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Chapter24(沖縄バトル編)
Chapter24-⑤【Monochrome】
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誰かに見られている気がした。
周囲に視線を向ける。
沖にサングラスをしたショーゴがいた。
ショーゴが車を置いた方向を指差す。
家族連れがこちらに向かって、歩いて来るのが見えた。
「ヤバいよ。人が来た!」
クニシゲの肩を叩く。
汗だくの顔が離れ、同じ方向を見る。
「ちっ、面倒臭ぇな!」
舌打ちすると、距離を置いた。
「いつまでいるんだ?」
クニシゲは六尺を締め直す。
「火曜日まで。」
海中に腰を沈め、フロントのボタンを留める。
「だったら機会はあるな。
俺のハリガタに興味あんだろ?
次回、入れてやるよ。」
クニシゲはニヤリと笑うと、沖に向かって泳ぎだした。
子供達の声が次第に近付いてくる。
肩まで海水に浸かり、通り過ぎるのを待つ。
ショーゴのいた方向に目を向けるが、姿はもう見えない。
家族連れの声が遠退いたので、ショーゴのいた辺りまで歩いてみる。
大きな岩が沈んでいて、ここに乗っていた様だ。
浜辺を見てみると、岩場はまだ先まで続いていた。
至る所で人影が動いている。
肩が燃える様に熱い。
浜辺に戻る事にする。
のんびり寝ていた人達に見咎められた。
レザーのTバックはここではあまりに不釣り合いに映るだろう。
歩く度にディルドが腸壁を刺激する。
レザーの中に幽閉されたマラは必死に出口を求めていた。
ショーゴの姿は見当たらない。
ゆっくり砂浜を歩く。
「誰か、探しているの?」
不意に声を掛けられた。
海からの風が岩場を抜けていく。
木陰の下の岩場にサーフパンツ姿のショーゴが座っていた。
「ここにいたのか。」
木陰の中は風が心地良い。
「それにしても凄い格好だね。」
ショーゴが苦笑いした。
「しかもこの炎天下で日焼けするなんて、信じられないよ。」
掌を上に向け、肩を竦める。
確かにその肌は色白で、きめ細かい。
「恥ずかしくないの?」
質問は直球だ。
そういえば『恥ずかしい』と言う単語を暫く忘れていた。
「慣れたよ。」
木陰から出て、平らな岩の上に寝そべる。
「さすがリクの知り合いだね。」
皮肉とも受け取れる感想だ。
「でもそのリクのセクフレなんだろ?」
少しカチンとして、意地の悪い質問をする。
「性処理の時に使うだけださ。」
心外という表情で言い放つ。
「この島でタイプを見付けるなんて、所詮無理だからね。
掘れるマッチョだから、妥協したまでさ。」
言い訳がましく言う。
「ふーん。そうなんだ。」
態と馬鹿にした返事をする。
「あっ、何か感じ悪くない?
最初はさ、親父くらい年の離れたマッチョが、言いなりになるから面白かったんだ。
でもゲイ丸出しの格好で店に来たりするから、ウザいんだよね。」
ショーゴが向きになって言い返す。
何となくリクとショーゴの距離感が分かってきた。
リクの肩を持つ訳ではないが、この傲慢さをギャフンと言わせたい。
「そっか、だったら俺にも興味ないか。
俺はショーゴの事、タイプだったのにな。」
片足を立て、股間を木陰に向ける。
ショーゴの視線が股間で留まった。
マラに力を入れ、ボタンを一つ外す。
「僕はシャワー浴びてからじゃないと、やらない主義だから…。」
生意気な声が震えた。
「そっか、残念。
俺は今出したいんだよなぁ。」
両手を頭の後ろで組み、挑発する。
「ねぇ、名前何て言うの?」
サーフパンツの盛り上がりを見逃さない。
「ヤマトっていうんだ。
窮屈だから外すよ。」
ボタンを全て外し、マラを解放させる。
「あっ!」ショーゴが声を漏らした。
解放された亀頭は先走りが反射して、輝いている。
「リクの相方ってことはヤマトさんはタチなの?」
顔を背けているが、盗み見している事は明白だ。
「いや、俺はMウケだよ。
ほら、これ見てみろよ。」
このシチュエーションにサディスティックな性が目を覚ます。
Tバックを少しずらし、ディルドが入り放しのアナルを見せ付ける。
ショーゴはその連結部を正面から見た。
(つづく)
周囲に視線を向ける。
沖にサングラスをしたショーゴがいた。
ショーゴが車を置いた方向を指差す。
家族連れがこちらに向かって、歩いて来るのが見えた。
「ヤバいよ。人が来た!」
クニシゲの肩を叩く。
汗だくの顔が離れ、同じ方向を見る。
「ちっ、面倒臭ぇな!」
舌打ちすると、距離を置いた。
「いつまでいるんだ?」
クニシゲは六尺を締め直す。
「火曜日まで。」
海中に腰を沈め、フロントのボタンを留める。
「だったら機会はあるな。
俺のハリガタに興味あんだろ?
