け答えする様に言われていた。
「態々お越し頂きまして申し訳ありません。
東京側の人事に問題がありまして…。」
「その件は後で聞く。
先にナツキを館内に案内しろ。」
神志那がナツキを見た後、塚田を睨む。
「申し訳ありません。
至急、スタッフに案内させます。」
塚田は直角に腰を曲げると、肩を震わせた。
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「私は本日、ご案内を担当させて頂きます矢吹でございます。
こちらがジムエリアになります。
何かご使用なさりたいマシンはございますか?」
案内の若者が上目遣いに聞く。
ナツキの格好を見て、ジムの視察に来たと思っているのだろう。
「いや、ゆっくり見るだけで充分。」
出来るだけ低い声を出す。
マシン間の空間に余裕があり、広々としている。
ラットプルマシンだけでも三台あった。
ベンチプレスは五台が並び、その脇にデクラインベンチが続く。
六台のパワーラックでもベンチプレスは可能だ。
これが全て使用中になれば、圧巻の景観だろう。
全てが桁違いだった。
一体会員は何人いるのだろうか?
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