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Chapter14(三浦編)
Chapter14-⑤【少年】
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「さあ、どうぞ。」
マサフミがスリッパを出してくれた。
一瞬、カケルの事を思い出す。
『また豹変したらどうしよう?』
ここまで来て、靴を脱ぐのを躊躇する。
しかし部屋の中を見ると、その心配は無用に思えた。
レースのカーテンから薄陽が射し込んでいる。
ワンルームだが中は広々としていた。
無駄な物を置かず、整然としている。
マサフミの几帳面さが表れていた。
『部屋は心を映す鏡』というくらいだ。
「お邪魔します。」
靴を揃えて、中へ入る。
「冷たいドリンクを用意するから、その辺に座ってて。」
リモコンでエアコンを入れ、冷蔵庫から飲み物を持ってきた。
「洗濯しちゃうからさ、DVDでも見てろよ。
ヤマトだったら、これなんか好きなんじゃないか?」
マサフミがDVDプレーヤーを操作すると、大型テレビに黒人のビルダーが映し出された。
オリンピア級の筋肉に固唾を飲む。
「凄い食らい付きだな。
まあ、ゆっくり見てろよ。」
マサフミは笑いながら、バスルームに消えた。
全裸のビルダーは軟らかいペニスを手持ち蓋さに弄っている。
上を向く発達した大殿筋を見て、三浦の言葉を思い出す。
画面にアジア系の青年が現れた。
レザーを纏った青年はビルダーの半分にも満たない体重だろう。
あどけない表情はまだ少年の面影が残っていた。
よく日焼けしていて、どことなくマサフミに似ている。
青年はレザーのビキニにチャップスを穿き、ハーネスで武装していた。
幼い顔立ちと厳ついレザーがアンバランスだ。
ゴツいロングブーツを履いてるが、ビルダーの迫力ある筋肉には勝ち目がない。
青年のガタイも決して貧弱ではない。
かなりの筋肉だが、ビルダーの比ではない。
きっとビルダーに犯されるパターンだと、安易に想像できた。
立ち上がったビルダーと青年は顔ひとつ分の身長差がある。
ビルダーに胸元を押された青年はベッドに吹っ飛んだ。
案の定、ビルダーが上からのし掛かる。
これから先は洋モノお約束の出し入れが始まるのだろう。
ところが青年が枕の下に手を伸ばすと、事態は一転した。
青年は取り出した電動バイブを手にすると、ビルダーの動きが止まる。
丸でビルダーを制御するリモコンの様だ。
ビルダーの目の前でスイッチを入れた。
バイブがスイングし始める。
ビルダーの目はトロンとし、その動きを視線が追う。
青年はビルダーの下から脱出すると、四つん這いのままのビルダーの尻をスパンキングする。
思いがけない反撃にビルダーが吠えた。
バイブをアナルに突き刺す。
ズボズボと入っていく。
20センチを越えるバイブは一気に飲み込まれた。
スイッチが入ったバイブが再びスイングを始める。
アナルを掻き回されたビルダーは咆哮をあげる。
そののたうちまわる姿は野獣そのものだ。
アナルを責められ、引き締まった大殿筋がパンプアップしていた。
『もしかして…、三浦さんの言った事は本当かも?』
画面に見入り、マサフミが戻って来た事にも気付かない。
巨体を狂わすバイブの威力に興味が尽きなかった。
痙攣する大殿筋から視線を外せなかったのだ。
「そんなに興味があるのか?」
画面が止まり、驚いて振り返る。
「あっ!びっくりした。
いつの間に戻ってたの?」
思考を悟られない様、大袈裟に驚いてみせた。
「ビルダーの狂いっ振りか?
