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Chapter21(略奪編)
Chapter21-⑧【楽園のDoor】
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駅へ向かう道中、セイジは気遣ってくれた。
「ゴメンな。やり過ぎた。」
何度も反省を口にする。
「いや、大丈夫。」
葛藤の中、最小限に答える。
「これを見てくれ。」
セイジはバッグを開く。
覗き込むと、ボディハーネスが入っていた。
「これをしたヤマトさんを責めてみたいんだ。
でも、一回きりの約束だったな。」
セイジが淋しげに言う。
ギュッと口を結び、無言を通す。
あっという間に駅に着く。
セイジは逆側の上りホームへ向かう。
別れ際に、紙切れをくれた。
「万が一でも、可能性があるなら電話くれ。
必要なかったら、捨てて構わないぜ。」
セイジが苦笑いする。
紙をポケットに捩じ込むと、下りのホームへ向かう。
反対側のホームにセイジが立っている。
上り電車が入って来た。
爽やかな笑顔を浮かべ、手を上げている。
釣られて、手を上げた。
上り電車が発車する。
降り立った乗客が足早に改札へ急ぐ。
車両が去ったホームにセイジが残っていた。
衝動的に反対ホームへ走り出す。
もうユーキの顔は浮かばなかった。
家に来たセイジに一晩中責められた。
二人の欲望は何度射精しても治まらない。
ハーネスと開口マスクを装着する。
そして自ら扱けない様に、貞操具に鍵を掛けられた。
セイジは口とアナルを交互に使う。
放出すると、暫く休む。
そして精力が戻ると、眠りかけた俺をはけ口に使う。
ユーキの言ってた言葉を思い出す。
『セイジの麻薬の様なセックス』を実感した。
雄の臭いが充満する部屋に朝陽が差し込む。
セイジは一時間で復活する時もあれば、三時間近く眠る時もあった。
その間、ひたすら巨根の復活を望んだ。
うつらうつらした口に肉棒が刺さる。
待ち望んだ口の中に唾液が溢れた。
朝陽に包まれた巨根は朝起ちも重なり神々しい。
喉が塞がれ、必死で鼻腔で呼吸をする。
使いまくったペニスが鼻孔を刺激した。
「おっ、おっ、おっ!」
狂わんばかりの興奮が押し寄せる。
「最高だぜ!一生開口マスクを外せないようにしてやぜ!」
ビンタが頬に炸裂した。
頬が熱くなり、下半身が燃え立つ。
膨らんだ亀頭が完全に咽頭を塞ぐ。
その状態でザーメンが迸る。
再び失神しながら、射精した。
目が覚めると、部屋は完全に明るい。
「起きたか?」
テレビを見ていたセイジが声を掛けてきた。
「ああっ、おはよう。」
開口マスクも貞操具も外れている。
「さすがに腹減ったな。」
セイジが伸びをした。
しかし空腹感を覚えない。
ただセイジの肉体が欲しかった。
「食パンくらいならあるけど。」
外に出掛けたくない。
「まあな、今日はこのままセックス三昧もいいな。」
セイジがニヤリと笑う。
「そういえば三浦のDVDって、ここにあるのか?」
テレビを見たまま聞いてきた。
「ここにはないよ。
DVDはタケルに預けてあるんだ。」
「そっかぁ。あんだけ三浦が執着する映像って、見てみたいもんだ。」
セイジはさほどがっかりした様子を見せずに言う。
「タケル君はいつ帰って来るんだ?」
「一週間って言ってたから、次の土曜日。」
朦朧とする頭で答えた。
「そうですか…。
そのタケルって奴が持っているのですね。
そいつがいない内に、何とかしたいもんです。」
三浦が考え込む。
「ただよ、タケルのバックにいる裏組織って、大丈夫なのか?
