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Chapter19(合コン編)
Chapter19-④【GIRL TALK】
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「続いてウエア交換の時間です!
相手チームの誰かのウエアに着替えてもらいます。
ではクジを引いて下さい。
先方はSチーム。」
セイジは三本の紙を握っている。
「俺が最初に引くよ。」
タイチは悩みに悩んで、一本引く。
「ユーキさんのだ!」
顔を赤らめたタイチが頭を抱えた。
「勿論、スポーツ用のケツワレはOKだよね?」
セイジに確認する。
ホイッスルが鳴り響く。
「重ね着は禁止されているので、却下します。」
セイジの判定に俺達は狂喜する。
結果、キョウヘイのはセイジが、俺のはマモルが着る事になった。
「続きまして、Mチーム選んで下さい!」
セイジが新たな紙を持つ。
「俺、マモルさんのだけはヤダな!
殆どマッパだもん。」
顔を顰めたキョウヘイが言う。
そして引いた紙の先にマモルと書いてあった。
「最悪!」キョウヘイが崩れ落ちる。
残った二枚をユーキと同時に引く。
引き抜いた先にはタイチと書かれていた。
「やった!」喜びが口を吐く。
慌てて回りを見るが、聞かれた様子はない。
その瞬間、顔を上げたタイチと目が合う。
爽やかさは影を潜め、淫らな舌が上唇を這った。
ポロパンに穿き替えたユーキが肩を落とす。
「今更セイジの穿いてもね。」
愚痴を溢すが、勢いのある股間は満更でもなさそうだ。
六人全員が着替え終わったところで、フリータイムとなった。
オードブルを中心に、Sチームの三人がテーブルに並べる。
「ねえ、今のところ誰がいい?」
ユーキが小声で聞く。
「俺はセイジさん。ユーキは?」
キョウヘイが聞き返す。
「俺はマモルさんかな。
もう少しガッチリしてるとベストなんだけど。」
上から目線の物言いに頬が緩む。
綻んだ顔に二人の視線が突き刺さる。
「ヤマトさんはタイチでしょ?」
口を開く前にユーキが言った。
「うん、まあね。」
曖昧に答える。
最初はセイジが気になっていたが、途中から全身タイツに興味が移った。
今ははっきりと決め兼ねる。
タイチが尻を突き出して、皿を置く。
発達した大殿筋にウエアが食い込む。
この卑猥なウエアを持ってきてくれたユーキに感謝する。
「ユーキ、ありがとう。」
「えっ、何の事?」
「今日、誘ってくれた事さ。」
答えながら、視線は肉付きの良い大殿筋を追った。
「食事が並び終わったので、お待ちかねの2ショットタイム!
時間が来るまで、二人で過ごして下さい。」
セイジの掛け声に全員が拍手する。
最初の相手はセイジだった。
「今日は忙しい中、来てくれてありがとう。」
セイジが手を差し出す。
何事も手際良く熟していく。
スマートな動作に釣られて、手を握る。
キョウヘイのタンクトップとスパッツをパツンパツンにして着ていた。
「ちょっとサイズが小さいみたいですね。」
握手しながら、聞いてみる。
「いや、かなり小さいんだ。」
はにかむセイジを横目に周囲を伺う。
ユーキはタイチと、キョウヘイはマモルと話している。
どちらも本命ではない為に、盛り上がりに欠けている様子だ
「ヤマトさんは長時間のアナル責めは平気ですか?
俺遅漏なんで、かなり時間掛かるんですよ。」
本題に入ってきた。
視線を正面に戻す。
「うーん。寸止めを繰り返しながらの長時間だったら、イケるかも。」
考えた挙げ句、相手の喜びそうな事を言ってしまう。
早漏の自覚はあるのだが、ここでは伏せておく。
「マジ!ヤマトさんが寸止めでよがり狂う!
想像したら勃起しちまった!」
ごつい人差し指が股間を指す。
スパッツの盛り上がりに、目が奪われる。
亀頭が膨らむのが分かった。
「そんなじろじろ見ないで下さい。
余計興奮しちゃうからさ。」
快活な笑みに赤味が差した。
「す、すいません。つい…。」
卑しさを咎められた様で、下を向く。
「いや、別に謝らなくても。
でも、ついどうした?」
セイジが突っ込む。
「あまりのデカさに、つい見惚れちゃって…。」
下を見たまま、小声で答える。
「やっぱりデカいかな?
