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YAMATO

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Chapter24(沖縄バトル編)

Chapter24-⑧【IT'S SHOWTIME!!】

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「こいつを勃起させたら合格だ。」
ゴウがダランとしたペニスを引きずり出す。
低い声を遠くで聞きながら、しゃぶり付く。
その行動は正に条件反射だった。
快楽の全てを舌に向ける。
しかし一向に硬くなる気配はない。
さほど大きくないペニスを飲み込んでも、口内にはまだ余裕がある。
クニを真似て、玉まで口に含んでみた。
舌先で玉を中心に舐め回す。
しかし亀頭が上を向く事はない。
大量の汗が砂を濡らすだけだった。
その時、リクが思い切り乳首を噛んだ。
「んぐぅ!」思わず歯が根元に当たる。
「おおっ…。」頭上から地鳴りの様な声が漏れてきた。
歯を立て、軽く噛んでみる。
次第に亀頭が膨らんでいくのが分かった。
徐々に力を加えていく。
強く噛むほど、ペニスに力が漲った。
「よし、合格だ。
今晩の出演頼むぞ。
お前の連れにしては上出来だ。」
ゴウはペニスを引き抜くと、ジーンズの中に納める。
「押忍!任せて下さい!
ゴウさんはネットで告知して待ってて下さい。」
乳首から口を離したリクは滑稽な程低姿勢だ。
「じゃあ、9時に店で待ってる。」
ゴウはジーンズが濡れるのも気にせず、海へ入って行った。
 
「ねぇ、出演って、どういう事?」
ゴウが岩場で見えなくなると、リクを問い質す。
「頼むよ!ゴウの店のショータイムに出てくれ。」
リクが両手を合わす。
「ショ、ショータイム?」
素っ頓狂な声をあげた。
「ゴウとちょっと諍いがあってさ、無視されてたんだ。
ヤマトが出てくれれば、また元の鞘に戻れる。頼む!」
リクは両手を擦りながら、頭を下げた。
ここまで頼まれると、断り辛い。
ショータイムというと、バンコクで見たショーを思い出す。
あそこまで露骨なショーではないにしても、自分に出来るだろうか?
「フィーも出るし。
何なら俺の分もやるからさ。
人助けだと思って、頼むよ。」
深々と頭を下げた。
このままでは土下座もしかねない。
「じゃあ、交換条件を呑んでくれたらいいよ。
明日一日、車を貸してくれない?
知り合いに会いたいんだ。」
条件を提示する。
「そんなのお安いご用だ。
好きに使っていいぜ。」
日に焼けた顔に曇り空は似合わない。
重荷から解放されたリクは伸びをすると、大の字になってシートに倒れ込む。
笑顔を向けられ、釣られて笑う。
面倒はひとまず忘れる事にする。
俯せになって、背面を焼くことにした。
 
「おい、そろそろ出掛けるぞ。」
レザーのジャケットとパンツを着込んだリクが声を掛けてきた。
「暑くないの?」
暑苦しい格好に目を丸くする。
「仕方ないだろ。
ゴウの指定なんだから。
ヤマトも着替えろ。」
リクはクローゼットからチャプスとハーネスを出して来た。
貞操具を一度外し、ハーネスを装着する。
そして貞操具とディルド付きのTバックで、マラを覆い隠す。
最後にチャップスを穿くと、レザーMの出来上がりだ。
「よし、完成だ。
出掛けるぞ。」
焦るリクが足早にドアへ向かう。
「ちょっと待って。
さすがに上半身裸はまずいよ。」
慌てて抗議する。
「確かにそうだな。」
リクはクローゼットから出したジャージを放り投げた。
 
バトルは寒いくらいエアコンが効いていた。
カウンターとテーブルが四席あり、端に小さな舞台がある。
舞台の回りは鏡張りになっていた。
「リク、今日は頼むぞ。
ヤマトは初めてだから、お前がリードするんだ。」
ゴウは出迎えるなり、指示を出す。
やはりレザーパンツに、上半身はハーネスで武装していた。
アームバンドで上腕の血管が浮かび上がっている。
「先ずはこれに履き替えてもらおうか。」
ゴウがブーツを置いた。
ジャージを脱ぎ、ブーツを履く。
厳しい視線が全身をチェックした。
室内でもサングラスは外さない様だ。
「一応、首輪もしておくか。」
ゴウは独り言を呟くと、奥から首輪を持って来た。
「付けてやれ。」
首輪をリクに渡す。
「ショーは11時開始だ。
それまで好きに飲んでろ。」
ゴウはカウンターの中に入ると、照明を落とした。
 
 
(つづく)
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