6 / 236
Chapter1(立志編)
Chapter1-③【Boys&Girls】後編
しおりを挟む
シンゴを布団に寝かせ、シャワーを浴びる。
風呂場はなく、大家が後付けで付けた狭いシャワー室だ。
タオルで頭を拭きながら部屋に戻ると、布団の上にシンゴが立っていた。
「起きたんすか。
先輩もシャワー浴びますか?」
質問には答えず、シンゴがふらふら寄って来た。
「大丈夫っすか?」
ナツキは慌てて支える。
その時、無防備な尻に何かが当たった。
太く短い中指だ。
「なあ、アナルやらせろよ。」
シンゴは戻した指を己の口の中に入れる。
そして唾液が糸引く指をアナルへ挿入してきた。
「なっ、何してんすか!
俺は男っすよ!」
ナツキは離れようするが、身体が硬直して動かない。
「んな事は関係ねぇさ。
アナルがあれば男も女も同じだ。」
シンゴは背後に回り込むと、スウェットを下げた。
「穴があれば、それに入れて、快楽を得る。
これが男の本能だ。
硬くなった亀頭が剥き出しのアナルに当たる。
「冗談は止して…。」
言葉が続かない。
得体の知れない物体が体内を遡ってくる。
背筋がゾクゾクした。
だがその行為に嫌悪は感じない。
そして勃起する自分のマラを不思議な思いで眺めた。
「あー、良く寝た。
あれっ、ここはお前の家か?
随分狭いな。」
伸びをしたシンゴが起き上がった。
一組しかない布団はシンゴに占領されたので、直に畳の上に横になった。
お陰で身体中が痺れている。
加えて肛門がヒリヒリして、殆ど寝れなかった。
倦怠感と寝不足で気分は冴えない。
聞きたい事は山程あるが、カラカラの唇が上手く動かない。
「朝飯は…。」
何とか、言葉を絞り出す。
「おっ、やべえ。
俺は早番だ。
先に行ってるぞ。
これ泊めてもらった礼だ。」
時計を見たシンゴが慌てて出ていく。
「覚えてないのか?」
ナツキはバタンと閉まったドアを暫く見続けた。
「おはようございます。」
10時にジムへ行き、スタッフルームに顔を出す。
シンゴが置いていった健康ドリンクを飲んだ所為で、少しは頭がすっきりした。
少なくてもタイムカードの打刻文字ははっきり見える。
試供品と書かれた瓶を全て飲み干す。
疲労感は残っているが、身体が火照る。
「おう、今日も張り切って行くぞ!」
身体にぴったり張り付いたコンプレションのスパッツを穿いたシンゴが返事した。
「どうしたんですか、その格好?」
モッコリした股間が生々しい。
昨夜、あれが体内に入ったかと思うと、凝視出来ない。
「午前中にボクササイズのレッスンを持ってるんだ。
じゃ、行ってくるぜ。」
シンゴは颯爽と出て行った。
ナツキはジムを歩き回る。
だがスタジオのシンゴが気になって、ついその姿を追ってしまう。
ペニスの形がくっきりと浮かび、ジャブを打つ度に左右に動いた。
自分の中で射精したのが嘘の様に、凛々しく熱り立っている。
行為の後、便所で力むと、濃厚なザーメンが溢れ出た。
幾ら排出しても、残留感が拭えない。
瞬く間に雄の臭いが便所を満たす。
『これが俺の中に入っていた…。』
流すのを忘れ、暫し溜まったザーメンを見詰めた。
「おい、ナツキ君、また補助を頼むよ。」
昨日の会員の声で我に返る。
頭を振り、ショッキングな映像を追い払う。
「あっ、斉藤さん、おはようございます。
昨日は60キロ上げれたから、今日は65キロにトライしてみましょう。」
ナツキは尻を叩くと、斉藤の待つベンチへ足を向けた。
(つづく)
風呂場はなく、大家が後付けで付けた狭いシャワー室だ。
タオルで頭を拭きながら部屋に戻ると、布団の上にシンゴが立っていた。
「起きたんすか。
先輩もシャワー浴びますか?」
質問には答えず、シンゴがふらふら寄って来た。
「大丈夫っすか?」
ナツキは慌てて支える。
その時、無防備な尻に何かが当たった。
太く短い中指だ。
「なあ、アナルやらせろよ。」
シンゴは戻した指を己の口の中に入れる。
そして唾液が糸引く指をアナルへ挿入してきた。
「なっ、何してんすか!
俺は男っすよ!」
ナツキは離れようするが、身体が硬直して動かない。
「んな事は関係ねぇさ。
アナルがあれば男も女も同じだ。」
シンゴは背後に回り込むと、スウェットを下げた。
「穴があれば、それに入れて、快楽を得る。
これが男の本能だ。
硬くなった亀頭が剥き出しのアナルに当たる。
「冗談は止して…。」
言葉が続かない。
得体の知れない物体が体内を遡ってくる。
背筋がゾクゾクした。
だがその行為に嫌悪は感じない。
そして勃起する自分のマラを不思議な思いで眺めた。
「あー、良く寝た。
あれっ、ここはお前の家か?
随分狭いな。」
伸びをしたシンゴが起き上がった。
一組しかない布団はシンゴに占領されたので、直に畳の上に横になった。
お陰で身体中が痺れている。
加えて肛門がヒリヒリして、殆ど寝れなかった。
倦怠感と寝不足で気分は冴えない。
聞きたい事は山程あるが、カラカラの唇が上手く動かない。
「朝飯は…。」
何とか、言葉を絞り出す。
「おっ、やべえ。
俺は早番だ。
先に行ってるぞ。
これ泊めてもらった礼だ。」
時計を見たシンゴが慌てて出ていく。
「覚えてないのか?」
ナツキはバタンと閉まったドアを暫く見続けた。
「おはようございます。」
10時にジムへ行き、スタッフルームに顔を出す。
シンゴが置いていった健康ドリンクを飲んだ所為で、少しは頭がすっきりした。
少なくてもタイムカードの打刻文字ははっきり見える。
試供品と書かれた瓶を全て飲み干す。
疲労感は残っているが、身体が火照る。
「おう、今日も張り切って行くぞ!」
身体にぴったり張り付いたコンプレションのスパッツを穿いたシンゴが返事した。
「どうしたんですか、その格好?」
モッコリした股間が生々しい。
昨夜、あれが体内に入ったかと思うと、凝視出来ない。
「午前中にボクササイズのレッスンを持ってるんだ。
じゃ、行ってくるぜ。」
シンゴは颯爽と出て行った。
ナツキはジムを歩き回る。
だがスタジオのシンゴが気になって、ついその姿を追ってしまう。
ペニスの形がくっきりと浮かび、ジャブを打つ度に左右に動いた。
自分の中で射精したのが嘘の様に、凛々しく熱り立っている。
行為の後、便所で力むと、濃厚なザーメンが溢れ出た。
幾ら排出しても、残留感が拭えない。
瞬く間に雄の臭いが便所を満たす。
『これが俺の中に入っていた…。』
流すのを忘れ、暫し溜まったザーメンを見詰めた。
「おい、ナツキ君、また補助を頼むよ。」
昨日の会員の声で我に返る。
頭を振り、ショッキングな映像を追い払う。
「あっ、斉藤さん、おはようございます。
昨日は60キロ上げれたから、今日は65キロにトライしてみましょう。」
ナツキは尻を叩くと、斉藤の待つベンチへ足を向けた。
(つづく)
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる