妄想日記6<<EVOLUTION>>

YAMATO

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Chapter2(フラ編)

Chapter2-③【ストロー】前編

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いきなり瞳が開いた。
慌てて視線を逸らす。
視界の隅で男が起き上がるのが分かる。
顔を少し戻すと、男の視線と搗ち合った。
男は体育座りになると、競パンの紐を緩める。
解放されたペニスが上を向く。
辺りを見回すが、その行動に気を止めている者はいない。
ゆっくりとターゲットに焦点を合わす。
男の手が腿の下を通り、竿を掴む。
そして下へ向けると、亀頭を扱き出す。
先走りが溢れ出し、肩口から射し込んだ陽光に反射した。
親指と人差し指に力が加わる。
膨らんだ亀頭の先で、鈴口が苦し気に開く。
粘着質な先走りが押し出されてきた。
途切れる事なく、芝を濡らしていく。
眉根を寄せた男が口を開いた。
そこから唾液が溢れ出る。
伸びた舌がそれを掬う。
犇々と快楽が伝わってくる。
ペニスからダイレクトに受ける刺激が羨ましい。
海外の開放的な雰囲気が男を大胆にさせてたのだろう。
 
道路へ目を向ける。
ユーリの姿はない。
ワタルも同じ体勢になり、ビキニを下げる。
扱く手と視線が止まった。
瞬きもせず、見続ける。
だが扱く手は復活しない。
ドン引きされたかと思い、ビキニを戻す。
男は口元を歪ませ、口を開く。
『へ、ん、た、い。』
そう読み取れた。
もう自分を相手にする者等、いないのだ。
その事実を思い知る。
余計にユーリが愛しい。
ワタルは自棄になり、仰向きに寝る。
もう歪に盛り上がった股間を隠す必要はない。
誰の興味の対象にもならないのだから。
 
「買ってきたよ。
コークで良かった?」
「ああ、何でも大丈夫。
喉がカラカラなんだ。」
ストローを挿すのももどかしく、そのままがぶ飲みする。
「ねぇ、これ入れてみて。」
分厚いハンバーガーに噛り付くと、ユーリが握った手を伸ばした。
「何?」
その問いに掌が開く。
ランマのローターだ。
「ここでか?」
「ここだから使うんだ。
周りの人が気付くか、ドキドキしない?」
ユーリがフライドポテトを咥えたまま言う。
周囲に悟られない様、アナルへ手を伸ばす。
マラに快感が得られない以上、刺激であれば何処でもいい。
隣の男の視線がワタルの手先を追うのが分かった。
腹の中でモーターが唸る。
潮騒の音以外しない浜辺にモーター音は酷く大きく響いた。
 
『ど、へ、ん、た、い。」
男の口が動いた。
ワタルは口を開いて、大袈裟に喘ぐ。
どうせ変態に思われたなら、もっと淫らな姿を晒したい。
「何か、何時もにも増して、感じてない?
大分溜まった証拠かな?
この分なら夜が超楽しみ。」
ユーリは満足げにリモコンを操作した。
 
「今日は疲れたから、外食にしようか。
明日からは僕が作るからさ。」
シャワーから出て来たユーリがローションを放る。
「背中に塗って。」
裸ままベッドへダイブした。
ワタルはユーリを跨ぐと、両手でローションを伸ばす。
「あー、気持ちいい。
極楽、極楽。」
ワタルは自分の汗臭さが気になるが、ユーリは気にも留めてない。
早く済ませて、風呂に入りたかった。
 
 
(つづく)
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