妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

文字の大きさ
上 下
158 / 354
Chapter13(辻堂編)

Chapter13-⑧【熱くなれ】

しおりを挟む
まだ10時前だというのに、外は茹だるような暑さだ。
一刻も早くカケルのザーメンを体外に出したい。
近くのファミレスに入り、すかさずトイレに直行する。
便器に座り、少し落ち着く。
今朝の出来事を思い返す。
手錠で拘束され、ゴリラに豹変したカケルに強姦された。
尻の痛みとは反比例し、マラがむくむくと擡げてくる。
『ヤマトさんも懲りないなぁ。』
ユーキに報告したら、きっと腹を抱えて笑うだろう。
これからどうするか、朝立ちしたマラを眺めながら思案する。
財布から一枚の名刺を取り出す。
『行ってみようか?』
亀頭に聞いてみた。
席に戻っても落ち着かない。
カケルが追ってきそうで、恐怖感が消えない。
コーヒーを一杯飲むと、とっとと店を後にする。
駅前の商店街に着くと、目的の場所は直ぐに分かった。
エレベーターに乗り、五階で降りる。
「いらっしゃっい。」
自動ドアが開くと、声が掛かった。
「おお、ヤマト!来てくれたんだ。
嬉しいぜ。」
マサムネが満面の笑顔で迎えてくれる。
 
マサムネはサーフパンツにタンクトップを着ていた。
「早速来ちゃった。迷惑じゃない?」
辺りを見回し、聞いてみる。
「全然平気だよ。
モーニングも終わって、この後は予約も入ってないんだ。」
マサムネが白い歯を零す。
ドアのプレートをクローズにすると、鍵をした。
「丁度、昼休みにするところだ。」
ニッコリ微笑むとキスをする。
甘いキスだった。
「速攻焼くか?それとも?」
マサムネが悪戯っ子の様に笑う。
「先に焼かせてもらおうかな。」
少しでも早くマサムネの黒さに近付きたい。
「ヤマトは既に下地あるから、ハイパーマシンで焼けるぜ。」
マサムネが手を引っ張る。
部屋は個室だった。
「ヤマトは焼け跡あり派?なし派?」マサムネが聞く。
今まではTバックやGストのエロい焼け跡を付けていた。
Mっぽい感じがして好んでいたのだ。
しかし目の前の焼け跡一つないどす黒い肌を見て、考えが変わった。
「マサみたく焼け跡ないのも、めちゃエロいな。」
名前を強調して答える。
「おう、そうこなくちゃ!
時間延長して、一気に真っ黒なガタイにしてやるよ。」
マサムネが相好を崩す。
「ああ、頼むよ。」
自分がマサムネ並に真っ黒になった姿を想像する。
マラが直ぐさま反応した。
 
「終わった後にケアしてやるから安心しろ。」
マサムネが気遣ってくれる。
「綺麗に黒くなるには焼く以上にアフターケアが大事なんだ…。
マジかよ、もう起っているのか!」
服を脱いだ俺を見て、大袈裟に驚く。
「俺、日焼けすると勃起するんだ。」
照れ笑いを浮かべる。
「マジ気に入った!ローション塗ってやるよ。
特別なヤツだから効き目あるぜ。」
マサムネがポンプ式のボトルを持って来た。
太い指が丹念にローションを塗り込む。
「おら、ここもしっかり塗っとかないとな。」
マラにも塗りたくる。
勃起した亀頭から先走りが溢れる出す。
「感じ易いんだな。」
マサムネが破顔した。
「俺も隣で焼くから、ローション塗ってくれないか?」
渡されたボトルから手にたっぷりローションを乗せる。
両手で伸ばすと、黒い背中に光沢が加わっていく。
全身に広がったローションにより、そのガタイが黒光りする。
欲望が猛り狂う。
マサムネに抱き付く。
『グチュ、グチュ。』
ローションが卑猥な音を奏でた。
姿見にテカテカに光る二人が絡み合う。
キスをせがむ。
そして股間をまさぐる。
「おっと、この先はタンニングの後だ。
悶々としながら、熱くなれよ。」
マサムネはニヤ付きながら、個室から出て行った。
『ヤマトさんも懲りないなぁ。』
きっとユーキは笑うだろう。
 
 
(つづく)
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

ナースコール

wawabubu
青春
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

年越しチン玉蕎麦!!

ミクリ21
BL
チン玉……もちろん、ナニのことです。

屈した少年は仲間の隣で絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...