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Chapter8(がむしゃら編)
Chapter8-⑥【I beg you】後編
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収縮したマスクが顔を締め付ける。
加えてラバー特有の匂いが鼻腔を擽った。
もうシオンを尻込みさせる要素はない。
「あのマッサージ機って、有料なんですか?」
自分の声がマスクの中から直に聞こえる。
「通常はバスローブ付きで30分500円なんすけど、今はお試し期間なんで無料っす
よ。
どのサイズにしますか?」
「なら…、あれを。」
ワタルの座っていた位置を指差す。
「あれ特大サイズっすよ。
大丈夫っすか?」
ユウヤが顔を覗き込む。
「ええっ…、あれがいいです。」
マスクのお陰で大胆になれた。
羞恥心はどこかへ消え失せている。
これを被れば、別人格になれる気がした。
マスクを被った自分は自分ではない。
この姿での醜態であれば、誰に見られても構わない。
「そうっすか…、ならどうぞ。
オイルは必要っすか?
別料金になるけど。」
「だったら貰っておこうかな。」
流石に目の前に聳え立つディルドの大きさに躊躇する。
だがワタルの残滓が付着したディルドをそのまま咥え込みたい。
「ワタルさん、オイル追加っす!」
ユウヤが奥に向かって声を張り上げた。
「これオリーブオイルなので、直に注入します。
さあ、こちらへどうぞ。」
小振りの注射器を持ったワタルが寄ってくる。
黄金色の液体で満たされていた。
「さあ、ケツを突き出して。
もし恥ずかしければ、自分でやってもいいですよ。」
「いや、お願いします。」
シオンは尻を向ける。
細い先端が入った事も分からない。
ただ腸内が張っていく感覚で、液体が入ってきた事を知った。
巨大な亀頭の挿入に難儀した。
しかしそれを飲み込んでしまうと、後は楽だ。
オイルのお陰で体重を乗せれば、容易く入っていく。
まだ温もりが残っている気がした。
「じゃあ、始めるっすよ。
最初は上半身のマッサージから。」
ユウヤが操作盤を操る。
背中に面した部分が動き、揉み解し出す。
擽ったさに、前のめりになる。
だが手枷と足枷がそれを許さない。
「次は下半身っす。」
足が加圧され、締め付ける。
その加圧部分がゆっくりと、上下した。
同時に尻が震え、身体が浮かんだ。
「お待ちかねのバイブ始動っすよ!」
ディルドが作動を始めた。
緩やかに腸内を掻き回す。
「おおっ…。」
籠った声がマスクから漏れる。
掻き回す範囲が広がっていく。
「おっ、おっ、おおっ…。」
ディルドの動きに声が連動した。
「次は突いてみるっすよ。」
ディルドがうねりながら、突いてきた。
上体が持ち上がり、枷が食い込む。
「あっ、あっ、ああぁ…。」
大波の飲み込めれた気分だ。
快楽を伴う息苦しさに身を委ねた。
二度目の射精が近い事を知る。
『また着替えを買わないと…。
カードが使えて良かった。』
バスローブが肩から落ちると、膨らんだ亀頭は再度噴火していた。
飛沫がマスクを濡らす。
半透明の視界にどろっとした液体が流れ落ちていく。
舌で拭おうとしたが、ラバーがそれを邪魔をした。
(つづく)
加えてラバー特有の匂いが鼻腔を擽った。
もうシオンを尻込みさせる要素はない。
「あのマッサージ機って、有料なんですか?」
自分の声がマスクの中から直に聞こえる。
「通常はバスローブ付きで30分500円なんすけど、今はお試し期間なんで無料っす
よ。
どのサイズにしますか?」
「なら…、あれを。」
ワタルの座っていた位置を指差す。
「あれ特大サイズっすよ。
大丈夫っすか?」
ユウヤが顔を覗き込む。
「ええっ…、あれがいいです。」
マスクのお陰で大胆になれた。
羞恥心はどこかへ消え失せている。
これを被れば、別人格になれる気がした。
マスクを被った自分は自分ではない。
この姿での醜態であれば、誰に見られても構わない。
「そうっすか…、ならどうぞ。
オイルは必要っすか?
別料金になるけど。」
「だったら貰っておこうかな。」
流石に目の前に聳え立つディルドの大きさに躊躇する。
だがワタルの残滓が付着したディルドをそのまま咥え込みたい。
「ワタルさん、オイル追加っす!」
ユウヤが奥に向かって声を張り上げた。
「これオリーブオイルなので、直に注入します。
さあ、こちらへどうぞ。」
小振りの注射器を持ったワタルが寄ってくる。
黄金色の液体で満たされていた。
「さあ、ケツを突き出して。
もし恥ずかしければ、自分でやってもいいですよ。」
「いや、お願いします。」
シオンは尻を向ける。
細い先端が入った事も分からない。
ただ腸内が張っていく感覚で、液体が入ってきた事を知った。
巨大な亀頭の挿入に難儀した。
しかしそれを飲み込んでしまうと、後は楽だ。
オイルのお陰で体重を乗せれば、容易く入っていく。
まだ温もりが残っている気がした。
「じゃあ、始めるっすよ。
最初は上半身のマッサージから。」
ユウヤが操作盤を操る。
背中に面した部分が動き、揉み解し出す。
擽ったさに、前のめりになる。
だが手枷と足枷がそれを許さない。
「次は下半身っす。」
足が加圧され、締め付ける。
その加圧部分がゆっくりと、上下した。
同時に尻が震え、身体が浮かんだ。
「お待ちかねのバイブ始動っすよ!」
ディルドが作動を始めた。
緩やかに腸内を掻き回す。
「おおっ…。」
籠った声がマスクから漏れる。
掻き回す範囲が広がっていく。
「おっ、おっ、おおっ…。」
ディルドの動きに声が連動した。
「次は突いてみるっすよ。」
ディルドがうねりながら、突いてきた。
上体が持ち上がり、枷が食い込む。
「あっ、あっ、ああぁ…。」
大波の飲み込めれた気分だ。
快楽を伴う息苦しさに身を委ねた。
二度目の射精が近い事を知る。
『また着替えを買わないと…。
カードが使えて良かった。』
バスローブが肩から落ちると、膨らんだ亀頭は再度噴火していた。
飛沫がマスクを濡らす。
半透明の視界にどろっとした液体が流れ落ちていく。
舌で拭おうとしたが、ラバーがそれを邪魔をした。
(つづく)
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