妄想日記6<<EVOLUTION>>

YAMATO

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Chapter6(一髪篇)

Chapter6-①【ここで一発】後編

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「おう、遅かったな。」
起き上がったサオヤはワタルをガン見した。
「こいつがラバーマンの正体か、そそるな。」
唇を舐めると、股間のポジションを直す。
「そんな黒いのにまだ焼くの?」
タクが嫌味半分に言う。
「ああ、まだまだ物足りないな。
黒くなればなる程、オカマが寄ってくるからな。
こいつみたくな。」
サオヤがワタルを見た。
ポカンと口を開けて黒光りする肌を見ていたワタルは慌てて口元を引き締める。
 
「まあ、荷物置いて寛げ。
今日は最高の日焼け日和だ。」
サオヤが広いシートを叩く。
「僕は遠慮しておくよ。
あそこの日陰にいるから。」
タクはそそくさと日陰へ向かった。
「お前は日焼け好きだろ?
そんな立派な筋肉持ってんだからよ。
ほらっ、とっとと脱いじまえ。」
サオヤの好奇の視線が全身を舐め回す。
「ええっ、まあ…、日焼けは好きな方です。」
ワタルは戸惑いながらもジーンズを脱ぐ。
真っ白なビキニに先走りが滲んでいる。
「何だよ、そのダセェビキニは!
折角の筋肉が泣いてるぜ。」
サオヤはバッグをまさぐると、布切れを放り投げた。
広げてみると、小さなTバックだ。
「マッチョにはそれでも大きい位だ。
筋肉を引き立てないと、オカマが寄ってこないぜ。」
卑猥な笑みを浮かべたサオヤが言い放つ。
 
ワタルは仕方なく、サオヤに背を向けビキニを下ろす。
結果的に尻を突き出す格好になる。
突然、アナルに異物が侵入してきた。
最初、それは指かと思った。
「ほらっ、オカマ達が見てるぞ。
さっさと穿いちまえ。」
声は少し離れている。
ワタルは勃起したマラを隠す為にTバッグを引き上げた。
「そんな小さなハリガタじゃ、物足りないだろ。
日焼けしてると、ムラムラしてくんだよな。
直ぐにもっと、ぶっ太い竿が欲しくなるぜ。
こいつみたいな重量感たっぷりのな。」
サオヤのペニスがビキニを持ち上げた。
「さあ、焼こうぜ。」
サオヤは日焼けオイルを己の大胸筋に降り注ぐ。
ゆっくり流れ落ちるオイルを掌で伸ばした。
真っ黒な筋肉が淫らに輝く。
 
「おらっ、これを使え。
SPF0だからメチャ焼けるぞ。
黒光りする筋肉、お前も好物だろ。
この陽射しなら、帰る頃には真っ黒だ。」
取っ手を引くと、スプレーになったオイルが肌を濡らす。
それを万遍なく、隅々迄伸ばしていく。
腕を伸ばし、手の甲で広背筋にも塗る。
そこから腰に下がり、大殿筋に達した。
更にスプレーを吹き掛ける。
滴り落ちるオイルが大殿筋の谷間へ向かう。
そこへ指を伸ばすと、ディルドの土台に触れた。
人差し指の腹で押してみるが、腸内を満たす事はない。
アナルに収まったディルドは中途半端な刺激しか与えてくれない。
『もっと、もっと、デカい物が欲しい…。』
ワタルは薄目を開けて、サオヤの股間を覗き見る。
綺麗な弧を描いたビキニが寝息と共に上下していた。
浮かび上がる血管はこの暑さを物ともしてない。
ワタルはアナルを引き締め、小さな刺激を味わうしかなかった。
 
 
(つづく)
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