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Chapter25(沖縄新原編)
Chapter25-⑧【翳りゆく部屋】
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輝きを放つ金属に見惚れながら頷く。
その形態から、用途はひとつしかない。
コックリングとディルドが一体化した物だ。
「使ってみたいか?」
タクミが誘導する。
「うん。使いたい。」
酔いの所為でない、熱い物が込み上げてくるのを感じた。
勃起しきったマラにリング部分を通すのは難儀窮まりない。
タクミは時間を割き、丹念に入れていく。
決して無理はしなかった。
リングを通過すれば、後は簡単だ。
日頃使っているゴム製のディルドと違い、ひんやりした感触にゾクッとする。
冷たい異物を飲み込んだアナルは新たな刺激に動揺していた。
ストッパー部分が入ると、リング部が引っ張られる。
「気分はどうだ?」
暗くなった部屋で、表情は分からない。
「冷たくて変な気分…。」
ありのままを伝える。
「そうだろ。次はこれを着てみろ。」
タクミがキャットスーツを広げた。
微かな残光を鈍く反射させるスーツはひどく卑猥だ。
かなり小さいサイズに不安を覚える。
脚を通すと、ラバー製の生地は徐々に伸び始めた。
両手も通し、フロントのジッパーを閉める。
一度広がったラバーがまた締まりだした。
全身を覆う拘束感に、至福の時を堪能する。
最後にラバーの全頭マスクを被せられた。
もう戸惑いは微塵もない。
「やっぱりな。
ヤマトさん、すげぇ似合うぜ。」
タクミが姿見を持ってきた。
視界が少しづつ慣れていく。
鏡の中に、ラバーに覆われた男がぼんやり浮かぶ。
着た感覚はアメコミのコスチュームに似ている。
ただ蒼然たるキャットスーツはひたすら猥らだった。
ラバー特有の匂いが鼻孔を擽る。
タクミが荒々しく唇を押し付けてきた。
舌を伸ばすが、ラバーの味以外しない。
口ばかりではなく、鼻や頬などあらゆる場所にキスをする。
タクミはジーンズを脱ぎ捨てた。
残照の中、亀頭が光る。
闇から伸びた手が口を覆うラバーを外してくれた
吸い寄せられる様に、亀頭を口に含む。
しかしそれは叶わない。
伸ばした舌からペニスが遠ざかる。
無理矢理椅子に座らされた。
ディルドが奥まで突き刺さり、リングが引っ張られる。
「うっ!」思わす呻き声を漏らす。
タクミはそれを無視して、後ろ手に縛り上げた。
椅子から身動き出来なくなる。
ビールをたっぷり含んだ口が唇を覆う。
雄の匂いのするビールが口内を満たしていく。
タクミは頭をがっちり持つと、荒々しくイラマチオさせた。
自分のペースで出来ないフェラは狂おしい程刺激的だ。
昼間の穏やかさは影を潜め、獰猛な雄に変貌していた。
意思とは関係なく進入してくる亀頭に悶絶する。
タクミは一言も発さず、一心不乱に頭を揺すり続けた。
頭を揺らされる度、リングとディルドへ連動する。
それは長い時間にも、短い時間にも思われた。
「うおっおお!」
突然、タクミが吠える。
亀頭が最大限に膨らみ、爆発した。
とてつもなく濃い雄汁が迸る。
濃厚なザーメンに息が詰まった。
跨がったタクミが唇を吸う。
丸で己の精子を奪い返す様に。
目を丸くして、その様子を見守る。
遠くで汽笛が鳴った。
それが合図が如く、手を自由にしてくれた。
「すっ、凄く感じちゃった。」
興奮を抑え切れない。
しかしタクミは何も語らない。
ただ聳え立つペニスは享楽が続く事を示唆していた。
手を引かれ、姿見の前に立たされる。
背を押され、鏡に背中を映す。
尻のジッパーをフロント方向へ開ける。
中から現れた金属が微かに光る。
部屋は暗闇に包まれていた。
微かな光源は窓から差し込む月明かりだけだ。
タクミはアナルからディルド部分を引っ張り出す。
重みで睾丸が伸びる。
