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Chapter5(懽楽編)
Chapter5-⑨【夏のモンタージュ】後編
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「それはサオヤ次第だよ。
たっぷり奉仕して、僕を満足させてくれたらね。
その前に汚したスマホを綺麗にしてもらおうか?
その汚ならしい舌で。」
スマホをサオヤの口元に翳す。
昨日言われた事を繰り返した。
「なっ、何だと!」
「別に嫌ならしなくていいよ。
僕は一向に困らないし。」
タクはスマホを引き寄せ、タオルで拭く。
『ぐおぉぉぉう!』
耳を劈く雄叫びが響く。
慌てて停止ボタンに指を伸ばす。
「ちょ、ちょっと待て。
まだやらんとは言ってない。」
サオヤがその指を払い避けた。
『おっ、おっ、おっ、おおおぅ!』
巨大なディルドの飲み込み、乳首責めに藻掻き狂うマスクマンが吠える。
サオヤは呆け顔でディスプレイを見詰めていた。
飛び散るザーメンがレンズに付着し、ピントがずれる。
そこで動画は終わった。
「本当に知り合いなんだろうな?」
股間のタオルが濡れていく。
「これが素顔だよ。」
プールで撮ったワタルの画像を見せる。
「ガタイは同じだろ。」と付け加えた。
「このイケメンマッチョが…、このド変態なのか?
マジ、俺好みに焼けてるな。」
「僕と同じバリウケさ。
アナルまで真っ黒。
どんな一物も飲み込むし、どんな淫らな責めにも欲情するよ。」
サオヤが好みそうな形容を並べる。
「だったら今日はたっふり奉仕してやる。
その代わり絶対に紹介しろよ。」
その言葉に満足し、ニックに会計を頼んだ。
テレビにマスクマンが大きく映る。
サオヤの瞳がそれを追う。
画面の中の挑発的な視線はタクの知っている物ではない。
高木の所為でワタルは変わったしまった。
店に行っても、会話は?み合わない。
一方的にタクが話をする。
それに対し、『それで』『そうなんだ』と相槌を打つだけだった。
ワタルが便所掃除に向かう。
カウンターに置きっ放しのスマホへ手を伸ばす
油の付着した指で操作する為、パターンがはっきり残っている。
それをなぞると、簡単に解除できた。
最近、撮った動画を自分宛てに送る。
送信履歴を消してしまえば、ワタルは気付かない筈だ。
「おらっ、しっかり舌を使って!
ちゃんと解さないと、気持ち良く挿入出来ないじゃん。」
タクは股を広げ、アナルを晒す。
「ああっ、分かった。」
舌先に力が加わった事を確認し、思考を切り替える。
以前のワタルに戻ってくれるなら、何でも出来た。
「このマスクマンは半端じゃないドMなんだ。
責めに自信あんの?」
「ああ、あるぜ。」
サオヤが自信満々に言う。
「どうやって?」
「俺はオールマイティだ。
ドMなら遠慮なくやるぜ。
亀甲に縛って、マラと首輪を繋ぐんだ。
勃起すればする程、首が絞まる。
ハリガタ突っ込む度に息苦しくなる仕組みだ。
どうだ、試してみるか?」
嬉々としてサオヤが話す。
「いっ、いや、僕は遠慮しておく。
ドMじゃないし。
もう、舌奉仕は充分。
濃厚なザーメンをぶっ放してもらおうか。」
タクは尻を突き出し、デジタル時計を見る。
そろそろ部屋に戻る時間だ。
(つづく)
たっぷり奉仕して、僕を満足させてくれたらね。
その前に汚したスマホを綺麗にしてもらおうか?
その汚ならしい舌で。」
スマホをサオヤの口元に翳す。
昨日言われた事を繰り返した。
「なっ、何だと!」
「別に嫌ならしなくていいよ。
僕は一向に困らないし。」
タクはスマホを引き寄せ、タオルで拭く。
『ぐおぉぉぉう!』
耳を劈く雄叫びが響く。
慌てて停止ボタンに指を伸ばす。
「ちょ、ちょっと待て。
まだやらんとは言ってない。」
サオヤがその指を払い避けた。
『おっ、おっ、おっ、おおおぅ!』
巨大なディルドの飲み込み、乳首責めに藻掻き狂うマスクマンが吠える。
サオヤは呆け顔でディスプレイを見詰めていた。
飛び散るザーメンがレンズに付着し、ピントがずれる。
そこで動画は終わった。
「本当に知り合いなんだろうな?」
股間のタオルが濡れていく。
「これが素顔だよ。」
プールで撮ったワタルの画像を見せる。
「ガタイは同じだろ。」と付け加えた。
「このイケメンマッチョが…、このド変態なのか?
マジ、俺好みに焼けてるな。」
「僕と同じバリウケさ。
アナルまで真っ黒。
どんな一物も飲み込むし、どんな淫らな責めにも欲情するよ。」
サオヤが好みそうな形容を並べる。
「だったら今日はたっふり奉仕してやる。
その代わり絶対に紹介しろよ。」
その言葉に満足し、ニックに会計を頼んだ。
テレビにマスクマンが大きく映る。
サオヤの瞳がそれを追う。
画面の中の挑発的な視線はタクの知っている物ではない。
高木の所為でワタルは変わったしまった。
店に行っても、会話は?み合わない。
一方的にタクが話をする。
それに対し、『それで』『そうなんだ』と相槌を打つだけだった。
ワタルが便所掃除に向かう。
カウンターに置きっ放しのスマホへ手を伸ばす
油の付着した指で操作する為、パターンがはっきり残っている。
それをなぞると、簡単に解除できた。
最近、撮った動画を自分宛てに送る。
送信履歴を消してしまえば、ワタルは気付かない筈だ。
「おらっ、しっかり舌を使って!
ちゃんと解さないと、気持ち良く挿入出来ないじゃん。」
タクは股を広げ、アナルを晒す。
「ああっ、分かった。」
舌先に力が加わった事を確認し、思考を切り替える。
以前のワタルに戻ってくれるなら、何でも出来た。
「このマスクマンは半端じゃないドMなんだ。
責めに自信あんの?」
「ああ、あるぜ。」
サオヤが自信満々に言う。
「どうやって?」
「俺はオールマイティだ。
ドMなら遠慮なくやるぜ。
亀甲に縛って、マラと首輪を繋ぐんだ。
勃起すればする程、首が絞まる。
ハリガタ突っ込む度に息苦しくなる仕組みだ。
どうだ、試してみるか?」
嬉々としてサオヤが話す。
「いっ、いや、僕は遠慮しておく。
ドMじゃないし。
もう、舌奉仕は充分。
濃厚なザーメンをぶっ放してもらおうか。」
タクは尻を突き出し、デジタル時計を見る。
そろそろ部屋に戻る時間だ。
(つづく)
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