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Chapter18(聖夜編)
Chapter18-⑩【promise】
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カオルは席に戻ると、一気にグラスを呷る。
「お前の我が儘の所為で、ヤマトさんまで不幸にすんな。」
ショウは攻撃を緩めない。
罪悪感を植え付け、ピッチを煽る。
「そんなことない…。
俺はヤマトさんを守るって、約束したんだ。
守るって…、約束したんだ…。」
カオルはグラスを置くと、テーブルに突っ伏した。
満足げな視線がカオルを捉える。
「すいません。勘定とタクシーを呼んで貰えますか?」
ショウは店員に告げた。
目を覚ますと、部屋は薄暗い。
「ヤマトさん…、いる?」
記憶が定まらないが、ホテルで待ち合わせしていた筈だ。
「メリークリスマス!」
暗闇から、予想外の声が返ってきた。
「誰?」主は分からないが、ヤマトではないのは確かだ。
起きようとするが、身体が動かない。
ベッドに固定されていた。
暗闇から男が現れる。
微かな明かりの中にマスクが浮かび上がった。
徐々に記憶のピースが埋まっていく。
「ショウか!」カオルが叫ぶ。
居酒屋以降の記憶がない。
そしてヤマトとの待ち合わせを思い出す。
「外せよ。ヤマトさんが待っているんだ!」
暴れるが、却って手足に縄が食い込むだけだ。
「やっと二人だけになれたな。
昔、お前が興奮しまくったプレイだ。」
マスクを被ったショウが笑う。
「昔の俺とは違う。
もういい加減諦めろよ。」
言い聞かせる様に、カオルが言う。
「だったら身体に聞いてみようぜ。
どう変わったかな。」
ショウがベッドに歩み寄る。
カオルは汚れたスパッツ一枚の姿に初めて気付く。
「懐かしいだろ?
お前が何回も中出しした穴開きスパッツだ。
ずっと取っておいたんだ。」
ショウは感慨深げにスパッツを撫でる。
そして乳首に舌を這わす。
「ふざけるな!ショウは自分のした事を忘れたのか?」
大声で問い質す。
「あの頃と一緒だ。
いつも大声で、喘いでいたよな。」
ショウは質問には答えず、思い出に耽る。
「こうやると、チンコをギンギンにして悶絶したよな。」
マスクから覗く口が乳首を噛んだ。
「ああっ…。」不本意にも声が漏れる。
「そう、そう。その声だ。」
更に強く歯が食い込む。
「ぐわぁ!」唯一自由な頭を振って、抵抗をする。
だが振れば振る程、猛烈な酔いが襲ってきた。
ショウは乳首を責めながら、アナルに指を挿入する。
「おおっ!この粘っこいケツマンも懐かしいな。
お前も、このデカマラが欲しいんだろ?」
熱り立つペニスが頬を打つ。
「止めろ!」
痛みを忘れ、がむしゃらに手足を動かす。
ベッドが軋むだけで、微動だにしない。
「そんなに感じるのか?
だろうな。もうチンコがギンギンだもんな。」
ショウは盛り上がった股間を愛おしげに摩る。
意に反して、先走りが溢れ出た。
雄の臭いが鼻に届く。
5年間身体に染み付いた記憶が覚醒した。
「や、止めろよ…。」
必死に拒絶するが、身体が反応してしまう。
ショウはカオルの下に潜ると、自慢の巨根を挿入してきた。
「この粘っこい締め付け感、たまんねぇな!
