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番外編1(Wish you were here)
番外編-③【満月のフォーチュン】
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指定されたベンチに腰を下ろす。
付近を見回すが、人影はない。
しかし宅配員は近くにいるはずだ。
やっと会えるかと思うと、亀頭が膨らんだ。
街灯の明かりの下、自身の格好を省みる。
頬を伝う汗が股間に落ちた。
コックリングで締め付けられたマラはスパッツを擡げている。
膨らんだ亀頭がくっきりと浮かび上がっていた。
その先端から先走りが溢れ出ている。
タンクトップはクリップの型がはっきりと見て取れた。
道行く人が避ける訳を納得する。
気配を感じ、その方向を見た。
男が立っていたが、宅配員ではなかった。
落胆し、また自分の足元に視線を戻す。
暫くその状態が続いたが、立ち去る様子はない。
もう一度男に視線を移す。
30才前後だろうか、浅黒く焼け、髭を蓄えた風貌だ。
視線が合うと、ニヤリと笑った。
男は白いタンクトップとボロボロのダメージジーンズを穿いている。
破れた箇所から勃起したペニスが出ていた。
スニーカーが動く。
身体の向きが変わり、街灯が股間を照らす。
黒々としたペニスを凝視する。
それがコックサックで武装した馬鹿でかい一物だと知り、唾を飲み込む。
近付いてきた男が仁王立ちとなる。
「お前、気合い入っているな。」
はっきりした声で話し掛けてきた。
目の前に真っ黒なデカマラが熱り立つ。
光沢を帯びたコックサックがきらきらと輝く。
「スンマセン。待ち合わせなんで…。」
デカマラから視線を逸らし、蚊の鳴く様な声で返す。
「お前、ずっとそこにいるじぁねえか。
すっぽかされたのさ。」
痛いところを突いてきた。
『そんなことはない。
近くにいるはずだ!』
否定したいが、騙されたという思いがそれを飲み込んだ。
伸びた手がタンクをまくりあげ、チェーンを揺さ振る。
心地好い痛みが気持ちを揺らす。
男が覆い被さり、強引に唇を押し付けてきた。
唾液だっぷりのキスで、刹那な快楽に傾く。
突然携帯が鳴り、静寂を引き裂いた。
「ちょっと待って!」
男を押し退け、メールを見る。
『なんだお前は誰でもいいのか?
がっかりしたよ!
この淫乱野郎!』
怒りの文字が目に飛び込む。
「やっぱりダメだ。
もうすぐ来るって。」
今度は強い口調で断る。
「ならしょうがねぇな。
変態同士、気が合うと思ったんだがなぁ。
機会があったら、やろうぜ。」
男は踵を返し、暗闇に消えた。
温い風が頬を撫ぜ、静寂が戻る。
同時にメールを受信した。
『意外と真面目だな。
よし、タンクトップを脱いで、チェーンを揺らせ。』
新たな命令が書かれている。
タンクトップを脱ぎ捨てた。
上半身を揺らし、その振動でチェーンを揺らす。
微かな金属音が宅配員の耳に届くだろうか?
どこかで見ていると思うと、気持ちが高ぶる。
次の命令メールが届く。
『よし、なかなかの変態振りだ。
一先ず試験は合格だ。
その格好で公園を一周してこい。
力を抜いて、ハリガタを落とすなよ。』
この格好で歩けば、ゲイが寄ってくる。
どうしろというのか?
メールの真意が計りかねた。
とりあえず歩き始める。
確かに気を抜くと、ハリガタが排出されそうだ。
歩く度にチェーンが揺れ、微かな快感を伴う。
もうスパッツはびしょ濡れだ。
亀頭は割れ目まで透けて見えた。
立て続けにメールを受信する。
『凄い勃起だな。
そんなに露出は興奮するか?』
『そろそろ出したい頃だろう?』
『さっきの髭に抜いてもらえ。
見ている俺が興奮する変態振りでぶっ放せ!』
『俺を興奮させたら、褒美をやるぜ。
次回は俺が抜いてやる。
じゃあ、頑張れよ。』
やはり現れないつもりだ。
落胆しつつも、身体はザーメンを出したい一心で動いていた。
左右を見渡しながら歩く。
池の淵に東屋があった。
その中に人影が揺れる。
雲間から現れた満月が白いタンクトップに当たった。
アナルを閉め、東屋へ走る。
「おう!どうした?
