妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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番外編1(Wish you were here)

番外編-④【NIGHT WALKER】

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見た目の厳つさと違い、柔らかな唇だった。
その唇から次々と唾液を送られてくる。
グチュグチュと音を立てて、それを飲み込む。
背後にあった手が尻に下りていく。
瞬間、唇が離れ、驚いた表情が月光を浴びた。
瞳がギラギラと輝く。
「お前、ハリガタを入れているのか?
マジ変態だな!
俺と同じ匂いがする。」
嬉しそう上唇を舐めた。
チェーンがピンと張る。
乳首がどんどん伸びていく。
外れ掛けたクリップが快感に拍車を掛けた。
「ぐおぉぉぉ!」
野外にも拘わらず、絶叫する。
これなら離れた宅配員にも届くだろう。
「お前、感度もいいな!
最高だぜ。だがな…。」
男の視線が左右に泳ぐ。
ウエストポーチから出した布を口に押し込まれた。
「そんな大声で吠えられたら、目立ってしょうがねぇ。
一週間穿き続けたケツワレだ。
これでも咥えておけ!」
目眩を伴う強烈な臭いで、息が止まる。
この雄の臭いが更なる興奮を呼んだ。
柔らかい唇に吸い付く。
「クセェ!お前、こんなくせぇもん口に入れて、よく平気だな!」
頬を叩かれたが、それすら性欲の糧となる。
男はポーチから小瓶を取り出すと、自身の鼻に宛がう。
深く吸い込み、息を吐き出した。
繰り返す度に唸り声が大きくなる。
「おおぉ、効くぜ。
お前も使うか?」
その問いに大きく頷く。
口からはみ出しているケツワレの一部に数滴が零れ落ちた。
身体が火照り、高揚感が増していく。
 
「よし、ここに手を付いて、ケツを突き出せ!」
男がベンチの背もたれを指差した。
言われる通り、尻を突き出す。
今まで収まっていたハリガタが出口へ向かう。
スパッツを下ろされ、支えを失ったハリガタが抜け落ちる。
「お前みたいな変態野郎はこの汚いチンコの方が興奮するだろう?」
口からケツワレを抜かれ、替わりにハリガタを押し込まれた。
月明かりがスポットライトの様に顔を照らす。
「絶対に落とすな!」
怒声と共に頬を張られた。
火照った頬に気合が漲る。
体内にあったハリガタは生暖かく、異臭を放った。
太さのあるハリガタは口をいっぱいに開いて、やっと入る大きさだ。
開き放しの唇からダラダラと涎が落ちる。
「お前のケツマンいい具合に開いているぜ。おらぁ!」
尻を思い切り叩かれた。
強烈なスパンキングに悶絶する。
湿った殴打音が水面を渡っていく。
「んぐぅ!」
思わず声が出てしまい、落としそうになる。
「おらぁ!声を出すと、大事なチンコを落とすことになるぜ。
もし落としたら、お仕置きが待ってるぜ。」
更に激しい痛みが尻を襲った。
強烈な痛みが狂おしい快感となる。
その快感に抗いながら、食いしばってハリガタを離さない。
「そろそろメインにいくか!」
男はコックサックを外し、コンドームを装着する。
オイルを塗りたくったペニスを一気に押し込んできた。
何の抵抗もなく、根元まで飲み込む。
「何だ、このユルマンは!
おらぁ、もっと締めろ!」
撓った腕が尻を叩く。
腰を振る度に汗が飛び散る。
羽交い締めにされ、一番奥で亀頭が膨らむ。
チェーンが顎に掛かる。
顎を突き出す度に、乳首から苦痛と快楽が得られた。
限界まで伸びた乳首の痛みで、ついに決壊する。
「ぐおぉぉぉ!い、いく!」
ハリガタが地面に落ちた。
真っ赤になった亀頭からザーメンが飛び散る。
「おおぉぉぉ!俺もいくぜ!」
同時に男も叫び、コンドームの中で暴れているザーメンを感じた。
 
スパッツはザーメンまみれとなった。
「ハリガタを落としたな。
今日はいくのが同時だったから、お仕置きは勘弁してやろう。」
男が髭を揺すって笑う。
「またやろうぜ。
今度はお仕置きしてやるから。」
アドレスを書くと、紙を掌に押し込んだ。
「じゃあな。」
手を上げると、ウエストポーチは闇に吸い込まれた。
薄手のスパッツは汗とザーメンでびしょ濡れだ。
欲情した筋肉に浮かぶ血管が透けて見える。
着替え様と、紙袋を探したが見当たらない。
この東屋まで持って来た記憶はある。
周りを見渡すが、それらしい物はない。
何人かのギャラリーがいる事に気付く。
恥ずかしさが、一気に込み上げてきた。
中は着てきた服と小銭だけだと諦める。
厚い雲が満月を覆う。
街灯の明かりを避け、暗い夜道を急いだ。
 
 
(つづく)
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