ぽっかり開いたアナルへ唾液が送り込まれてきた。
自ら両足首を持ち、尻を上に向ける。
荒い息遣いが静かな部屋を支配した。
(つづく)
その形態から、用途はひとつしかない。
コックリングとディルドが一体化した物だ。
「使ってみたいか?」
タクミが誘導する。
「うん。使いたい。」
酔いの所為でない、熱い物が込み上げてくるのを感じた。
勃起しきったマラにリング部分を通すのは難儀窮まりない。
タクミは時間を割き、丹念に入れていく。
決して無理はしなかった。
リングを通過すれば、後は簡単だ。
日頃使っているゴム製のディルドと違い、ひんやりした感触にゾクッとする。
冷たい異物を飲み込んだアナルは新たな刺激に動揺していた。
ストッパー部分が入ると、リング部が引っ張られる。
「気分はどうだ?」
暗くなった部屋で、表情は分からない。
「冷たくて変な気分…。」
ありのままを伝える。
「そうだろ。次はこれを着てみろ。」
タクミがキャットスーツを広げた。
微かな残光を鈍く反射させるスーツはひどく卑猥だ。
かなり小さいサイズに不安を覚える。
脚を通すと、ラバー製の生地は徐々に伸び始めた。
両手も通し、フロントのジッパーを閉める。
一度広がったラバーがまた締まりだした。
全身を覆う拘束感に、至福の時を堪能する。
最後にラバーの全頭マスクを被せられた。
もう戸惑いは微塵もない。
「やっぱりな。
ヤマトさん、すげぇ似合うぜ。」
タクミが姿見を持ってきた。
視界が少しづつ慣れていく。
鏡の中に、ラバーに覆われた男がぼんやり浮かぶ。
着た感覚はアメコミのコスチュームに似ている。
ただ蒼然たるキャットスーツはひたすら猥らだった。
ラバー特有の匂いが鼻孔を擽る。
タクミが荒々しく唇を押し付けてきた。
舌を伸ばすが、ラバーの味以外しない。
口ばかりではなく、鼻や頬などあらゆる場所にキスをする。
タクミはジーンズを脱ぎ捨てた。
残照の中、亀頭が光る。
闇から伸びた手が口を覆うラバーを外してくれた
吸い寄せられる様に、亀頭を口に含む。
しかしそれは叶わない。
伸ばした舌からペニスが遠ざかる。
無理矢理椅子に座らされた。
ディルドが奥まで突き刺さり、リングが引っ張られる。
「うっ!」思わす呻き声を漏らす。
タクミはそれを無視して、後ろ手に縛り上げた。
椅子から身動き出来なくなる。
ビールをたっぷり含んだ口が唇を覆う。
雄の匂いのするビールが口内を満たしていく。
タクミは頭をがっちり持つと、荒々しくイラマチオさせた。
自分のペースで出来ないフェラは狂おしい程刺激的だ。
昼間の穏やかさは影を潜め、獰猛な雄に変貌していた。
意思とは関係なく進入してくる亀頭に悶絶する。
タクミは一言も発さず、一心不乱に頭を揺すり続けた。
頭を揺らされる度、リングとディルドへ連動する。
それは長い時間にも、短い時間にも思われた。
「うおっおお!」
突然、タクミが吠える。
亀頭が最大限に膨らみ、爆発した。
とてつもなく濃い雄汁が迸る。
濃厚なザーメンに息が詰まった。
跨がったタクミが唇を吸う。
丸で己の精子を奪い返す様に。
目を丸くして、その様子を見守る。
遠くで汽笛が鳴った。
それが合図が如く、手を自由にしてくれた。
「すっ、凄く感じちゃった。」
興奮を抑え切れない。
しかしタクミは何も語らない。
ただ聳え立つペニスは享楽が続く事を示唆していた。
手を引かれ、姿見の前に立たされる。
背を押され、鏡に背中を映す。
尻のジッパーをフロント方向へ開ける。
中から現れた金属が微かに光る。
部屋は暗闇に包まれていた。
微かな光源は窓から差し込む月明かりだけだ。
タクミはアナルからディルド部分を引っ張り出す。
重みで睾丸が伸びる。
ぽっかり開いたアナルへ唾液が送り込まれてきた。
自ら両足首を持ち、尻を上に向ける。
荒い息遣いが静かな部屋を支配した。
(つづく)
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