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番外編2(Physical Attraction)
番外編-②【True Blue】
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潮騒に男の鼾が混じる。
両手を上げ、脇を焼く。
ここが黒い事は大事なポイントだ。
俄かに日焼けした人は脇が白い事が多い。
それを見てしまうと、白けてしまう。
その点、男は焼けてない部分は一切ない。
野外の他に日サロで焼いている事は確かだろう。
「お礼にオイルを塗りましょうか?」
妄想を止められ、隣を見る。
真っ黒な顔に大きな瞳が浮かぶ。
「なら、頼もうかな。」
俯せになり、隆起した股間を隠す。
「その前に仰向けになってもらえないっすか?」
立ち上がった男が威圧的に言う。
拒む事は出来そうもない。
覚悟を決めて、太陽を仰ぎ見る。
日暈が幾重にも連なって見えた。
眩しさに目を細める。
狭まった視界に黒い顔が入ってきた。
見下ろす視線がなめ回す様に往来する。
「やっぱりBINGOだ!」
男がニヤつきなから声高に叫ぶ。
「何が?」
不安が先立ち、狼狽する。
先走りは白い競パンで目立たない筈だが。
突き刺す陽射しが胸騒ぎを駆り立てる。
「先輩、全身体毛を剃っているっすよね?」
予想外の質問に黒い顔を見る。
逆光の中に白い歯が零れていた。
「うん…。」
オイルをたっぷり含んだ掌が筋肉を撫で回す。
「あれ?もしかして先輩、勃起しているんですか?」
笑みを浮かべた男が態とらしく言う。
「…。」
馬乗りになった男の顎から汗が落ちる。
「ほら、競パンの中で暴れているよ。」
乱暴な手が競パンの上から撫で回す。
「先輩はいくつ?」
肉付きの良い尻が腹筋に乗り、身動き出来ない。
「35…。」目を閉じたまま答える。
「え!だったら一回りも俺よか上じゃないっすか!
もっと年が近いかと思った。」
驚きの声を闇の中で聞く。
「こんな年下に野外でチンコ扱かれて、恥ずかしくないっすか?」
言葉責めに益々マラが固くなる。
「どいてくれよ。
は、恥ずかしいからさ…。」
12才年下と知り、プライドが蘇った。
ブリッジをして男を持ち上げる。
「おっ、凄い筋力っすね。」
男が足を浮かす。
全体重が圧し掛かってきた。
「先輩も喫煙者っすよね。
だったら遠慮なく。」
無風の中、煙が浮遊する。
滴り落ちる汗がシートに溜まっていく。
「うわぁ!」
足が滑り、ブリッジが潰れた。
男の汗が飛び散り、開いた口に入り込んだ。
塩っぽい味が口に広がる。
ちっぽけなプライドは跡形もなく喪失していた。
腹が圧迫され、血流が下半身に集まっていく。
荒い呼吸を男が笑う。
「もう終わりっすか?
俺とトレーニングしたら、めちゃ扱くっすよ。」
抵抗を諦め、大の字で呼吸を整える。
Mっ気のある性癖が羞恥的な責めに欲情した。
「先輩両手を上げてみて。
うわぁ、脇毛まで剃っているんだ!
めちゃエロいじゃん!」
新しい玩具を手に入れた子供様にはしゃいぐ。
「だったらここはどうなっているのかな?」
男は身体をずらすと、競パンを少しずつ下げていく。
「スゲー!パイパンじゃん!
こんな大人のパイパンを初めて見たよ!
ド変態先輩!」
言葉責めは更に迫力を増していた。
(つづく)
両手を上げ、脇を焼く。
ここが黒い事は大事なポイントだ。
俄かに日焼けした人は脇が白い事が多い。
それを見てしまうと、白けてしまう。
その点、男は焼けてない部分は一切ない。
野外の他に日サロで焼いている事は確かだろう。
「お礼にオイルを塗りましょうか?」
妄想を止められ、隣を見る。
真っ黒な顔に大きな瞳が浮かぶ。
「なら、頼もうかな。」
俯せになり、隆起した股間を隠す。
「その前に仰向けになってもらえないっすか?」
立ち上がった男が威圧的に言う。
拒む事は出来そうもない。
覚悟を決めて、太陽を仰ぎ見る。
日暈が幾重にも連なって見えた。
眩しさに目を細める。
狭まった視界に黒い顔が入ってきた。
見下ろす視線がなめ回す様に往来する。
「やっぱりBINGOだ!」
男がニヤつきなから声高に叫ぶ。
「何が?」
不安が先立ち、狼狽する。
先走りは白い競パンで目立たない筈だが。
突き刺す陽射しが胸騒ぎを駆り立てる。
「先輩、全身体毛を剃っているっすよね?」
予想外の質問に黒い顔を見る。
逆光の中に白い歯が零れていた。
「うん…。」
オイルをたっぷり含んだ掌が筋肉を撫で回す。
「あれ?もしかして先輩、勃起しているんですか?」
笑みを浮かべた男が態とらしく言う。
「…。」
馬乗りになった男の顎から汗が落ちる。
「ほら、競パンの中で暴れているよ。」
乱暴な手が競パンの上から撫で回す。
「先輩はいくつ?」
肉付きの良い尻が腹筋に乗り、身動き出来ない。
「35…。」目を閉じたまま答える。
「え!だったら一回りも俺よか上じゃないっすか!
もっと年が近いかと思った。」
驚きの声を闇の中で聞く。
「こんな年下に野外でチンコ扱かれて、恥ずかしくないっすか?」
言葉責めに益々マラが固くなる。
「どいてくれよ。
は、恥ずかしいからさ…。」
12才年下と知り、プライドが蘇った。
ブリッジをして男を持ち上げる。
「おっ、凄い筋力っすね。」
男が足を浮かす。
全体重が圧し掛かってきた。
「先輩も喫煙者っすよね。
だったら遠慮なく。」
無風の中、煙が浮遊する。
滴り落ちる汗がシートに溜まっていく。
「うわぁ!」
足が滑り、ブリッジが潰れた。
男の汗が飛び散り、開いた口に入り込んだ。
塩っぽい味が口に広がる。
ちっぽけなプライドは跡形もなく喪失していた。
腹が圧迫され、血流が下半身に集まっていく。
荒い呼吸を男が笑う。
「もう終わりっすか?
俺とトレーニングしたら、めちゃ扱くっすよ。」
抵抗を諦め、大の字で呼吸を整える。
Mっ気のある性癖が羞恥的な責めに欲情した。
「先輩両手を上げてみて。
うわぁ、脇毛まで剃っているんだ!
めちゃエロいじゃん!」
新しい玩具を手に入れた子供様にはしゃいぐ。
「だったらここはどうなっているのかな?」
男は身体をずらすと、競パンを少しずつ下げていく。
「スゲー!パイパンじゃん!
こんな大人のパイパンを初めて見たよ!
ド変態先輩!」
言葉責めは更に迫力を増していた。
(つづく)
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