やっぱりドタキャンされたか。」
気付いた男が煙草を揉み消すた。
「それにやる気満々だな!」
近付いてくると、太い指がチェーンを掴む。
それを引っ張りながら、唇を押し付けてきた。
(つづく)
付近を見回すが、人影はない。
しかし宅配員は近くにいるはずだ。
やっと会えるかと思うと、亀頭が膨らんだ。
街灯の明かりの下、自身の格好を省みる。
頬を伝う汗が股間に落ちた。
コックリングで締め付けられたマラはスパッツを擡げている。
膨らんだ亀頭がくっきりと浮かび上がっていた。
その先端から先走りが溢れ出ている。
タンクトップはクリップの型がはっきりと見て取れた。
道行く人が避ける訳を納得する。
気配を感じ、その方向を見た。
男が立っていたが、宅配員ではなかった。
落胆し、また自分の足元に視線を戻す。
暫くその状態が続いたが、立ち去る様子はない。
もう一度男に視線を移す。
30才前後だろうか、浅黒く焼け、髭を蓄えた風貌だ。
視線が合うと、ニヤリと笑った。
男は白いタンクトップとボロボロのダメージジーンズを穿いている。
破れた箇所から勃起したペニスが出ていた。
スニーカーが動く。
身体の向きが変わり、街灯が股間を照らす。
黒々としたペニスを凝視する。
それがコックサックで武装した馬鹿でかい一物だと知り、唾を飲み込む。
近付いてきた男が仁王立ちとなる。
「お前、気合い入っているな。」
はっきりした声で話し掛けてきた。
目の前に真っ黒なデカマラが熱り立つ。
光沢を帯びたコックサックがきらきらと輝く。
「スンマセン。待ち合わせなんで…。」
デカマラから視線を逸らし、蚊の鳴く様な声で返す。
「お前、ずっとそこにいるじぁねえか。
すっぽかされたのさ。」
痛いところを突いてきた。
『そんなことはない。
近くにいるはずだ!』
否定したいが、騙されたという思いがそれを飲み込んだ。
伸びた手がタンクをまくりあげ、チェーンを揺さ振る。
心地好い痛みが気持ちを揺らす。
男が覆い被さり、強引に唇を押し付けてきた。
唾液だっぷりのキスで、刹那な快楽に傾く。
突然携帯が鳴り、静寂を引き裂いた。
「ちょっと待って!」
男を押し退け、メールを見る。
『なんだお前は誰でもいいのか?
がっかりしたよ!
この淫乱野郎!』
怒りの文字が目に飛び込む。
「やっぱりダメだ。
もうすぐ来るって。」
今度は強い口調で断る。
「ならしょうがねぇな。
変態同士、気が合うと思ったんだがなぁ。
機会があったら、やろうぜ。」
男は踵を返し、暗闇に消えた。
温い風が頬を撫ぜ、静寂が戻る。
同時にメールを受信した。
『意外と真面目だな。
よし、タンクトップを脱いで、チェーンを揺らせ。』
新たな命令が書かれている。
タンクトップを脱ぎ捨てた。
上半身を揺らし、その振動でチェーンを揺らす。
微かな金属音が宅配員の耳に届くだろうか?
どこかで見ていると思うと、気持ちが高ぶる。
次の命令メールが届く。
『よし、なかなかの変態振りだ。
一先ず試験は合格だ。
その格好で公園を一周してこい。
力を抜いて、ハリガタを落とすなよ。』
この格好で歩けば、ゲイが寄ってくる。
どうしろというのか?
メールの真意が計りかねた。
とりあえず歩き始める。
確かに気を抜くと、ハリガタが排出されそうだ。
歩く度にチェーンが揺れ、微かな快感を伴う。
もうスパッツはびしょ濡れだ。
亀頭は割れ目まで透けて見えた。
立て続けにメールを受信する。
『凄い勃起だな。
そんなに露出は興奮するか?』
『そろそろ出したい頃だろう?』
『さっきの髭に抜いてもらえ。
見ている俺が興奮する変態振りでぶっ放せ!』
『俺を興奮させたら、褒美をやるぜ。
次回は俺が抜いてやる。
じゃあ、頑張れよ。』
やはり現れないつもりだ。
落胆しつつも、身体はザーメンを出したい一心で動いていた。
左右を見渡しながら歩く。
池の淵に東屋があった。
その中に人影が揺れる。
雲間から現れた満月が白いタンクトップに当たった。
アナルを閉め、東屋へ走る。
「おう!どうした?
やっぱりドタキャンされたか。」
気付いた男が煙草を揉み消すた。
「それにやる気満々だな!」
近付いてくると、太い指がチェーンを掴む。
それを引っ張りながら、唇を押し付けてきた。
(つづく)
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