お前のケツマンが一番だ!」
籠った声が吠える。
マスク越しの響きが時計を戻す。
ショウが狂った様に腰を振る。
それに合わせ、カオルもアナルを締め付けた。
5年の月日は瞬時に二人のリズムを取り戻す。
初めて本格的に付き合ったのがショウだ。
最初からショウの巨根を知ってしまった。
それ故に他のペニスでは満足出来なかったのだ。
毎晩トレーニング後、この巨根を欲した。
今、アナルの広がりきった感覚が懐かしく、悲しい。
ショウはピークに近付くと、亀頭が膨らむ。
それが内部を刺激し、忘れていた快楽を蘇らせる。
スパッツがはち切れそうな程、マラが硬直していた。
射精したくないが、身体は徐々に高みへ向かっていく。
「おら、ぶっ放せ!」
察したショウが巨根を更に押し込む。
スパッツの中でザーメンが飛び散る。
同時にカオルの中でザーメンが逆流していく。
二人はそれぞれの思いを抱き、射精した。
「やっぱり俺達の相性って、めちゃ合うよな。
もう一度やり直さないか?」
萎えない巨根を突っ込んだまま、ショウが耳朶を咬んだ。
(つづく)
「お前の我が儘の所為で、ヤマトさんまで不幸にすんな。」
ショウは攻撃を緩めない。
罪悪感を植え付け、ピッチを煽る。
「そんなことない…。
俺はヤマトさんを守るって、約束したんだ。
守るって…、約束したんだ…。」
カオルはグラスを置くと、テーブルに突っ伏した。
満足げな視線がカオルを捉える。
「すいません。勘定とタクシーを呼んで貰えますか?」
ショウは店員に告げた。
目を覚ますと、部屋は薄暗い。
「ヤマトさん…、いる?」
記憶が定まらないが、ホテルで待ち合わせしていた筈だ。
「メリークリスマス!」
暗闇から、予想外の声が返ってきた。
「誰?」主は分からないが、ヤマトではないのは確かだ。
起きようとするが、身体が動かない。
ベッドに固定されていた。
暗闇から男が現れる。
微かな明かりの中にマスクが浮かび上がった。
徐々に記憶のピースが埋まっていく。
「ショウか!」カオルが叫ぶ。
居酒屋以降の記憶がない。
そしてヤマトとの待ち合わせを思い出す。
「外せよ。ヤマトさんが待っているんだ!」
暴れるが、却って手足に縄が食い込むだけだ。
「やっと二人だけになれたな。
昔、お前が興奮しまくったプレイだ。」
マスクを被ったショウが笑う。
「昔の俺とは違う。
もういい加減諦めろよ。」
言い聞かせる様に、カオルが言う。
「だったら身体に聞いてみようぜ。
どう変わったかな。」
ショウがベッドに歩み寄る。
カオルは汚れたスパッツ一枚の姿に初めて気付く。
「懐かしいだろ?
お前が何回も中出しした穴開きスパッツだ。
ずっと取っておいたんだ。」
ショウは感慨深げにスパッツを撫でる。
そして乳首に舌を這わす。
「ふざけるな!ショウは自分のした事を忘れたのか?」
大声で問い質す。
「あの頃と一緒だ。
いつも大声で、喘いでいたよな。」
ショウは質問には答えず、思い出に耽る。
「こうやると、チンコをギンギンにして悶絶したよな。」
マスクから覗く口が乳首を噛んだ。
「ああっ…。」不本意にも声が漏れる。
「そう、そう。その声だ。」
更に強く歯が食い込む。
「ぐわぁ!」唯一自由な頭を振って、抵抗をする。
だが振れば振る程、猛烈な酔いが襲ってきた。
ショウは乳首を責めながら、アナルに指を挿入する。
「おおっ!この粘っこいケツマンも懐かしいな。
お前も、このデカマラが欲しいんだろ?」
熱り立つペニスが頬を打つ。
「止めろ!」
痛みを忘れ、がむしゃらに手足を動かす。
ベッドが軋むだけで、微動だにしない。
「そんなに感じるのか?
だろうな。もうチンコがギンギンだもんな。」
ショウは盛り上がった股間を愛おしげに摩る。
意に反して、先走りが溢れ出た。
雄の臭いが鼻に届く。
5年間身体に染み付いた記憶が覚醒した。
「や、止めろよ…。」
必死に拒絶するが、身体が反応してしまう。
ショウはカオルの下に潜ると、自慢の巨根を挿入してきた。
「この粘っこい締め付け感、たまんねぇな!
お前のケツマンが一番だ!」
籠った声が吠える。
マスク越しの響きが時計を戻す。
ショウが狂った様に腰を振る。
それに合わせ、カオルもアナルを締め付けた。
5年の月日は瞬時に二人のリズムを取り戻す。
初めて本格的に付き合ったのがショウだ。
最初からショウの巨根を知ってしまった。
それ故に他のペニスでは満足出来なかったのだ。
毎晩トレーニング後、この巨根を欲した。
今、アナルの広がりきった感覚が懐かしく、悲しい。
ショウはピークに近付くと、亀頭が膨らむ。
それが内部を刺激し、忘れていた快楽を蘇らせる。
スパッツがはち切れそうな程、マラが硬直していた。
射精したくないが、身体は徐々に高みへ向かっていく。
「おら、ぶっ放せ!」
察したショウが巨根を更に押し込む。
スパッツの中でザーメンが飛び散る。
同時にカオルの中でザーメンが逆流していく。
二人はそれぞれの思いを抱き、射精した。
「やっぱり俺達の相性って、めちゃ合うよな。
もう一度やり直さないか?」
萎えない巨根を突っ込んだまま、ショウが耳朶を咬んだ。
(つづく)
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