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Chapter4(下坂編)
Chapter4-⑪【Crazy Rays】前編
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目覚ましが4時に鳴る。
何時もなら一度止めて二度寝するのだが、今日は違う。
気持ちが高まり、殆ど寝ていない。
だが頭はすっきりしていた。
窓を開け、空気を入れ替える。
こびり付いた野郎臭が失せる事はない。
股間が次々に雄臭を発生させているのだから。
固くなったマラは既に臨戦態勢だ。
スパッツを穿き、コンプレションのシャツを着る。
リュックを背負い、表に出た。
萎える気配は全くない。
現実離れしたトレーニングを心待ちにしていた。
『本日はメンテナンス作業の為、7時オープンとなります。
不便をおかけしますが、ご協力お願いします。』
ジムに着くと張り紙がしてあった。
自動ドアが少し開いていて、指を掛けると簡単に動く。
ワタルは滑り込む様に中へ入る。
フリーウェイトエリアに行くと、マスクマンが黙々とトレーニングをしていた。
「おはようございます。」
背筋を伸ばし挨拶する。
ダンベルを置いたマスクマンがインクラインベンチから立ち上がった。
「明日のナイトの前にパンプアップするぞ。
スパッツを脱げ。」
ダンベルにシューズを乗せ、前後に転がす。
50キロのダンベルがマスクマンの前では小さく見えた。
「大分汚れてきたな。
ここ迄、臭気が漂ってくる。
だがまだまだだ。
もっと雄汁を染み込ませろ。」
「はい!」
腹の底から返事をする。
「よし、いい返事だ。
お前は素質がある。
だから俺が特別に指導してやる。
もっと、もっと素晴らしい肉体を手に入れたいだろ?」
マスクマンが乳首を摘まむ。
「まだ一センチって所だな。
これではお前の素晴らしい肉体に相応しくない。
最低三センチだ。
肥大させるぞ。
気合い入れろ!」
ゴツい指が乳首を押し潰す。
「はい!宜しくお願いします!」
全身に力が迸った。
インクラインベンチに座り、40キロのダンベルを掴む。
それを腿に乗せ、一気に頭上へ持ち上げる。
肩口迄下げ、ゆっくりと持ち上げていく。
同時に乳首に圧力が加わる。
ラバーマンはクローブを嵌めていた。
滑り止めの加工がしてある指先は、丸で鑢の様に捕らえた獲物を逃さない。
ダンベルを上下させる度に乳首を責め立てる。
引っ張り、押し潰し、揉みほぐす。
それを繰り返し、摘まむ部位を肥大させていく。
鏡に写る乳首はドス黒く腫れ、パンプアップの効果は一目瞭然だ。
黄ばんだケツワレの染みが臭気を一層活性化させた。
「やはりお前は見込みがあるな。
痛がるどころか、勃起させて喜んでる。
次は50キロだ。」
ダンベルが足下に転がってきた。
肩口迄は何とか上がったが、肘が伸びない。
震える腕が持ちこたえられない。
ダンベルが落下し、マットの上でバウンドした。
「まだ気合いが足りない様だな。
ケツワレを脱げ。」
「はい!」
気合いが足りないと言われ、更に気持ちを集中する。
荒い息を整えながら、脱いだケツワレを差し出す。
「おらっ、もう一丁踏ん張れ。」
グローブが頬を張った。
(つづく)
何時もなら一度止めて二度寝するのだが、今日は違う。
気持ちが高まり、殆ど寝ていない。
だが頭はすっきりしていた。
窓を開け、空気を入れ替える。
こびり付いた野郎臭が失せる事はない。
股間が次々に雄臭を発生させているのだから。
固くなったマラは既に臨戦態勢だ。
スパッツを穿き、コンプレションのシャツを着る。
リュックを背負い、表に出た。
萎える気配は全くない。
現実離れしたトレーニングを心待ちにしていた。
『本日はメンテナンス作業の為、7時オープンとなります。
不便をおかけしますが、ご協力お願いします。』
ジムに着くと張り紙がしてあった。
自動ドアが少し開いていて、指を掛けると簡単に動く。
ワタルは滑り込む様に中へ入る。
フリーウェイトエリアに行くと、マスクマンが黙々とトレーニングをしていた。
「おはようございます。」
背筋を伸ばし挨拶する。
ダンベルを置いたマスクマンがインクラインベンチから立ち上がった。
「明日のナイトの前にパンプアップするぞ。
スパッツを脱げ。」
ダンベルにシューズを乗せ、前後に転がす。
50キロのダンベルがマスクマンの前では小さく見えた。
「大分汚れてきたな。
ここ迄、臭気が漂ってくる。
だがまだまだだ。
もっと雄汁を染み込ませろ。」
「はい!」
腹の底から返事をする。
「よし、いい返事だ。
お前は素質がある。
だから俺が特別に指導してやる。
もっと、もっと素晴らしい肉体を手に入れたいだろ?」
マスクマンが乳首を摘まむ。
「まだ一センチって所だな。
これではお前の素晴らしい肉体に相応しくない。
最低三センチだ。
肥大させるぞ。
気合い入れろ!」
ゴツい指が乳首を押し潰す。
「はい!宜しくお願いします!」
全身に力が迸った。
インクラインベンチに座り、40キロのダンベルを掴む。
それを腿に乗せ、一気に頭上へ持ち上げる。
肩口迄下げ、ゆっくりと持ち上げていく。
同時に乳首に圧力が加わる。
ラバーマンはクローブを嵌めていた。
滑り止めの加工がしてある指先は、丸で鑢の様に捕らえた獲物を逃さない。
ダンベルを上下させる度に乳首を責め立てる。
引っ張り、押し潰し、揉みほぐす。
それを繰り返し、摘まむ部位を肥大させていく。
鏡に写る乳首はドス黒く腫れ、パンプアップの効果は一目瞭然だ。
黄ばんだケツワレの染みが臭気を一層活性化させた。
「やはりお前は見込みがあるな。
痛がるどころか、勃起させて喜んでる。
次は50キロだ。」
ダンベルが足下に転がってきた。
肩口迄は何とか上がったが、肘が伸びない。
震える腕が持ちこたえられない。
ダンベルが落下し、マットの上でバウンドした。
「まだ気合いが足りない様だな。
ケツワレを脱げ。」
「はい!」
気合いが足りないと言われ、更に気持ちを集中する。
荒い息を整えながら、脱いだケツワレを差し出す。
「おらっ、もう一丁踏ん張れ。」
グローブが頬を張った。
(つづく)
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