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Chapter16(バンコク編)
Chapter16-⑩【パレオはエメラルド】
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欲望が抑え切れない。
淫らなココナッツの香りがけしかける。
隆起した股間にオイルを垂らす。
オイルが染み込んだ生地はより鮮明に透けていく。
丸で何も穿いてない様だ。
股間の変化に気付いたカオルが飛び起きた。
透けたペニスを見た後、鋭く睨む。
始めて見せる表情だ。
しかし股間の反応は逆だった。
みるみるペニスは硬さを増して、血管が浮かび上がる。
「スゲー!」
白昼の下で曝されたペニスに固唾を飲む。
「こんな事したらどうなるか、分かっているよな。」
カオルは手を引っ張ると、海へ駆け出した。
肩までの深さになると、回りには誰もいない。
背後に回り込んだカオルにビキニを下ろされた。
競パンからペニスを引きずり出すと、無防備なアナルに挿入し始める。
コーク缶程ある太さがアナルを掻き回す。
後ろから回された手が肥大した乳首を引っ張る。
「ああっ、たまんねぇよ!」
悶え声が青空に吸い込まれていく。
「本当はこんなもんじゃ、物足りないんだろ。
このド変態!」
カオルが言葉で責め立てた。
このシチュエーションにゾクゾクした。
照り付ける太陽の下、少し離れた場所からゲイ達の好奇の視線が向く。
「おらっ、本当はどうしてどうして欲しいんだ?
言ってみろ!」カオルは尚も責める。
「ボロボロのスーパーマンのスーツを着て、鎖に繋がれたいっす!」
頭に浮かんだ映像を口にした。
「だろう!お前がスーツ着たら、この乳首が目立ってしょうがないぜ。
淫乱なヒーローを俺が懲らしめてやる。」
カオルはより力を入れて、乳首を引っ張る。
乳首は限界まで伸び、海水が染みた。
「ド変態ヒーローを鎖で括り付けて、ネチネチと犯してぇ。」
互いの願望を言葉にする事で、二人は更に欲情する。
同じフェチだけあって、欲求も同じだ。
言葉を発する事で興奮し、激しく腰を振った。
「おおっ、イクぜ!」カオルが叫んだ。
「おお!」叫び声がリンクする。
亀頭が膨らんだ瞬間、ペニスが抜かれた。
穏やかな水面にザーメンが漂う。
二人は抱き合い、激しくキスをする。
「ヤマトさんとはスゲェ気が合う。
こんなに興奮したの久し振りだ。」
カオルは興奮冷めやらず、息が荒い。
「俺も。カオルの言葉責めに、興奮しまくりだよ。」
更に強く抱きしめる。
「日本でゆっくりやろうな。」
カオルは貞操具を優しく撫ぜると、ビキニを上げてくれた。
ユーキは鼾を掻いて、まだ爆睡している。
陽が傾き掛けてきた。
「ユーキ、そろそろ帰るぞ。」
盛り上がった肩を揺らす。
「あーあ、良く寝た。」
欠伸しながら振り上げた手が、通り掛かった女の子に当たった。
「ゴメン、ゴメン。」ユーキが頭を下げて謝る。
彼女の持つ色鮮やかななパレオが風に靡く。
「お詫びに一枚頂戴。」指を一本立てる。
女の子は満面の笑顔でパレオを渡してくれた。
「これって便利なんだよな。
敷物にもなるし、当然腰にも巻けるしさ。」
ユーキは照れ隠しに腰に巻く。
はためくパレオが優しい気持ちにしてくれた。
着替えを済ませ、来た道を戻る。
マッサージのマッチョが見送りに来た。
「また明日!」ユーキが手を振り、大声で言う。
「See you tomorrow,YU-KI.」雑踏でマッチョの声が掻き消された。
「まさか、明日も来るの?」
唖然として聞く。
「だって明日はもっと気持ちよくしてくれるって、言うからさ。」
ユーキは両手を振り、投げキスをする。
帰りのバスで三人共寝てしまう。
気付くと、既にエカマエのバスターミナルに着いていた。
眠い目を擦り、駅でカードを買う。
カオルは途中の駅で降りる。
