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Chapter16(バンコク編)
Chapter16-④【アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士】
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メインの三人がハーネスにレザーベストを羽織り、ヘルメットを被って現れた。
どうやら現場監督役らしい。
そこに見習いらしきマッチョが登場した。
手にハンマーを持ち、釘を打ち付けるジェスチャーをする。
それを気に入らない監督達が叱責し、ケツを犯すという展開だ。
監督達は下着を脱ぐと、勃起したペニスを曝す。
そしてうなだれている見習いのアナルにぶち込んだ。
「おっ、おっ、スゲー!」
ユーキは両手を上げ、興奮を隠さない。
舞台上のお気に入りも拳を突き上げて応える。
この後も幾つかのパートが演じられ、ラストは全員が全裸で舞台に上がった。
全員が自慰をし、射精した順に舞台を降りる。
「どうだった?」タケルが聞いてきた。
「他人のセックスを初めて生で見た…。」
想像以上の演出に語尾が薄れる。
「タイプはいたか?」タケルが聞く。
「いや、そこまでの人はいないよ。」
横に振る首が重い。
お気に入りが席に戻って来た。
ユーキはハイタッチで迎え、またいちゃつき始める。
「俺達はクラブに行くけど、どうする?」
時計を見たタケルが聞く。
「もう少しここにいるよ。
先に行ってて。」
マッチョに大胸筋を揉まれながらユーキが答える。
「じゃあ、先に行くか。」
タケルは苦笑すると、席を立つ。
「ヤマトさん、パスポートのコピー忘れてないか?」
二回目の確認だ。
出掛ける前に言われていたので、財布に入れてある。
「大丈夫だよ。」
ユーキの肥大乳首を責め立てるマッチョを見ながら、小さく頷く。
BTS下の道は、露店で溢れていた。
Tシャツ、民芸品、財布や時計、様々な物を売っている。
その中にメンズ専用の下着屋があった。
「少し見ていい?」立ち止まって聞く。
タケルが笑いながら頷いた。
有名ブランドのコピー品から透け透けのビキニまで所狭しと置いてある。
あまりに豊富な種類があり、目移りしてしまう。
「200バーツ、セクシーNo.1」
店主が次々に勧めてくる。
結局、勧められるがままに、メッシュやシースルーを中心に10枚も買ってしまう。
「タイに来て初めての買い物がこれか。」
タケルは飽きれ顔で言うと、端に吊るしてあったボディスーツを手に取った。
それは何とも表現し難い形をしていた。
丸首ぎりぎりの幅が徐々に狭まり、股間はTバックになっている。
変わった形のボディスーツをタケルが買った。
「それどうするの?土産?」釈然とせず、聞いてみる。
「勿論、ヤマトさんが着るのさ。」
当然の答えに納得した。
クラブ前のゲートでボディチェックを受け、パスポートを見せる。
中に入るとフロアは混雑していた。
人混みを掻き分け、トイレに向かう。
「これに着替えてこい。」
さっき買ったボディスーツを受け取る。
来た早々、トイレで着替える羽目になった。
「おっ、めちゃイケてるぞ。」
タケルは背中の弛んだ生地を引っ張り、フロントがフィットする様に直す。
覆っているのは身体の真ん中10センチ幅で、両乳首は露出していた。
薄い生地では貞操具の凹凸を隠せない。
フロアに行くと、皆が振り向く。
自然と道が出来、気付くとフロアのど真ん中にいた。
「さあ、踊ろうぜ。」タケルが激しく踊り出す。
タケルは何をやっても様になる。
釣られて腰を動かす。
気付けば汗を飛び散らせ踊っていた。
土曜の夜という事もあり、フロアは満員電車並の混雑だ。
誰の物とも分からない手で尻を触られ、大胸筋を揉まれる。
タケルはそれをニヤニヤしながら見ていた。
「飲み物取ってくる。」
タケルは人混みを掻き分け、カウンターへ向かう。
「日本人の方ですか?」
突然、背後から声を掛けられた。
振り向くと、黒縁の眼鏡をした青年が立ってる。
「はい、日本人です。」