それともバイブにか?」
リモコンを持つマサフミがえげつない笑みを浮かべる。
「ビルダーを自分に置き換えて、バイブ責めされてる気分でいたのか?」
追い撃ちをかけてきた。
「いや…、その…。」
図星を突かれ、言葉が続かない。
「これ、何だと思う?」
マサフミが背後から取り出したのは電動バイブだった。
しかも画面の中でビルダーを狂わせたバイブと寸分違わぬ物だ。
(つづく)
マサフミがスリッパを出してくれた。
一瞬、カケルの事を思い出す。
『また豹変したらどうしよう?』
ここまで来て、靴を脱ぐのを躊躇する。
しかし部屋の中を見ると、その心配は無用に思えた。
レースのカーテンから薄陽が射し込んでいる。
ワンルームだが中は広々としていた。
無駄な物を置かず、整然としている。
マサフミの几帳面さが表れていた。
『部屋は心を映す鏡』というくらいだ。
「お邪魔します。」
靴を揃えて、中へ入る。
「冷たいドリンクを用意するから、その辺に座ってて。」
リモコンでエアコンを入れ、冷蔵庫から飲み物を持ってきた。
「洗濯しちゃうからさ、DVDでも見てろよ。
ヤマトだったら、これなんか好きなんじゃないか?」
マサフミがDVDプレーヤーを操作すると、大型テレビに黒人のビルダーが映し出された。
オリンピア級の筋肉に固唾を飲む。
「凄い食らい付きだな。
まあ、ゆっくり見てろよ。」
マサフミは笑いながら、バスルームに消えた。
全裸のビルダーは軟らかいペニスを手持ち蓋さに弄っている。
上を向く発達した大殿筋を見て、三浦の言葉を思い出す。
画面にアジア系の青年が現れた。
レザーを纏った青年はビルダーの半分にも満たない体重だろう。
あどけない表情はまだ少年の面影が残っていた。
よく日焼けしていて、どことなくマサフミに似ている。
青年はレザーのビキニにチャップスを穿き、ハーネスで武装していた。
幼い顔立ちと厳ついレザーがアンバランスだ。
ゴツいロングブーツを履いてるが、ビルダーの迫力ある筋肉には勝ち目がない。
青年のガタイも決して貧弱ではない。
かなりの筋肉だが、ビルダーの比ではない。
きっとビルダーに犯されるパターンだと、安易に想像できた。
立ち上がったビルダーと青年は顔ひとつ分の身長差がある。
ビルダーに胸元を押された青年はベッドに吹っ飛んだ。
案の定、ビルダーが上からのし掛かる。
これから先は洋モノお約束の出し入れが始まるのだろう。
ところが青年が枕の下に手を伸ばすと、事態は一転した。
青年は取り出した電動バイブを手にすると、ビルダーの動きが止まる。
丸でビルダーを制御するリモコンの様だ。
ビルダーの目の前でスイッチを入れた。
バイブがスイングし始める。
ビルダーの目はトロンとし、その動きを視線が追う。
青年はビルダーの下から脱出すると、四つん這いのままのビルダーの尻をスパンキングする。
思いがけない反撃にビルダーが吠えた。
バイブをアナルに突き刺す。
ズボズボと入っていく。
20センチを越えるバイブは一気に飲み込まれた。
スイッチが入ったバイブが再びスイングを始める。
アナルを掻き回されたビルダーは咆哮をあげる。
そののたうちまわる姿は野獣そのものだ。
アナルを責められ、引き締まった大殿筋がパンプアップしていた。
『もしかして…、三浦さんの言った事は本当かも?』
画面に見入り、マサフミが戻って来た事にも気付かない。
巨体を狂わすバイブの威力に興味が尽きなかった。
痙攣する大殿筋から視線を外せなかったのだ。
「そんなに興味があるのか?」
画面が止まり、驚いて振り返る。
「あっ!びっくりした。
いつの間に戻ってたの?」
思考を悟られない様、大袈裟に驚いてみせた。
「ビルダーの狂いっ振りか?
それともバイブにか?」
リモコンを持つマサフミがえげつない笑みを浮かべる。
「ビルダーを自分に置き換えて、バイブ責めされてる気分でいたのか?」
追い撃ちをかけてきた。
「いや…、その…。」
図星を突かれ、言葉が続かない。
「これ、何だと思う?」
マサフミが背後から取り出したのは電動バイブだった。
しかも画面の中でビルダーを狂わせたバイブと寸分違わぬ物だ。
(つづく)
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