ヤクザだったら、洒落になんないぜ。」
セイジが不安顔で聞く。
「その点は心配ありません。
老舗旅館の一人っ子で、今は修業中のようです。
裏社会との繋がりは確認出来ませんでした。」
三浦がそっけなく答えた。
(つづく)
「ゴメンな。やり過ぎた。」
何度も反省を口にする。
「いや、大丈夫。」
葛藤の中、最小限に答える。
「これを見てくれ。」
セイジはバッグを開く。
覗き込むと、ボディハーネスが入っていた。
「これをしたヤマトさんを責めてみたいんだ。
でも、一回きりの約束だったな。」
セイジが淋しげに言う。
ギュッと口を結び、無言を通す。
あっという間に駅に着く。
セイジは逆側の上りホームへ向かう。
別れ際に、紙切れをくれた。
「万が一でも、可能性があるなら電話くれ。
必要なかったら、捨てて構わないぜ。」
セイジが苦笑いする。
紙をポケットに捩じ込むと、下りのホームへ向かう。
反対側のホームにセイジが立っている。
上り電車が入って来た。
爽やかな笑顔を浮かべ、手を上げている。
釣られて、手を上げた。
上り電車が発車する。
降り立った乗客が足早に改札へ急ぐ。
車両が去ったホームにセイジが残っていた。
衝動的に反対ホームへ走り出す。
もうユーキの顔は浮かばなかった。
家に来たセイジに一晩中責められた。
二人の欲望は何度射精しても治まらない。
ハーネスと開口マスクを装着する。
そして自ら扱けない様に、貞操具に鍵を掛けられた。
セイジは口とアナルを交互に使う。
放出すると、暫く休む。
そして精力が戻ると、眠りかけた俺をはけ口に使う。
ユーキの言ってた言葉を思い出す。
『セイジの麻薬の様なセックス』を実感した。
雄の臭いが充満する部屋に朝陽が差し込む。
セイジは一時間で復活する時もあれば、三時間近く眠る時もあった。
その間、ひたすら巨根の復活を望んだ。
うつらうつらした口に肉棒が刺さる。
待ち望んだ口の中に唾液が溢れた。
朝陽に包まれた巨根は朝起ちも重なり神々しい。
喉が塞がれ、必死で鼻腔で呼吸をする。
使いまくったペニスが鼻孔を刺激した。
「おっ、おっ、おっ!」
狂わんばかりの興奮が押し寄せる。
「最高だぜ!一生開口マスクを外せないようにしてやぜ!」
ビンタが頬に炸裂した。
頬が熱くなり、下半身が燃え立つ。
膨らんだ亀頭が完全に咽頭を塞ぐ。
その状態でザーメンが迸る。
再び失神しながら、射精した。
目が覚めると、部屋は完全に明るい。
「起きたか?」
テレビを見ていたセイジが声を掛けてきた。
「ああっ、おはよう。」
開口マスクも貞操具も外れている。
「さすがに腹減ったな。」
セイジが伸びをした。
しかし空腹感を覚えない。
ただセイジの肉体が欲しかった。
「食パンくらいならあるけど。」
外に出掛けたくない。
「まあな、今日はこのままセックス三昧もいいな。」
セイジがニヤリと笑う。
「そういえば三浦のDVDって、ここにあるのか?」
テレビを見たまま聞いてきた。
「ここにはないよ。
DVDはタケルに預けてあるんだ。」
「そっかぁ。あんだけ三浦が執着する映像って、見てみたいもんだ。」
セイジはさほどがっかりした様子を見せずに言う。
「タケル君はいつ帰って来るんだ?」
「一週間って言ってたから、次の土曜日。」
朦朧とする頭で答えた。
「そうですか…。
そのタケルって奴が持っているのですね。
そいつがいない内に、何とかしたいもんです。」
三浦が考え込む。
「ただよ、タケルのバックにいる裏組織って、大丈夫なのか?
ヤクザだったら、洒落になんないぜ。」
セイジが不安顔で聞く。
「その点は心配ありません。
老舗旅館の一人っ子で、今は修業中のようです。
裏社会との繋がりは確認出来ませんでした。」
三浦がそっけなく答えた。
(つづく)
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