ケツマンに慣れてない奴だと、痛がるんだ。
お陰でリピーターはゼロ、付き合うなんて程遠いよ。」
自虐気味な発言だが、裏には自慢が隠れていた。
「タフなヤマトさんなら大丈夫そうだけど。」
セイジはタフを強調して、笑いを誘う。
「そ、そんな緩くないよ!」
態とらしく膨れてみせる。
一度とはいえ、フィストの経験者なんて言える訳がない。
憤慨したと思わせて、この話を切り上げる。
深掘りされたら、自爆しそうだ。
ガールズトークの如く、やはり下ネタは欠かせなかった。
(つづく)
相手チームの誰かのウエアに着替えてもらいます。
ではクジを引いて下さい。
先方はSチーム。」
セイジは三本の紙を握っている。
「俺が最初に引くよ。」
タイチは悩みに悩んで、一本引く。
「ユーキさんのだ!」
顔を赤らめたタイチが頭を抱えた。
「勿論、スポーツ用のケツワレはOKだよね?」
セイジに確認する。
ホイッスルが鳴り響く。
「重ね着は禁止されているので、却下します。」
セイジの判定に俺達は狂喜する。
結果、キョウヘイのはセイジが、俺のはマモルが着る事になった。
「続きまして、Mチーム選んで下さい!」
セイジが新たな紙を持つ。
「俺、マモルさんのだけはヤダな!
殆どマッパだもん。」
顔を顰めたキョウヘイが言う。
そして引いた紙の先にマモルと書いてあった。
「最悪!」キョウヘイが崩れ落ちる。
残った二枚をユーキと同時に引く。
引き抜いた先にはタイチと書かれていた。
「やった!」喜びが口を吐く。
慌てて回りを見るが、聞かれた様子はない。
その瞬間、顔を上げたタイチと目が合う。
爽やかさは影を潜め、淫らな舌が上唇を這った。
ポロパンに穿き替えたユーキが肩を落とす。
「今更セイジの穿いてもね。」
愚痴を溢すが、勢いのある股間は満更でもなさそうだ。
六人全員が着替え終わったところで、フリータイムとなった。
オードブルを中心に、Sチームの三人がテーブルに並べる。
「ねえ、今のところ誰がいい?」
ユーキが小声で聞く。
「俺はセイジさん。ユーキは?」
キョウヘイが聞き返す。
「俺はマモルさんかな。
もう少しガッチリしてるとベストなんだけど。」
上から目線の物言いに頬が緩む。
綻んだ顔に二人の視線が突き刺さる。
「ヤマトさんはタイチでしょ?」
口を開く前にユーキが言った。
「うん、まあね。」
曖昧に答える。
最初はセイジが気になっていたが、途中から全身タイツに興味が移った。
今ははっきりと決め兼ねる。
タイチが尻を突き出して、皿を置く。
発達した大殿筋にウエアが食い込む。
この卑猥なウエアを持ってきてくれたユーキに感謝する。
「ユーキ、ありがとう。」
「えっ、何の事?」
「今日、誘ってくれた事さ。」
答えながら、視線は肉付きの良い大殿筋を追った。
「食事が並び終わったので、お待ちかねの2ショットタイム!
時間が来るまで、二人で過ごして下さい。」
セイジの掛け声に全員が拍手する。
最初の相手はセイジだった。
「今日は忙しい中、来てくれてありがとう。」
セイジが手を差し出す。
何事も手際良く熟していく。
スマートな動作に釣られて、手を握る。
キョウヘイのタンクトップとスパッツをパツンパツンにして着ていた。
「ちょっとサイズが小さいみたいですね。」
握手しながら、聞いてみる。
「いや、かなり小さいんだ。」
はにかむセイジを横目に周囲を伺う。
ユーキはタイチと、キョウヘイはマモルと話している。
どちらも本命ではない為に、盛り上がりに欠けている様子だ
「ヤマトさんは長時間のアナル責めは平気ですか?
俺遅漏なんで、かなり時間掛かるんですよ。」
本題に入ってきた。
視線を正面に戻す。
「うーん。寸止めを繰り返しながらの長時間だったら、イケるかも。」
考えた挙げ句、相手の喜びそうな事を言ってしまう。
早漏の自覚はあるのだが、ここでは伏せておく。
「マジ!ヤマトさんが寸止めでよがり狂う!
想像したら勃起しちまった!」
ごつい人差し指が股間を指す。
スパッツの盛り上がりに、目が奪われる。
亀頭が膨らむのが分かった。
「そんなじろじろ見ないで下さい。
余計興奮しちゃうからさ。」
快活な笑みに赤味が差した。
「す、すいません。つい…。」
卑しさを咎められた様で、下を向く。
「いや、別に謝らなくても。
でも、ついどうした?」
セイジが突っ込む。
「あまりのデカさに、つい見惚れちゃって…。」
下を見たまま、小声で答える。
「やっぱりデカいかな?
ケツマンに慣れてない奴だと、痛がるんだ。
お陰でリピーターはゼロ、付き合うなんて程遠いよ。」
自虐気味な発言だが、裏には自慢が隠れていた。
「タフなヤマトさんなら大丈夫そうだけど。」
セイジはタフを強調して、笑いを誘う。
「そ、そんな緩くないよ!」
態とらしく膨れてみせる。
一度とはいえ、フィストの経験者なんて言える訳がない。
憤慨したと思わせて、この話を切り上げる。
深掘りされたら、自爆しそうだ。
ガールズトークの如く、やはり下ネタは欠かせなかった。
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