妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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Chapter13(辻堂編)

Chapter13-⑧【熱くなれ】

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まだ10時前だというのに、外は茹だるような暑さだ。
一刻も早くカケルのザーメンを体外に出したい。
近くのファミレスに入り、すかさずトイレに直行する。
便器に座り、少し落ち着く。
今朝の出来事を思い返す。
手錠で拘束され、ゴリラに豹変したカケルに強姦された。
尻の痛みとは反比例し、マラがむくむくと擡げてくる。
『ヤマトさんも懲りないなぁ。』
ユーキに報告したら、きっと腹を抱えて笑うだろう。
これからどうするか、朝立ちしたマラを眺めながら思案する。
財布から一枚の名刺を取り出す。
『行ってみようか?』
亀頭に聞いてみた。
席に戻っても落ち着かない。
カケルが追ってきそうで、恐怖感が消えない。
コーヒーを一杯飲むと、とっとと店を後にする。
駅前の商店街に着くと、目的の場所は直ぐに分かった。
エレベーターに乗り、五階で降りる。
「いらっしゃっい。」
自動ドアが開くと、声が掛かった。
「おお、ヤマト!来てくれたんだ。
嬉しいぜ。」
マサムネが満面の笑顔で迎えてくれる。
 
マサムネはサーフパンツにタンクトップを着ていた。
「早速来ちゃった。迷惑じゃない?」
辺りを見回し、聞いてみる。
「全然平気だよ。
モーニングも終わって、この後は予約も入ってないんだ。」
マサムネが白い歯を零す。
ドアのプレートをクローズにすると、鍵をした。
「丁度、昼休みにするところだ。」
ニッコリ微笑むとキスをする。
甘いキスだった。
「速攻焼くか?それとも?」
マサムネが悪戯っ子の様に笑う。
「先に焼かせてもらおうかな。」
少しでも早くマサムネの黒さに近付きたい。
「ヤマトは既に下地あるから、ハイパーマシンで焼けるぜ。」
マサムネが手を引っ張る。
部屋は個室だった。
「ヤマトは焼け跡あり派?なし派?」マサムネが聞く。
今まではTバックやGストのエロい焼け跡を付けていた。
Mっぽい感じがして好んでいたのだ。
しかし目の前の焼け跡一つないどす黒い肌を見て、考えが変わった。
「マサみたく焼け跡ないのも、めちゃエロいな。」
名前を強調して答える。
「おう、そうこなくちゃ!
時間延長して、一気に真っ黒なガタイにしてやるよ。」
マサムネが相好を崩す。
「ああ、頼むよ。」
自分がマサムネ並に真っ黒になった姿を想像する。
マラが直ぐさま反応した。
 
「終わった後にケアしてやるから安心しろ。」
マサムネが気遣ってくれる。
「綺麗に黒くなるには焼く以上にアフターケアが大事なんだ…。
マジかよ、もう起っているのか!」
服を脱いだ俺を見て、大袈裟に驚く。
「俺、日焼けすると勃起するんだ。」
照れ笑いを浮かべる。
「マジ気に入った!ローション塗ってやるよ。
特別なヤツだから効き目あるぜ。」
マサムネがポンプ式のボトルを持って来た。
太い指が丹念にローションを塗り込む。
「おら、ここもしっかり塗っとかないとな。」
マラにも塗りたくる。
勃起した亀頭から先走りが溢れる出す。
「感じ易いんだな。」
マサムネが破顔した。
「俺も隣で焼くから、ローション塗ってくれないか?」
渡されたボトルから手にたっぷりローションを乗せる。
両手で伸ばすと、黒い背中に光沢が加わっていく。
全身に広がったローションにより、そのガタイが黒光りする。
欲望が猛り狂う。
マサムネに抱き付く。
『グチュ、グチュ。』
ローションが卑猥な音を奏でた。
姿見にテカテカに光る二人が絡み合う。
キスをせがむ。
そして股間をまさぐる。
「おっと、この先はタンニングの後だ。
悶々としながら、熱くなれよ。」
マサムネはニヤ付きながら、個室から出て行った。
『ヤマトさんも懲りないなぁ。』
きっとユーキは笑うだろう。
 
 
(つづく)
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