妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

文字の大きさ
上 下
117 / 354
Chapter10(鵠沼編)

Chapter10-④【ジャックナイフの夏】

しおりを挟む
「僕、まだイッてないんだけど。」
ケイスケがポツリと言ったが、その声は二人には届かない。
蝉の鳴き声がけたたましい所為だ。
二人のハンターは狩りをする事に集中していた。
射精したばかりの二人のマラは活気を取り戻している。
この狩猟を楽しんでいる様だ。
「さあ、諦めてこっちに来い。
気持ち良くしてやるから。」
熊男が手招きする。
ネットの外に逃げようかと、様子を伺う。
視線を逸らした瞬間、スイム男が飛び掛かる。
あっという間に捕獲されてしまった。
熊男は六尺を外すと、手首を固定する。
そして反対側を太い木の枝に掛け、思い切り引っ張った。
意に反して、両手が上がったままとなる。
その状態を保ち、幹に結んだ。
 
スイム男と熊男が腕を組み、満足げに周囲を歩き回る。
「ドMのくせに逃げやがって!
これからたっぷりお仕置きしてやるぜ。」
スイム男はそう言うなり、頬を往復で張った。
「うわぁ!」
恐怖に駆られ、大声で叫ぶ。
「うるせぇ!」
スイム男が大きく振りかぶり、ビンタする。
先程の倍の威力があった。
ケイスケは事の成り行きが予想外の方向に進み出し、狼狽える。
「ごめんなさい!」
謝罪の言葉を残し、ネットの外に逃げ出した。
 
「うるせぇ口をこれで塞ぐか。」
スイム男は自分の脱いだ競パンを拾うと、口に押し込む。
そしてタオルで猿轡をした。
「こいつバリガタを突っ込んでいるぜ。
ホンマもんのド変態だ。」
後ろに回り込んだ熊男が大声をあげた。
「マジかよ!
このガタイでド変態なんて、甚振り甲斐があんな。」
スイム男はそそり立つマラにたっぷりと唾を付け始める。
「おら!気張ってハリガタを出せ。
後が閊えてんだ。」
スイム男がスパンキングした。
『パシッ!』
音と共に汗が飛び散る。
その音に驚いた蝉が飛び立つ。
「ウグッ!」
痛さのあまり呻き声が漏れる。
「おら!もう一発!」
更にきついスパンキングが襲ってきた。
「早い内に出さねぇと、ケツが使いものにならないぜ。」
スイム男が冷淡に言う。
涙を浮かべ、必死に力む。
突っ立ったままなので、力みが括約筋に伝わらない。
それでも全身全霊を尻に集中した。
 
一番太い部分が出かかった。
「ぐおぉぉ!」
最大の気合いを込めて、踏ん張る。
『ポタッ。』
巨大なディルドが排出され、足元に落ちた。
「こんなでかいハリガタを突っ込んでいたのか!」
熊男はそれを拾い上げ、俺の大胸筋を叩く。
スイム男は後ろに回り込み、準備万端のマラを挿入し始める。
「何だ、このユルマンは!
おら、締めろ!」
両手で尻を叩いた。
「おう、悪いがよ、六尺をもう少し緩めてくれないか?
こいつが立ったままだと、刺激が少ねぇんだ。」
スイム男が熊男に声を掛ける。
「しょうがねぇな。」
熊男は幹に結んだ六尺を緩めた。
その瞬間、思い切り手を引く。
六尺は幹を離れ、地面の上に落ちた。
スイム男にタックルすると、駆け出す。
不意を突かれたスイム男は尻餅をつき、フェンスに後頭部をぶつけた。
「この野郎!ふざけやがって!」
起き上がったスイム男は顔を真っ赤にして追って来る。
しかし両手の縛られたままではスピードが上がらない。
引きずっている六尺の端を踏まれた。
つんのめり、派手に転んだ。
 
 
(つづく)
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

性的イジメ

ポコたん
BL
この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。 作品説明:いじめの性的部分を取り上げて現代風にアレンジして作成。 全二話 毎週日曜日正午にUPされます。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

消防士の義兄との秘密

熊次郎
BL
翔は5歳年上の義兄の大輔と急接近する。憧れの気持ちが欲望に塗れていく。たくらみが膨れ上がる。

水球部顧問の体育教師

熊次郎
BL
スポーツで有名な公明学園高等部。新人体育教師の谷口健太は水球部の顧問だ。水球部の生徒と先輩教師の間で、谷口は違う顔を見せる。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

支配された捜査員達はステージの上で恥辱ショーの開始を告げる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【 よくあるバイト 】完

霜月 雄之助
BL
若い時には 色んな稼ぎ方があった。 様々な男たちの物語。

プライド

東雲 乱丸
BL
「俺は屈しない! 」男子高校生が身体とプライドを蹂躙され調教されていく… ある日突然直之は男達に拉致され、強制的に肉体を弄ばれてしまう。 監禁されレイプによる肉体的苦痛と精神的陵辱を受ける続ける直之。 「ヤメてくれー! 」そう叫びながら必死に抵抗するも、肉体と精神の自由を奪われ、徐々に快楽に身を委ねてしまう。そして遂に―― この小説はR-18です。 18歳未満の方の閲覧は固くお断りいたします。 エロのみのポルノ作品です。 過激な生掘り中出しシーン等を含む暴力的な性表現がありますのでご注意下さい。 詳しくはタグを確認頂き、苦手要素が含まれる方はお避け下さい。 この小説はフィクションです。 登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 また皆様に於かれましては、性感染症防止の観点からもコンドームを着用し、セーファーセックスを心掛けましょう。

処理中です...