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YAMATO

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Chapter18(聖夜編)

Chapter18-⑧【上からマリコ】

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DVDの中で、スパイダーマンは三浦が着ていた事を思い出す。
それを加味とすると、バットマンが妥当だろう。
M以外のサイズを探すが、見当たらない。
カオルの体型からするとLが欲しいが、諦めるしかなさそうだ。
それを持って、カウンターに向かう。
「試着したいんだけど。」
店員に声を掛ける。
「ああ、いいよ。奥にあるから。」
顔も上げずに返事した。
狭いフィッティングルームで試着する。
何とか着る事は出来たが、上背のあるカオルには無理がありそうだ。
「すいません。」
カウンターに声を掛ける。
「何すか?」
面倒臭そうに男の子がやって来た。
「これサイズ小さいから、Lサイズあるかな?」
カーテンを開けて、聞いみる。
「えっ、似合っているよ。
後ろ向いて、ジッパー上げてあげるから。
生地が寄ってるし、もっと伸ばさないと。」
青い髪の毛の下の目付きが変わった。
愛想が良くなり、口角も上がる。
ジッパーが上げると、大胸筋が締め付けられた。
「お兄ちゃん、ガタイいいんだね。
サイズ丁度いいから。」
身体に触れる手もリズミカルだ。
 
生地は意外と伸縮性があり、これならカオルでも着れそうだ。
「この手のコスはピチピチに着た方がエロ格好いいし。」
店員が尻を摩る。
「ああ、そうだな。」
ノンケだと思っていた店員の意外な行動に動揺する。
「チンポもくっきり起たせた方が、イケてるから。
お兄ちゃんはゲイ?ストレート?」
股間に手を移動した店員が大胆に聞いてきた。
「ゲイだけど…。君は?」
震える声で聞き返す。
「僕はバイ。気持ち良ければ、男も女も関係ないから。」
臆面もなく店員は答えた。
「割り切っているんだな。」
一回り以上、年の離れた店員に感心する。
「何だったら、フェラしてあげようか?」
店員が舌なめずりした。
「いや、そこまではいいよ…。」
慌てて腰を引くが、店員は背中を向ける。
「アハハ、お兄ちゃんシャイなんだ。
バットマンはこのサイズしかストックないから、他を持ってきてあげる。」
腹を抱えて笑う姿がドアの中へ消えた。
無愛想に思われたが、意外といい奴かもしれない。
 
カーテンを閉めて一息つく。
これを着てカオルと過ごすイヴを想像すると、股間が熱くなる。
先走りが出る前に脱がなくては。
コスチュームを脱ぎたいが、ジッパーに手が届かない。
悪戦苦闘するが、徒労に終わった。
「すいません。ちょっといいかな?」
仕方なくカウンターに声を掛ける。
「どうしたの?」店員がニコニコしながらやって来た。
「悪いけど、ジッパーを下げてくれないかな。」
バツが悪いが、店員に頼むしかない。
「アハハ、そんな事か。
やっぱフェラして欲しいのかと思った。」
店員がジッパーを下ろすと、窮屈に押し込まれていた大胸筋が弾き出てきた。
「マッパで着てたの?
やっぱ誘っているんじゃない?」
店員が鼻で笑う。
「そ、そんな事ないよ…。」
何故か声が震えた。
背中から回った手が股間を捉えた。
「じゃあ、何で勃起してるのさ?」
再びジッパーが上がる。
全身が締め付けられ、先走りが溢れ出す。
コスチュームに勃起したマラが浮かび上がる。
店員は一歩後退すると、全身を舐め回す様に観察し出した。
「お兄ちゃんの乳首、めっちゃデカいんだ。
僕の彼女よかデカいかも。」
にじり寄った店員の手が乳首を摘む。
雷に撃たれた様な快楽が襲う。
こんなシチュエーションで、予想外の展開に興奮が抑えられない。
「うっ!」思わず声が漏れる。
「やっぱ感じるんだ。
でもこれだけデカって事はもっと強い刺激が欲しいんでしょ?
マリコと一緒だ。」
店員は肥大した乳首に一層の力を与えた。
思い切り引っ張り、捩りを加える。
「あわわぁ…。」震える足で何とか踏ん張る。
「歪んだお兄ちゃんの顔みてたら、僕も我慢出来なくなっちゃった。
このコスチュームのジッパーって、下からも開くの知ってた?」
店員の手が瞬時に後ろに回り、ジッパーを引き上下げる。
フィッティングルームの鏡に、はみ出た尻が映し出された。
「僕の彼女ってマリコって言うんだ。
年上なんだけど、めちゃ変態なんだよね。
もちろん僕もだけど。」
店員はそう言うとプラグスーツを脱ぎ出す。
細身の筋肉質で、腹筋が異様な程割れている。
その裸体に不自然な大きさのペニスが熱り立つ。
「デ、デケェ…。」思わず見惚れてしまう。
男の子は白い肌を真っ赤に染めて、力み始めた。
事の成り行きに狼狽するばかりだ。
震わせた脚の間に、巨大なディルドが落ちた。
「これ入れてセックスしないと、マリコが怒るんだ。
お兄ちゃんにも、特別に入れてあげる。」
店員が重量感だっぷりのディルドを拾い上げる。
 
 
(つづく)
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