「タケルさんにヨロシク。」
降り際にカオルが言った。
一瞬厭味にも受け取れたが、素直に頷く。
(つづく)
淫らなココナッツの香りがけしかける。
隆起した股間にオイルを垂らす。
オイルが染み込んだ生地はより鮮明に透けていく。
丸で何も穿いてない様だ。
股間の変化に気付いたカオルが飛び起きた。
透けたペニスを見た後、鋭く睨む。
始めて見せる表情だ。
しかし股間の反応は逆だった。
みるみるペニスは硬さを増して、血管が浮かび上がる。
「スゲー!」
白昼の下で曝されたペニスに固唾を飲む。
「こんな事したらどうなるか、分かっているよな。」
カオルは手を引っ張ると、海へ駆け出した。
肩までの深さになると、回りには誰もいない。
背後に回り込んだカオルにビキニを下ろされた。
競パンからペニスを引きずり出すと、無防備なアナルに挿入し始める。
コーク缶程ある太さがアナルを掻き回す。
後ろから回された手が肥大した乳首を引っ張る。
「ああっ、たまんねぇよ!」
悶え声が青空に吸い込まれていく。
「本当はこんなもんじゃ、物足りないんだろ。
このド変態!」
カオルが言葉で責め立てた。
このシチュエーションにゾクゾクした。
照り付ける太陽の下、少し離れた場所からゲイ達の好奇の視線が向く。
「おらっ、本当はどうしてどうして欲しいんだ?
言ってみろ!」カオルは尚も責める。
「ボロボロのスーパーマンのスーツを着て、鎖に繋がれたいっす!」
頭に浮かんだ映像を口にした。
「だろう!お前がスーツ着たら、この乳首が目立ってしょうがないぜ。
淫乱なヒーローを俺が懲らしめてやる。」
カオルはより力を入れて、乳首を引っ張る。
乳首は限界まで伸び、海水が染みた。
「ド変態ヒーローを鎖で括り付けて、ネチネチと犯してぇ。」
互いの願望を言葉にする事で、二人は更に欲情する。
同じフェチだけあって、欲求も同じだ。
言葉を発する事で興奮し、激しく腰を振った。
「おおっ、イクぜ!」カオルが叫んだ。
「おお!」叫び声がリンクする。
亀頭が膨らんだ瞬間、ペニスが抜かれた。
穏やかな水面にザーメンが漂う。
二人は抱き合い、激しくキスをする。
「ヤマトさんとはスゲェ気が合う。
こんなに興奮したの久し振りだ。」
カオルは興奮冷めやらず、息が荒い。
「俺も。カオルの言葉責めに、興奮しまくりだよ。」
更に強く抱きしめる。
「日本でゆっくりやろうな。」
カオルは貞操具を優しく撫ぜると、ビキニを上げてくれた。
ユーキは鼾を掻いて、まだ爆睡している。
陽が傾き掛けてきた。
「ユーキ、そろそろ帰るぞ。」
盛り上がった肩を揺らす。
「あーあ、良く寝た。」
欠伸しながら振り上げた手が、通り掛かった女の子に当たった。
「ゴメン、ゴメン。」ユーキが頭を下げて謝る。
彼女の持つ色鮮やかななパレオが風に靡く。
「お詫びに一枚頂戴。」指を一本立てる。
女の子は満面の笑顔でパレオを渡してくれた。
「これって便利なんだよな。
敷物にもなるし、当然腰にも巻けるしさ。」
ユーキは照れ隠しに腰に巻く。
はためくパレオが優しい気持ちにしてくれた。
着替えを済ませ、来た道を戻る。
マッサージのマッチョが見送りに来た。
「また明日!」ユーキが手を振り、大声で言う。
「See you tomorrow,YU-KI.」雑踏でマッチョの声が掻き消された。
「まさか、明日も来るの?」
唖然として聞く。
「だって明日はもっと気持ちよくしてくれるって、言うからさ。」
ユーキは両手を振り、投げキスをする。
帰りのバスで三人共寝てしまう。
気付くと、既にエカマエのバスターミナルに着いていた。
眠い目を擦り、駅でカードを買う。
カオルは途中の駅で降りる。
「タケルさんにヨロシク。」
降り際にカオルが言った。
一瞬厭味にも受け取れたが、素直に頷く。
(つづく)
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