次回、入れてやるよ。」
クニシゲはニヤリと笑うと、沖に向かって泳ぎだした。
子供達の声が次第に近付いてくる。
肩まで海水に浸かり、通り過ぎるのを待つ。
ショーゴのいた方向に目を向けるが、姿はもう見えない。
家族連れの声が遠退いたので、ショーゴのいた辺りまで歩いてみる。
大きな岩が沈んでいて、ここに乗っていた様だ。
浜辺を見てみると、岩場はまだ先まで続いていた。
至る所で人影が動いている。
肩が燃える様に熱い。
浜辺に戻る事にする。
のんびり寝ていた人達に見咎められた。
レザーのTバックはここではあまりに不釣り合いに映るだろう。
歩く度にディルドが腸壁を刺激する。
レザーの中に幽閉されたマラは必死に出口を求めていた。
ショーゴの姿は見当たらない。
ゆっくり砂浜を歩く。
「誰か、探しているの?」
不意に声を掛けられた。
海からの風が岩場を抜けていく。
木陰の下の岩場にサーフパンツ姿のショーゴが座っていた。
「ここにいたのか。」
木陰の中は風が心地良い。
「それにしても凄い格好だね。」
ショーゴが苦笑いした。
「しかもこの炎天下で日焼けするなんて、信じられないよ。」
掌を上に向け、肩を竦める。
確かにその肌は色白で、きめ細かい。
「恥ずかしくないの?」
質問は直球だ。
そういえば『恥ずかしい』と言う単語を暫く忘れていた。
「慣れたよ。」
木陰から出て、平らな岩の上に寝そべる。
「さすがリクの知り合いだね。」
皮肉とも受け取れる感想だ。
「でもそのリクのセクフレなんだろ?」
少しカチンとして、意地の悪い質問をする。
「性処理の時に使うだけださ。」
心外という表情で言い放つ。
「この島でタイプを見付けるなんて、所詮無理だからね。
掘れるマッチョだから、妥協したまでさ。」
言い訳がましく言う。
「ふーん。そうなんだ。」
態と馬鹿にした返事をする。
「あっ、何か感じ悪くない?
最初はさ、親父くらい年の離れたマッチョが、言いなりになるから面白かったんだ。
でもゲイ丸出しの格好で店に来たりするから、ウザいんだよね。」
ショーゴが向きになって言い返す。
何となくリクとショーゴの距離感が分かってきた。
リクの肩を持つ訳ではないが、この傲慢さをギャフンと言わせたい。
「そっか、だったら俺にも興味ないか。
俺はショーゴの事、タイプだったのにな。」
片足を立て、股間を木陰に向ける。
ショーゴの視線が股間で留まった。
マラに力を入れ、ボタンを一つ外す。
「僕はシャワー浴びてからじゃないと、やらない主義だから…。」
生意気な声が震えた。
「そっか、残念。
俺は今出したいんだよなぁ。」
両手を頭の後ろで組み、挑発する。
「ねぇ、名前何て言うの?」
サーフパンツの盛り上がりを見逃さない。
「ヤマトっていうんだ。
窮屈だから外すよ。」
ボタンを全て外し、マラを解放させる。
「あっ!」ショーゴが声を漏らした。
解放された亀頭は先走りが反射して、輝いている。
「リクの相方ってことはヤマトさんはタチなの?」
顔を背けているが、盗み見している事は明白だ。
「いや、俺はMウケだよ。
ほら、これ見てみろよ。」
このシチュエーションにサディスティックな性が目を覚ます。
Tバックを少しずらし、ディルドが入り放しのアナルを見せ付ける。
ショーゴはその連結部を正面から見た。
(つづく)
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