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YAMATO

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Chapter15(ピピ島編)

Chapter15-⑩【ライバル】

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下半身が疼く。
俯せのまま寝てしまった。
「目が覚めたかい?」
タケルの声がした。
太陽の上を雲が通過している様だ。
薄暗い中、夕凪が頬を撫でていく。
「あれっ、戻ってたんだ。」
返事をして、起き上がろとするが手足が動かない。
デッキチェアに手足が括られていた。
「ヤマトさんには暫くこの格好でいてもらう。
もうディルドには慣れたか?」
タケルはディルドの根元を掌で捏ねる。
「あっ、あっ、ああ。」
その振動が腸内に到達した。
「それにしても綺麗な筋肉だ。
無駄毛が一本もないもんな。
マジそそられる。」
ため息が尻に吹き掛かった。
 
タケルの真意が分からない。
綺麗な筋肉なら他にも沢山いる筈だ。
タケルのルックスなら、引く手数多だろう。
『タケルがヤマトさんに執着する理由って何だろう?
エロさで言えば、俺の方が上なんだけどな。』
ユーキの疑問が頭を掠める。
悔しいがそれは認めざるを得ない。
『初恋の人?
それ位で海外旅行に連れて行くかな?
しかもタダでさ。』
その時は笑って、聞き流した。
しかし今はその疑問が頭から離れない。
『それは俺がユーキよりエロいからさ。』
胸を張って言いたい。
そう言い切れる自信が欲しかった。
誰にも負けない自慢できる事がひとつあれば。
ユーキには唯一無二の肥大乳首があった。
今、タケルが施している乳首の肥大も所詮二番煎じだ。
経験豊富なユーキに分がある。
今でも成長は続いていた。
その差が縮まる事はないだろう。
筋量も勝てる見込みはない。
バーベル、ダンベルにしても、いつも1プレート負けていた。
以前、負けたくない一心で、同じウエイトに挑戦した事がある。
手首を痛めて、その後一週間を棒に振った。
『ヤマトさんは無理しないで、自分のペースでやんなよ。』
ユーキは気遣いでそう言った筈だ。
それを素直に受け取れない自分に困惑した。
一番仲がいいが故、一番負けたくない相手でもある。
 
「俺もプライベートプールを楽しむか。」
タケルは水着を脱ぎ、ゴーグルを掛けた。
しなやかな筋肉がプールに飛び込む。
水飛沫が上がり、身動きできない背中に掛かった。
『ユーキになくて、俺にあるものって何だろう?』
美しいフォームで泳ぐ姿を俯せのまま眺める。
ターンすると、背泳ぎに変わった。
反った姿勢に巨根が熱り立つ。
『タケルにはあの一物がある。俺には・・・?』
丸で潜水艦の様な凛々しいフォルムだ。
そのフォームを見て、抑え切れない欲求を覚えた。
しかし手足の自由を奪われ、マラは貞操具に覆われいる。
欲求のはけ口はない。
ただアナルの括約筋に集中する。
括約筋に力を入れ、ディルドの排出を試みる。
根元は直径10センチ近くあり、びくともしない。
仕方なく僅かな出し入れで、快楽を増幅させた。
 
 
(つづく)
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