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YAMATO

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Chapter10(鵠沼編)

Chapter10-⑭【WAKU WAKU させて】

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「こいつブーツが好物だから、タケルのロングだったら即刻イクぜ。」
ミサキは優越感一杯に言う。
「ロングブーツが好きなのか?」
タケルが呟く。
「はい…、もっ、もっと強く踏んで下さい。」
声を震わせて訴える。
タケルの視線はさっきまでの穏やかなものではなく、冷酷なものに変わっていた。
爪先を亀頭に移すと、ジワジワと押してくる。
「じゃあ、ここまで。
これ以上やると、ヤマトがマジにイッちゃうから。」
オーガズムに達する直前で、ミサキが止めた。
「続きは家でゆっくりやってやるよ。」
ミサキはタケルを見ながら言う。
これは俺に対してのお預けではなく、完全にタケルに対してである。
タケルはもう笑ってない。
二人は無言のまま睨み合う。
「タケルさんもピアスをしているんですか?」
沈黙に耐え兼ねて、聞いてみた。
「ああ、マラは勿論、両乳首も入れている。
まあ、他にも色々入れているがな。」
態とらしく声に出して笑う。
 
「だいたいミサキにマラピアスを勧めたのは俺だしな。」
タケルが補足した。
「そんなことないよ。
元々入れようと思ってたんだ!
時期が重なっただけさ。
ヤマト、出るよ!」
ミサキは千円札をテーブルに叩きつけると、立ち上がった。
そのままどんどん歩いて行く。
慌ててショートパンツを上げる。
「ヤマトさん。」
ミサキを追い掛けようと席を立つと、タケルに呼び止められた。
「は、はい。」
立ち止まり、振り返る。
「俺はもうミサキに遠慮しない。
アンタをモノにするよ。」
大きな瞳がウインクした。
 
帰り道、ミサキは無言のままだった。
遅れて歩き、今までの流れを整理する。
『ハーネス男=タケル』の方程式は間違いなさそうだ。
そして最後の言葉は?
ミサキの友達のタケルが、何故あのタイミングで公園にいたのか?
疑問が次々に浮かび上がる。
「ヤマトさ。」
突然、ミサキが沈黙を破った。
「タケルの事、どう思った?」
不意の質問だ。
「初対面で、短い時間だったら良く分からないけど…。」
返事を濁す。
「ふーん。そうなんだ。」
納得したとは思えないが、それ以上は聞いてこない。
ドアを開けると、玄関で激しい愛撫をしてきた。
舌を絡め、唾液を交換する。
いつもは送る一方のミサキが俺の唾液を欲していた。
「ヤマト、どうして欲しい?
ヤマトをワクワクさせてやる。」
ミサキが訴える。
「俺はミサキさんのデカマラで責められたいです。
俺を狂わせて欲しいです。」
ミサキは頷く。
「よし、だったら四つん這いになれ。」
命じると、部屋の中へ消えた。
 
「おら、四つん這いでこっちへ来い。」
消えた部屋から声がした。
ロングブーツを履いたミサキはバラ鞭で容赦なく打ち付ける。
「ぐわぉ!」俺は吠えた。
疑問を追い払い様に腹の底から大声を出す。
そうすれば頭が空っぽになる気がしたのだ。
「おら、ハリガタをぶっ放せ!
でないと、このデカマラをぶち込めないぜ。」
ブーツがディルドを責め立てる。
踏まれ、蹴られ、ディルドが藻掻く。
痛みが快楽に変わり、アナルに伝わる。
巨大なディルドが吹っ飛ぶ。
「お前のケツマンがいい具合に開いているぜ。
見てみるか?」
ミサキはカーテンを開け、壁一面の鏡が現れる。
そこには肛門の閉まらない犬が映っていた。
「どうだい?自分の情けない格好を見て。
でもお前はそれに興奮すんだろ?」
ミサキは心情を言い当てる。
「ワン!」尻を振って答えた。
 
 
(つづく)
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