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Chapter5(懽楽編)
Chapter5-①【桃色吐息】前編
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「ワタルの奴、何処行ったんだよ。
あー、マジ痛いし。」
タクは一人で壁に張り付き、フロアの様子を伺う。
あれだけ目立つ格好でいれば、この人混みでも分かりそうだ。
「まさか、置いてきぼり…。」
火傷した様なアナルの痛みに耐える。
触ってみると、案の定脱肛していた。
30分以上、巨根を相手にしたのだから、アナルが悲鳴を上げるのも仕方ない。
興奮したのが最初の5分だけで、後は苦行だった。
指で肛門へ押し込むが、直ぐに出てきてしまう。
「はぁ…。」
諦めるしかない。
膝が言う事を聞かず、立っているのも億劫だ。
だが痛むアナルが座る事を許さない。
それにしてもワタルの変化は尋常ではない。
丸で何かに取り付かれた様だ。
だが霊的なモノではない。
そうであれば、影が見える筈だ。
「だったら何がワタルを変えたのか?」
またこの疑問に辿り着く。
ここから先へ一向に進まない。
目の前に男が立つ。
踊り疲れたのか、座る場所を探している様子だ。
タクは男の股間に釘付けとなる。
タイトなジャンプスーツに横たわる一物は、20センチ近くあるだろう。
上には上がいるものだと感心する。
痛い筈のアナルが疼き出す。
男はビールを飲み干すと、出口へ向かう。
タクは覚束ない足取りで男を追う。
「もう絶対に交尾はしないぞ。
ただ見るだけだ。
あわよくば触るだけ…。」
自分に言い聞かす。
だがバリウケの性がそれを許さない事はタク自身が一番知っていた。
男がダークルールへ入っていく。
メインフロアと違い淫靡な匂いが漂う。
轟音に慣れた耳には呻き声の世界は酷く静かに思えた。
うっすらした暗闇の中でも、背の高い男の居場所は分かる。
直ぐに影達が群がりだした。
「急がなくちゃ!」
タクは乳首チェーンを揺らしながら影を掻き分けた。
細いスポットライトの下で胸を反らす。
微かな光源がチェーンに集まる。
その輝きに男の視線が向いた。
タクは後ろを向き、スパッツのジッパーを下ろす。
反り返ったアナルが露出する。
ブーツの音が近寄ってきた。
背後から伸びた手がチェーンを引っ張る。
「ああっ…。」
誓いは呻き声と共に跡形もなく消え失せていた。
『きっと明日後、悔するんだろうな。
強豪相手にダブルヘッダーはキツい。』
だがタクは果敢に立ち向かう。
山があれば登りたくなるクライマーの心理だ。
「うわぁ!」
アナルが切り裂かれたと思った。
絶叫を掌が包み込む。
男の意外な行動に痛みと驚愕が入り乱れた。
「暫くこうしててくれないか?
その内、慣れるから。」
耳元で男が囁く。
抱き締められたまま痛みに耐える。
闇雲に突きまくるリョウマと違い、温もりを感じた。
次第に痛みが快楽に変換されていく。
タクは自らアナルを押し付ける。
「もう慣れたのか?
見掛けに寄らずタフだな。
なら遠慮なく掘らせてもらうぞ。」
抱き締めていた手が羽交い締めに代わる。
そしてゆっくりと二人の距離を縮めだす。
「あー!」
痛いのに気持ちがいい。
いや痛いから気持ちがいいんだ。
タクは更なる激痛を求めた。
(つづく)
あー、マジ痛いし。」
タクは一人で壁に張り付き、フロアの様子を伺う。
あれだけ目立つ格好でいれば、この人混みでも分かりそうだ。
「まさか、置いてきぼり…。」
火傷した様なアナルの痛みに耐える。
触ってみると、案の定脱肛していた。
30分以上、巨根を相手にしたのだから、アナルが悲鳴を上げるのも仕方ない。
興奮したのが最初の5分だけで、後は苦行だった。
指で肛門へ押し込むが、直ぐに出てきてしまう。
「はぁ…。」
諦めるしかない。
膝が言う事を聞かず、立っているのも億劫だ。
だが痛むアナルが座る事を許さない。
それにしてもワタルの変化は尋常ではない。
丸で何かに取り付かれた様だ。
だが霊的なモノではない。
そうであれば、影が見える筈だ。
「だったら何がワタルを変えたのか?」
またこの疑問に辿り着く。
ここから先へ一向に進まない。
目の前に男が立つ。
踊り疲れたのか、座る場所を探している様子だ。
タクは男の股間に釘付けとなる。
タイトなジャンプスーツに横たわる一物は、20センチ近くあるだろう。
上には上がいるものだと感心する。
痛い筈のアナルが疼き出す。
男はビールを飲み干すと、出口へ向かう。
タクは覚束ない足取りで男を追う。
「もう絶対に交尾はしないぞ。
ただ見るだけだ。
あわよくば触るだけ…。」
自分に言い聞かす。
だがバリウケの性がそれを許さない事はタク自身が一番知っていた。
男がダークルールへ入っていく。
メインフロアと違い淫靡な匂いが漂う。
轟音に慣れた耳には呻き声の世界は酷く静かに思えた。
うっすらした暗闇の中でも、背の高い男の居場所は分かる。
直ぐに影達が群がりだした。
「急がなくちゃ!」
タクは乳首チェーンを揺らしながら影を掻き分けた。
細いスポットライトの下で胸を反らす。
微かな光源がチェーンに集まる。
その輝きに男の視線が向いた。
タクは後ろを向き、スパッツのジッパーを下ろす。
反り返ったアナルが露出する。
ブーツの音が近寄ってきた。
背後から伸びた手がチェーンを引っ張る。
「ああっ…。」
誓いは呻き声と共に跡形もなく消え失せていた。
『きっと明日後、悔するんだろうな。
強豪相手にダブルヘッダーはキツい。』
だがタクは果敢に立ち向かう。
山があれば登りたくなるクライマーの心理だ。
「うわぁ!」
アナルが切り裂かれたと思った。
絶叫を掌が包み込む。
男の意外な行動に痛みと驚愕が入り乱れた。
「暫くこうしててくれないか?
その内、慣れるから。」
耳元で男が囁く。
抱き締められたまま痛みに耐える。
闇雲に突きまくるリョウマと違い、温もりを感じた。
次第に痛みが快楽に変換されていく。
タクは自らアナルを押し付ける。
「もう慣れたのか?
見掛けに寄らずタフだな。
なら遠慮なく掘らせてもらうぞ。」
抱き締めていた手が羽交い締めに代わる。
そしてゆっくりと二人の距離を縮めだす。
「あー!」
痛いのに気持ちがいい。
いや痛いから気持ちがいいんだ。
タクは更なる激痛を求めた。
(つづく)
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