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Chapter25(沖縄新原編)
Chapter25-①【ミチシルベ~a road home~】
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待ち合わせの時間の10分前に着く。
風呂は閑散としていた。
年配の人が二人いるだけだ。
ショーゴの姿は見当たらない。
先に身体を洗う事にする。
汗とオイルの染み込んだ身体をゴシゴシと洗う。
シャワーで流すとさっぱりした。
湯舟に浸かるが、火照った身体には熱過ぎる。
既に客の一人は帰った様で、小太りの男が水風呂に浸かっていた。
股間を隠し、ミストサウナに入る。
霧が充満していた。
誰もいない事にホッとして、腰掛ける。
霧に包まれ、毛穴の開く感覚が心地好い。
直ぐに大量の汗が溢れ出す。
扉が開き、男が入って来た。
小太りの男だと、シルエットで分かる。
反対側に座ると胡座をかいた。
徐々に霧が薄れていく。
男と視線が合う。
ニヤリと笑った。
勃起したペニスを隠しもせず、視姦する。
視線に耐え切れず、扉に向かう。
前を通り抜け様とすると、股間を隠していたタオルを奪い取られた。
貞操具が露わになる。
「やはり海から貞操帯は付けっ放しか!
さすがド変態の兄ちゃんだ。」
したり顔で男が言う。
『男は海で、俺を見掛けたのだろうか?』
浮かぶ疑問を下半身が消去する。
肉体はタイプとは掛け離れた男に欲情していた。
再びミストが吹き出され、視界が失われていく。
頭は退出を命じるが、身体が拒否する。
霧の中から男のシルエットが近付く。
「兄ちゃん、いいガタイしてんな。
欲しいのはここか?」
霧の中から現れた手が大胸筋を鷲掴みした。
「おうっ!」身体が喜びの声をあげる。
「いい声出すな!
手を頭の後ろで組んで、踏ん張れよ。」
肉厚の指が乳首を摘まむ。
「おおっ!」身体が持っていかれない様に堪える。
乳首が伸び、快楽が汗と共に溢れ出た。
その時、扉が開いた。
男は瞬時に、元いた場所に戻る。
手を頭の後ろで組んだままだが、濃い霧が救ってくれた。
タオルを拾うと、サウナを後にする。
全身汗だくだが、軽くシャワーを浴びただけで更衣室に向かう。
男が追って来そうで怖い。
いや、自分の肉体をコントロール出来ない事が怖かった。
ライトを点灯し、ワゴンを発進させる。
夜道を走っていると、少しづつ着きが戻ってきた。
闇にコンビニの看板が浮かぶ。
一気に空腹感が押し寄せてきた。
弁当を食い終わって、時計を見る。
9時半を回ったところだ。
そろそろリクが戻る頃だろう。
スマホが鳴って、飛び起きる。
うたた寝をしてしまった。
時計を見ると、既に11時を過ぎている。
「おう、俺だぁ。
今よぉ、明日の打ち合わせでバトルに来てんだぁ。
ヤマトも来いよぉ。
ショーゴがお前に会いたいんだってよぉ。」
呂律の回らないリクが言う。
「うん、分かった。
それより貞操具の鍵はどこにある?」
通話は既に切れていた。
仕方なく、貞操具を付けたまま家を出る。
バトルに入ると、カウンターの中にショーゴがいた。
表情が曇り、奥を目配せする。
その方向に目を向けると、サウナの男がいた。
踏ん反り返って、タバコを吹かしている。
その前の椅子にリクとゴウが座っていた。
気配を消し、カウンターに座る。
「あれ誰?」小声で聞く。
「タクマさんと言って、ここのオーナーだよ。」
ショーゴがおしぼりを出す。
「ふーん。どうして来なかったんだよ?」
お陰で面倒な事になったのだ。
文句の一つも言いたい。
「それがさ、オーナーがこないだのショーの評判を聞いて、ヤマトさんに興味を持っちゃったんだ。」
ショーゴは質問には答えず、前フリから説明した。
「でさ、写真を見たいって言うからさ、昼間バイトを抜け出して海まで行ったんだ。」
置かれたスマホに画像が現れる。
「こ、これって…。」言葉が続かない。
アナルに指を突っ込む男が写っていた。
間違いなくビーチでの自分だ。
(つづく)
風呂は閑散としていた。
年配の人が二人いるだけだ。
ショーゴの姿は見当たらない。
先に身体を洗う事にする。
汗とオイルの染み込んだ身体をゴシゴシと洗う。
シャワーで流すとさっぱりした。
湯舟に浸かるが、火照った身体には熱過ぎる。
既に客の一人は帰った様で、小太りの男が水風呂に浸かっていた。
股間を隠し、ミストサウナに入る。
霧が充満していた。
誰もいない事にホッとして、腰掛ける。
霧に包まれ、毛穴の開く感覚が心地好い。
直ぐに大量の汗が溢れ出す。
扉が開き、男が入って来た。
小太りの男だと、シルエットで分かる。
反対側に座ると胡座をかいた。
徐々に霧が薄れていく。
男と視線が合う。
ニヤリと笑った。
勃起したペニスを隠しもせず、視姦する。
視線に耐え切れず、扉に向かう。
前を通り抜け様とすると、股間を隠していたタオルを奪い取られた。
貞操具が露わになる。
「やはり海から貞操帯は付けっ放しか!