咄嗟の問い掛けに、間の抜けた返事になってしまう。
「良かった!久し振りに日本語が話せる。
俺、カオルといいます。」
爽やかな笑顔を浮かべ、手を差し出してきた。
(つづく)
どうやら現場監督役らしい。
そこに見習いらしきマッチョが登場した。
手にハンマーを持ち、釘を打ち付けるジェスチャーをする。
それを気に入らない監督達が叱責し、ケツを犯すという展開だ。
監督達は下着を脱ぐと、勃起したペニスを曝す。
そしてうなだれている見習いのアナルにぶち込んだ。
「おっ、おっ、スゲー!」
ユーキは両手を上げ、興奮を隠さない。
舞台上のお気に入りも拳を突き上げて応える。
この後も幾つかのパートが演じられ、ラストは全員が全裸で舞台に上がった。
全員が自慰をし、射精した順に舞台を降りる。
「どうだった?」タケルが聞いてきた。
「他人のセックスを初めて生で見た…。」
想像以上の演出に語尾が薄れる。
「タイプはいたか?」タケルが聞く。
「いや、そこまでの人はいないよ。」
横に振る首が重い。
お気に入りが席に戻って来た。
ユーキはハイタッチで迎え、またいちゃつき始める。
「俺達はクラブに行くけど、どうする?」
時計を見たタケルが聞く。
「もう少しここにいるよ。
先に行ってて。」
マッチョに大胸筋を揉まれながらユーキが答える。
「じゃあ、先に行くか。」
タケルは苦笑すると、席を立つ。
「ヤマトさん、パスポートのコピー忘れてないか?」
二回目の確認だ。
出掛ける前に言われていたので、財布に入れてある。
「大丈夫だよ。」
ユーキの肥大乳首を責め立てるマッチョを見ながら、小さく頷く。
BTS下の道は、露店で溢れていた。
Tシャツ、民芸品、財布や時計、様々な物を売っている。
その中にメンズ専用の下着屋があった。
「少し見ていい?」立ち止まって聞く。
タケルが笑いながら頷いた。
有名ブランドのコピー品から透け透けのビキニまで所狭しと置いてある。
あまりに豊富な種類があり、目移りしてしまう。
「200バーツ、セクシーNo.1」
店主が次々に勧めてくる。
結局、勧められるがままに、メッシュやシースルーを中心に10枚も買ってしまう。
「タイに来て初めての買い物がこれか。」
タケルは飽きれ顔で言うと、端に吊るしてあったボディスーツを手に取った。
それは何とも表現し難い形をしていた。
丸首ぎりぎりの幅が徐々に狭まり、股間はTバックになっている。
変わった形のボディスーツをタケルが買った。
「それどうするの?土産?」釈然とせず、聞いてみる。
「勿論、ヤマトさんが着るのさ。」
当然の答えに納得した。
クラブ前のゲートでボディチェックを受け、パスポートを見せる。
中に入るとフロアは混雑していた。
人混みを掻き分け、トイレに向かう。
「これに着替えてこい。」
さっき買ったボディスーツを受け取る。
来た早々、トイレで着替える羽目になった。
「おっ、めちゃイケてるぞ。」
タケルは背中の弛んだ生地を引っ張り、フロントがフィットする様に直す。
覆っているのは身体の真ん中10センチ幅で、両乳首は露出していた。
薄い生地では貞操具の凹凸を隠せない。
フロアに行くと、皆が振り向く。
自然と道が出来、気付くとフロアのど真ん中にいた。
「さあ、踊ろうぜ。」タケルが激しく踊り出す。
タケルは何をやっても様になる。
釣られて腰を動かす。
気付けば汗を飛び散らせ踊っていた。
土曜の夜という事もあり、フロアは満員電車並の混雑だ。
誰の物とも分からない手で尻を触られ、大胸筋を揉まれる。
タケルはそれをニヤニヤしながら見ていた。
「飲み物取ってくる。」
タケルは人混みを掻き分け、カウンターへ向かう。
「日本人の方ですか?」
突然、背後から声を掛けられた。
振り向くと、黒縁の眼鏡をした青年が立ってる。
「はい、日本人です。」
咄嗟の問い掛けに、間の抜けた返事になってしまう。
「良かった!久し振りに日本語が話せる。
俺、カオルといいます。」
爽やかな笑顔を浮かべ、手を差し出してきた。
(つづく)
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