妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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Chapter24(沖縄バトル編)

Chapter24-⑥【チャンスの順番】

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無言になったショーゴを見て、ちょっとした優越感に浸る。
蝉の鳴き声が一段と高くなった。
「ねぇ、何でリクがボクに執着するか、分かる?」
ショーゴの切り返しに戸惑う。
確かに合点がいかない。
フトシをウリ専で買うくらいだから、スレンダーなショーゴはタイプとは程遠い筈だ。
首を捻るが、納得のいく答えは浮かばない。
「教えてあげようか?」
再びショーゴのペースに戻っていた。
「答はこれさ。」
ショーゴは左右を見渡し、誰もいない事を確認する。
紐を解き、サーフパンツをずり下ろす。
ボックス型のアンダーウェアに横たわる一物に目を奪われた。
「デ、デカい…。」
ぽかんと開いた口が言葉を失う。
 
今まで見た中で一番の巨根はタケルが群を抜いていた。
目の前の一物はタケルを完全に凌駕している。
「このサイズだからさ、面倒な事が多いんだ。
リクみたいな変態じゃないと、入らないしさ。
お陰で他の奴じゃ物足りないと言って、付き纏われる始末だし。」
ショーゴは下着を左右に引っ張り、リアルな大きさを誇張した。
「ヤマトさんも、そんなハリガタじゃ物足りないじゃない?
こいつが欲しいでしょ?」
熱り起つマラを見て、ショーゴが笑う。
真っ赤に膨れた亀頭がぴくぴくと動く。
「アハハ、チンポが欲しいって、返事してるよ。」
腹を抱えて笑う姿は幼い。
形勢は完全に逆転していた。
「生チンポ見たい?」
真顔になったショーゴが聞く。
生唾を飲み込み、頷いた。
喉がカラカラだ。
幾らか何でも、こんなに大きい筈がない。
中に何か詰めて、盛っているのではないかと疑う。
 
ショーゴは妖しく微笑むと、ストリッパーの様に下着を下ろし始める。
ペニスの付け根ギリギリで、その手を止めた。
短くカットされた隠毛の中に、ぶっ太い竿の根元が見える。
手首程ある竿に、視線は釘付けだ。
「おっと、時間だ。
休憩時間が過ぎちゃう。」
ショーゴは下着を戻すと、サーフパンツの紐を結ぶ。
「マ、マジ…。行っちゃうのか?」
唖然として聞く。
「だって休憩は一時間だもん。
店長、時間にうるさいんだ。
じゃあ、またね。」
ショーゴは岩場から飛び降りると、満ち始めてきた波間を歩き出す。
呆然と見送るしかない。
突然ショーゴが振り返った。
「チャンスをあげようか?」
「チャンス?」
意味が分からず、言葉をなぞる。
「ボクさ、二番目って嫌なんだよね。
今日リクとやらずに我慢したら、明日会ってあげてもいいよ。
約束出来る?」
自信に満ちた質問だ。
悔しいが、大きく頷く。
「だったら明日の夜8時に、波布の湯においでよ。
必ず独りで来てね。」
そう言い残し、再び背中を見せた。
 
不機嫌なリクが待っていた。
「おい、何処まで行ってんだよ!」
怒鳴り声に蝉が飛び立つ。
「折角沖縄来たから、素潜りして来たよ。」
嘘がすらすらと出る。
「どうだか怪しいもんだ。
お前みたいな尻軽な奴はしっかり管理しねぇとな。」
伸びた手がフロントのボタンを一気に外す。
余韻が残るマラが飛び出した。
「お前、潜りながら勃起してたのか?」
その問い掛けに、敢えて言い訳は言わない。
「全く節操がねぇ奴だ。」
しゃがみ込んだリクがマラに太めのリングを嵌める。
それを六角を使って締め上げた。
リングが食い込み、玉が真っ赤に膨らんだ。
そして竿に鉄製のケージを被せると、リングの突起物と繋ぐ。
繋ぎ目を南京錠で留めると、ケージが亀頭を圧迫した。
「こいつは俺が預かっておくぜ。」
リクは翳した鍵をバッグに仕舞う。
その肩越しでクニシゲがニヤ付く。
視線に気付いたリクが背後を見る。
「何だ?何か言いたそうだな!」
リクが噛み付く。
「相変わらず女々しい奴だと思ってな。
そんなにしつこいから、ショーゴにも逃げられたのに。
懲りねぇ奴だ。」
クニシゲが嘲笑う。
「な、何だと!馬鹿にすんな!」
裸足のリクがクニシゲに詰め寄った。
 
 
(つづく)
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