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Chapter12(邂逅編)
Chapter12-⑤【バラの誘惑】
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電子音が鳴り、DMの受信を知らせる。
久し振りに聞く音だ。
『突然の連絡申し訳ありません。
あなたの素晴らしいボディをいつも興奮して見ています。
もし宜しければ、あなたの交尾動画を撮らせてもらえませんか?
顔出しが心配でしたら、全頭マスクを被った状態で撮影可能です。
鍛えぬいた筋肉と肛門を是非撮らせて下さい。
今の最高の肉体を残しましょう。
当然ながら、謝礼と交通費は用意させて頂きます。
あなたのファンより』
叶わぬ欲望が見透かされた様な文面だ。
正常な判断力があれば、即ごみ箱行きの内容だった。
しかし今は渡りに船となる。
自分の事を理解している男がいた。
それが嬉しい。
マスクが着用可能というのが、ポイントが高い。
身バレせず、欲求が叶えられる。
ストイックなトレーニングが初めて認められた。
これ迄のDMはデカマラやセルフ交尾を褒め称える物が多い。
だがこれについて自覚はない。
それを褒められても、たいして嬉しくなかった。
今回の文面にある鍛え抜いた、徹底的にやり抜く筋トレが肯定されたのだ。
残業をこなしながらも、週五回のワークアウトは欠かさない。
且つ、トレーニング時間を短縮した事もない。
夜9時過ぎに退社して、30分後にジムへ着く。
それから二時間きっちりトレーニングする。
毎日終電だ。
それでも翌日は7時に起き、遅刻をした事はない。
正直、顔立ちは下の部類だろう。
こればかりはどう頑張っても向上はしない。
しかし筋肉は違う。
頑張れば頑張った分だけ、効果が出る。
筋肉を褒められる事が一番嬉しかった。
だがそれを悟られない事が大事だ。
あくまでも決定権は自分が持つ。
「会う位なら…。」
相手は自分に魅了され、懇願しているのだ。
途中で嫌になれば、その時点で断れば良い。
ボールは自分が持っている。
カメラマンとして使えば、丁度いい。
マンネリ画像の打破にもなり、一石二鳥だ。
ファンならば、俺に会えるだけで嬉しい筈だ。
ましてや交尾出来るのなら、至福以外の何物でもないだろう。
『連絡ありがとう。
画像撮影を趣味としているので、ありがたい誘いです。
都合が合えば、お願いしたいです。』
ガツガツしている感じを出したくない。
余裕を持った短い返事とする。
直ぐに欲望剥き出しのDMが来る筈だ。
高嶺の花から返事を貰ったのだから。
男はRYKと名乗っていた。
紹介文等のテキストはない。
プロフィール画像はバラだった。
どういう意味があるのだろうか?
頻繁にポストはしていない。
直近でも三ヶ月前だ。
ロングブーツで股間を責められている画像だった。
次に出てきたのは亀甲縛りだ。
その他もパドル鞭や枷等、マニアックなプレーばかりである。
刺激的な画像に我が身を置き換えた。
溢れる先走りは期待の現れだ。
ある画像で、スワイプする指がフリーズした。
黄金色の管がアナルへ進入している。
珍しくコメントが書いてあった。
『プライドの高い男が言いなりになった。』
管の反対側は写ってない。
だがそれでも、色の意味は理解した。
ASMRのトリガーとなる。
その一枚だけで、男に魅了された。
信頼の置ける男だったら、暫く付き合っても良い。
発展場やウリセンは不要だ。
自分が必要な時だけ呼び出せばいい。
こいつは俺の熱烈なファンなのだから。
(つづく)
久し振りに聞く音だ。
『突然の連絡申し訳ありません。
あなたの素晴らしいボディをいつも興奮して見ています。
もし宜しければ、あなたの交尾動画を撮らせてもらえませんか?
顔出しが心配でしたら、全頭マスクを被った状態で撮影可能です。
鍛えぬいた筋肉と肛門を是非撮らせて下さい。
今の最高の肉体を残しましょう。
当然ながら、謝礼と交通費は用意させて頂きます。
あなたのファンより』
叶わぬ欲望が見透かされた様な文面だ。
正常な判断力があれば、即ごみ箱行きの内容だった。
しかし今は渡りに船となる。
自分の事を理解している男がいた。
それが嬉しい。
マスクが着用可能というのが、ポイントが高い。
身バレせず、欲求が叶えられる。
ストイックなトレーニングが初めて認められた。
これ迄のDMはデカマラやセルフ交尾を褒め称える物が多い。
だがこれについて自覚はない。
それを褒められても、たいして嬉しくなかった。
今回の文面にある鍛え抜いた、徹底的にやり抜く筋トレが肯定されたのだ。
残業をこなしながらも、週五回のワークアウトは欠かさない。
且つ、トレーニング時間を短縮した事もない。
夜9時過ぎに退社して、30分後にジムへ着く。
それから二時間きっちりトレーニングする。
毎日終電だ。
それでも翌日は7時に起き、遅刻をした事はない。
正直、顔立ちは下の部類だろう。
こればかりはどう頑張っても向上はしない。
しかし筋肉は違う。
頑張れば頑張った分だけ、効果が出る。
筋肉を褒められる事が一番嬉しかった。
だがそれを悟られない事が大事だ。
あくまでも決定権は自分が持つ。
「会う位なら…。」
相手は自分に魅了され、懇願しているのだ。
途中で嫌になれば、その時点で断れば良い。
ボールは自分が持っている。
カメラマンとして使えば、丁度いい。
マンネリ画像の打破にもなり、一石二鳥だ。
ファンならば、俺に会えるだけで嬉しい筈だ。
ましてや交尾出来るのなら、至福以外の何物でもないだろう。
『連絡ありがとう。
画像撮影を趣味としているので、ありがたい誘いです。
都合が合えば、お願いしたいです。』
ガツガツしている感じを出したくない。
余裕を持った短い返事とする。
直ぐに欲望剥き出しのDMが来る筈だ。
高嶺の花から返事を貰ったのだから。
男はRYKと名乗っていた。
紹介文等のテキストはない。
プロフィール画像はバラだった。
どういう意味があるのだろうか?
頻繁にポストはしていない。
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ロングブーツで股間を責められている画像だった。
次に出てきたのは亀甲縛りだ。
その他もパドル鞭や枷等、マニアックなプレーばかりである。
刺激的な画像に我が身を置き換えた。
溢れる先走りは期待の現れだ。
ある画像で、スワイプする指がフリーズした。
黄金色の管がアナルへ進入している。
珍しくコメントが書いてあった。
『プライドの高い男が言いなりになった。』
管の反対側は写ってない。
だがそれでも、色の意味は理解した。
ASMRのトリガーとなる。
その一枚だけで、男に魅了された。
信頼の置ける男だったら、暫く付き合っても良い。
発展場やウリセンは不要だ。
自分が必要な時だけ呼び出せばいい。
こいつは俺の熱烈なファンなのだから。
(つづく)
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