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Chapter7(女優編)
Chapter7-⑪【The Miracle】後編
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「見掛けに寄らず、大胆な下着だな。
早く寄越せ、スタッフが取りに来る。」
アサヒの手からジーンズを奪い取る。
「ワイン臭いぞ。
シャワー浴びてこい。」
「はっ、はい!」
アサヒは逃げる様にバスルームへ駆け込んだ。
「パスローブが掛かってんだろ。
暫くそれを着てろ。」
閉まったドアに声を掛けた。
それから週に数回アサヒと会う様になった。
アサヒはどんな要求にも応える。
淡白なシュンスケと違い、アサヒは視覚的にも楽しませてくれた。
端正な顔立ちが崩れる。
それがユウヤのフェチだった。
イケメンが自分と同じ不細工になる瞬間にオーガズムを覚える。
変態的なウエアを身に着け、淫らな行為を受け入れるアサヒは打って付けだ。
「そろそろお母さんに会わせてくれませんか?」
三度目の逢瀬の時にアサヒが言ってきた。
『結局、それか…。』
落胆しながらも、スマホを手に取る。
「あっ、母さん、ユウヤ。
ちょっと会って欲しい奴がいるんだ。
また次のドラマで使ってくれないかな?」
一方的に用件を言い、電話を切る。
母親はユウヤの言う事を何でも聞いてくれた。
その溺愛は都合が良くもあり、煩わしくもあった。
「これで良いんだろ。」
口を開いたままのアサヒに言い放つ。
激しくアナルを責め立てるが、途中で萎える。
怒りや憎しみが先に立ち、感情が制御出来ない。
『絶対に折れない肉体が欲しい!』
痛切な願いが日増しに大きくなっていく。
『究極のパーフォーマンス向上理論を伝授します。
独自のメソッドにより精神面、肉体面、全てにおいて絶対的な効果を約束します。
貸し切りジムにてマントゥーマンで実技指導をしますので、他人を意識する必要はあ
りません。
落ち着いた環境で肉体改造を目指しませんか?』
『個人レッスン 肉体改造』で検索すると、幾つかのサイトがヒットした。
その中で一際この謳い文句が目を引く。
まずトレーナーが日本人である事を確認する。
以前、ハリウッドスタイルに騙されたからだ。
『パーソナルトレーナー テツヤ』と書いてある。
条件をクリアしたことで、画面をスクロールしていく。
胡散臭いと思いながらも、開いたサイトの閉じるボタンを押せない。
金色に輝く裸体に魅せられたのだ。
これがテツヤとの出会いの切っ掛けだった。
そして新しいインストラクターの出会いにより、更なるパフォーマンスを得た。
アサヒの善がり狂う姿を想像し、両手を離す。
荒ぶるペニスが身体を持ち上げた。
ワタルはテツヤより信頼出来そうだ。
嘘が下手で、態度で直ぐに分かった。
超人的な肉体を持ちながら、精神は子供と同じだ。
彼になら、全てを任せても大丈夫に思えた。
自分の周りには?つきが溢れている。
皆、母親を取り入るために、自分に近付いてくるのだ。
『母ではなく、俺に平伏させてやる。』
燃え滾る視線をドアに向ける。
それを感じ取った様にノック音がした。
「誰だ?」
「アサヒです。」
「開いてるから入れ。」
ドアが少し開くと、アサヒの顔が覗く。
「早く入って、鍵を閉めろ。」
荒々しい言葉を投げた。
(つづく)
早く寄越せ、スタッフが取りに来る。」
アサヒの手からジーンズを奪い取る。
「ワイン臭いぞ。
シャワー浴びてこい。」
「はっ、はい!」
アサヒは逃げる様にバスルームへ駆け込んだ。
「パスローブが掛かってんだろ。
暫くそれを着てろ。」
閉まったドアに声を掛けた。
それから週に数回アサヒと会う様になった。
アサヒはどんな要求にも応える。
淡白なシュンスケと違い、アサヒは視覚的にも楽しませてくれた。
端正な顔立ちが崩れる。
それがユウヤのフェチだった。
イケメンが自分と同じ不細工になる瞬間にオーガズムを覚える。
変態的なウエアを身に着け、淫らな行為を受け入れるアサヒは打って付けだ。
「そろそろお母さんに会わせてくれませんか?」
三度目の逢瀬の時にアサヒが言ってきた。
『結局、それか…。』
落胆しながらも、スマホを手に取る。
「あっ、母さん、ユウヤ。
ちょっと会って欲しい奴がいるんだ。
また次のドラマで使ってくれないかな?」
一方的に用件を言い、電話を切る。
母親はユウヤの言う事を何でも聞いてくれた。
その溺愛は都合が良くもあり、煩わしくもあった。
「これで良いんだろ。」
口を開いたままのアサヒに言い放つ。
激しくアナルを責め立てるが、途中で萎える。
怒りや憎しみが先に立ち、感情が制御出来ない。
『絶対に折れない肉体が欲しい!』
痛切な願いが日増しに大きくなっていく。
『究極のパーフォーマンス向上理論を伝授します。
独自のメソッドにより精神面、肉体面、全てにおいて絶対的な効果を約束します。
貸し切りジムにてマントゥーマンで実技指導をしますので、他人を意識する必要はあ
りません。
落ち着いた環境で肉体改造を目指しませんか?』
『個人レッスン 肉体改造』で検索すると、幾つかのサイトがヒットした。
その中で一際この謳い文句が目を引く。
まずトレーナーが日本人である事を確認する。
以前、ハリウッドスタイルに騙されたからだ。
『パーソナルトレーナー テツヤ』と書いてある。
条件をクリアしたことで、画面をスクロールしていく。
胡散臭いと思いながらも、開いたサイトの閉じるボタンを押せない。
金色に輝く裸体に魅せられたのだ。
これがテツヤとの出会いの切っ掛けだった。
そして新しいインストラクターの出会いにより、更なるパフォーマンスを得た。
アサヒの善がり狂う姿を想像し、両手を離す。
荒ぶるペニスが身体を持ち上げた。
ワタルはテツヤより信頼出来そうだ。
嘘が下手で、態度で直ぐに分かった。
超人的な肉体を持ちながら、精神は子供と同じだ。
彼になら、全てを任せても大丈夫に思えた。
自分の周りには?つきが溢れている。
皆、母親を取り入るために、自分に近付いてくるのだ。
『母ではなく、俺に平伏させてやる。』
燃え滾る視線をドアに向ける。
それを感じ取った様にノック音がした。
「誰だ?」
「アサヒです。」
「開いてるから入れ。」
ドアが少し開くと、アサヒの顔が覗く。
「早く入って、鍵を閉めろ。」
荒々しい言葉を投げた。
(つづく)
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