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Chapter3(立身編)
Chapter3-⑥【制服アイデンティティー】後編
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「ベッドに大の字になれ。」
ナツキが横柄に言う。
今度は怒りの形相を隠しもせず、ベッドに横たわる。
二本の縄をベッドの下に通し、四方から縄の先端を出す。
その一端を持ち、トモヤの右手首に巻き付ける。
重ならない様に何重にも巻いてく。
他方もピンと張った状態で、同じく左手首に巻かれた。
これでは一切動けない。
同様に両足も開いた体勢で固定された。
Oの字に開いた尻からアナルが丸見えだ。
『俺から制服を奪い、自由も奪うというのか。』
白いシーツを睨み付ける。
「中々良いアイデアだ。
俺には思い付かん。」
神志那が満足そうに頷く。
ナツキはジャンプすると、ベッドの上に着地する。
熱り起つマラが獲物を狙う。
動けない獲物は簡単に挿入を許した。
火照ったマラを乱暴に侵入させる。
溢れ出る汗が小さな鼻孔を塞ぐ。
たちまち息苦しくなる。
酸欠状態がナツキを極楽へ誘う。
これを求めていたのだ。
苦しいからこそ、生きてる実感を得られた。
一瞬、気が遠退く。
慌てて鼻をかむ要領で、勢い良く鼻から空気を出す。
一気に空気が流れ込む。
だが直ぐに鼻孔は塞がれる。
ナツキはそれを何度も繰り返し、楽しむ。
ラバー越しの快楽は格別だった。
閉じ込められた口から発する呻き声は丸で子守唄の様だ。
ナツキは夢中で頂点を目指す。
頂きは直ぐそこだ。
唐突に携帯電話が鳴った。
「よしっ、そこまでだ。」
神志那が水を差す。
「会社からだ。
離れて待ってろ。
いいな。」
茫然自失のナツキに念を押す。
動きを止められたナツキは胸一杯に空気を吸い込んだ。
放心状態だった頭が徐々に機能しだす。
トモヤは突っ伏したまま微動だにしない。
「おい、ここは何の部屋だ?」
この黒で統一された部屋で人が過ごすとは思えない。
「社長は黒の間と呼んでいる。
名目は研修室だ。
各店舗の支配人だけが、ここに呼ばれる。
今は四人の支配人がここで忠誠を誓わされてる。」
「合併したら東京の支配人も呼ばれるのか?」
ナツキは自分にクビを言い渡した渡部支配人の顔を思い出す。
スポーツの経験は殆どなく、理論だけで支配人になった男だ。
「穏便に。」が口癖で、風格の欠片もない。
不憫に思うが、助ける気にはならなかった。
「そんな事は知らねぇな。」
トモヤが顔だけ向けて言う。
「社に戻るに戻る。
迎えが一時間後に来るから用意しろ。」
顰めっ面をした神志那が部屋に入ってきた。
「序でにジムの連中に紹介する。
こいつを着替えさせろ。」
縄を解きながら、トモヤへ指示した。
ナツキは渋々キャットスーツを脱ぐ。
まだまだ着足りないが、今後嫌という程着る事になるだろうと諦める。
与えられた赤いメッシュのシャツと同色のロングタイツに着替えた。
「まだ少し時間があるな。
マスクはまだ取らなくていい。」
神志那がナツキと腕時計を交互に見る。
「お前なら、縄とこいつをどう使うんだ?」
神志那がトモヤに問い掛けた。
(つづく)
ナツキが横柄に言う。
今度は怒りの形相を隠しもせず、ベッドに横たわる。
二本の縄をベッドの下に通し、四方から縄の先端を出す。
その一端を持ち、トモヤの右手首に巻き付ける。
重ならない様に何重にも巻いてく。
他方もピンと張った状態で、同じく左手首に巻かれた。
これでは一切動けない。
同様に両足も開いた体勢で固定された。
Oの字に開いた尻からアナルが丸見えだ。
『俺から制服を奪い、自由も奪うというのか。』
白いシーツを睨み付ける。
「中々良いアイデアだ。
俺には思い付かん。」
神志那が満足そうに頷く。
ナツキはジャンプすると、ベッドの上に着地する。
熱り起つマラが獲物を狙う。
動けない獲物は簡単に挿入を許した。
火照ったマラを乱暴に侵入させる。
溢れ出る汗が小さな鼻孔を塞ぐ。
たちまち息苦しくなる。
酸欠状態がナツキを極楽へ誘う。
これを求めていたのだ。
苦しいからこそ、生きてる実感を得られた。
一瞬、気が遠退く。
慌てて鼻をかむ要領で、勢い良く鼻から空気を出す。
一気に空気が流れ込む。
だが直ぐに鼻孔は塞がれる。
ナツキはそれを何度も繰り返し、楽しむ。
ラバー越しの快楽は格別だった。
閉じ込められた口から発する呻き声は丸で子守唄の様だ。
ナツキは夢中で頂点を目指す。
頂きは直ぐそこだ。
唐突に携帯電話が鳴った。
「よしっ、そこまでだ。」
神志那が水を差す。
「会社からだ。
離れて待ってろ。
いいな。」
茫然自失のナツキに念を押す。
動きを止められたナツキは胸一杯に空気を吸い込んだ。
放心状態だった頭が徐々に機能しだす。
トモヤは突っ伏したまま微動だにしない。
「おい、ここは何の部屋だ?」
この黒で統一された部屋で人が過ごすとは思えない。
「社長は黒の間と呼んでいる。
名目は研修室だ。
各店舗の支配人だけが、ここに呼ばれる。
今は四人の支配人がここで忠誠を誓わされてる。」
「合併したら東京の支配人も呼ばれるのか?」
ナツキは自分にクビを言い渡した渡部支配人の顔を思い出す。
スポーツの経験は殆どなく、理論だけで支配人になった男だ。
「穏便に。」が口癖で、風格の欠片もない。
不憫に思うが、助ける気にはならなかった。
「そんな事は知らねぇな。」
トモヤが顔だけ向けて言う。
「社に戻るに戻る。
迎えが一時間後に来るから用意しろ。」
顰めっ面をした神志那が部屋に入ってきた。
「序でにジムの連中に紹介する。
こいつを着替えさせろ。」
縄を解きながら、トモヤへ指示した。
ナツキは渋々キャットスーツを脱ぐ。
まだまだ着足りないが、今後嫌という程着る事になるだろうと諦める。
与えられた赤いメッシュのシャツと同色のロングタイツに着替えた。
「まだ少し時間があるな。
マスクはまだ取らなくていい。」
神志那がナツキと腕時計を交互に見る。
「お前なら、縄とこいつをどう使うんだ?」
神志那がトモヤに問い掛けた。
(つづく)
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