さすがド変態の兄ちゃんだ。」
したり顔で男が言う。
『男は海で、俺を見掛けたのだろうか?』
浮かぶ疑問を下半身が消去する。
肉体はタイプとは掛け離れた男に欲情していた。
再びミストが吹き出され、視界が失われていく。
頭は退出を命じるが、身体が拒否する。
霧の中から男のシルエットが近付く。
「兄ちゃん、いいガタイしてんな。
欲しいのはここか?」
霧の中から現れた手が大胸筋を鷲掴みした。
「おうっ!」身体が喜びの声をあげる。
「いい声出すな!
手を頭の後ろで組んで、踏ん張れよ。」
肉厚の指が乳首を摘まむ。
「おおっ!」身体が持っていかれない様に堪える。
乳首が伸び、快楽が汗と共に溢れ出た。
その時、扉が開いた。
男は瞬時に、元いた場所に戻る。
手を頭の後ろで組んだままだが、濃い霧が救ってくれた。
タオルを拾うと、サウナを後にする。
全身汗だくだが、軽くシャワーを浴びただけで更衣室に向かう。
男が追って来そうで怖い。
いや、自分の肉体をコントロール出来ない事が怖かった。
ライトを点灯し、ワゴンを発進させる。
夜道を走っていると、少しづつ着きが戻ってきた。
闇にコンビニの看板が浮かぶ。
一気に空腹感が押し寄せてきた。
弁当を食い終わって、時計を見る。
9時半を回ったところだ。
そろそろリクが戻る頃だろう。
スマホが鳴って、飛び起きる。
うたた寝をしてしまった。
時計を見ると、既に11時を過ぎている。
「おう、俺だぁ。
今よぉ、明日の打ち合わせでバトルに来てんだぁ。
ヤマトも来いよぉ。
ショーゴがお前に会いたいんだってよぉ。」
呂律の回らないリクが言う。
「うん、分かった。
それより貞操具の鍵はどこにある?」
通話は既に切れていた。
仕方なく、貞操具を付けたまま家を出る。
バトルに入ると、カウンターの中にショーゴがいた。
表情が曇り、奥を目配せする。
その方向に目を向けると、サウナの男がいた。
踏ん反り返って、タバコを吹かしている。
その前の椅子にリクとゴウが座っていた。
気配を消し、カウンターに座る。
「あれ誰?」小声で聞く。
「タクマさんと言って、ここのオーナーだよ。」
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「ふーん。どうして来なかったんだよ?」
お陰で面倒な事になったのだ。
文句の一つも言いたい。
「それがさ、オーナーがこないだのショーの評判を聞いて、ヤマトさんに興味を持っちゃったんだ。」
ショーゴは質問には答えず、前フリから説明した。
「でさ、写真を見たいって言うからさ、昼間バイトを抜け出して海まで行ったんだ。」
置かれたスマホに画像が現れる。
「こ、これって…。」言葉が続かない。
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